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文化庁「メタバースとNFT」活用を議論 バーチャル美少女ねむが助言とデータ提供、地に足の付いた政策提言へ

2022年5月4日、メタバース文化エバンジェリスト「バーチャル美少女ねむ」は文化庁文化審議会が文化経済に関する政策を議論する「第一期文化審議会 文化経済部会 基盤・制度ワーキンググループ」報告書において「メタバース」及び「NFT」について助言とデータ提供を行ったと発表した。メタバースもNFTも日本の優位性が活かせる分野だが、蔓延する誤解が先行したりメタバースとNFTが混同されて不毛な議論になりがちである。国がメタバースを「性別・容姿・立場から開放された新たな創作の場」と認識して、今後の政策に向けての地に足のついた政策提言を開始したのは大きな前進である。

■文化庁文化審議会「第一期文化審議会文化経済部会基盤・制度ワーキンググループ」

文化芸術の振興にかかる基盤・制度等について議論・検討する文化庁文化審議会の「第一期文化審議会文化経済部会基盤・制度ワーキンググループ」(以下、WG)が発足し、「新たなメディア・テクノロジーを巡る潮流への対応」としてメタバース・NFTなど最新技術への対応などが議論されている。

 

※報告書・政策提言・参考資料(※資料は2022年3月29日時点公開のもの):https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/bunka_keizai/seido_working/

■メタバースは「性別・容姿・立場から開放された新たな創作活動の場」更なる活用に向けた具体的な取組へ

「メタバース」について、バーチャル美少女ねむは生活実態調査や文化発信をしている立場から助言を行い、全世界のメタバースの住人1,200名の生活実態を調査した「ソーシャルVR国勢調査2021」のデータを提供した。

 

WG参考資料では「メタバース」を以下のように捉えている。

『いわゆるメタバースを含む仮想空間は、①物理制約を無視できる、②性別・容姿・社会的立場等から開放され、③国籍や言語の壁を超えやすく、④現実の創作活動とはルールの違う新たな創作活動の現場となっており、そうした場で活動するのは、比較的若い世代が多い(出所)左:「ソーシャルVR国勢調査2021 by Nem x Mila」(2021年10月)』

 

WG政策提言としては以下のように、メタバースに関して地に足のついた理解のもと、更なる活用にむけた具体的な取組を進める形となった。

仮想空間は、デジタル化が進む社会における新たな生活空間として確立する可能性があり、今後の文化芸術活動における主要な表現の場となることが見込まれる。既に「バーチャル日本博」等の取組を進めているが、我が国の豊富な文化芸術資源について、仮想空間ならではの付加価値やグローバル展開の可能性を意識しつつ、更なる活用に向けた具体的な取組を進めること。』

 

※参考『ソーシャルVR国勢調査2021』(バーチャル美少女ねむ&リュドミラ・ブレディキナ): https://note.com/nemchan_nel/n/ne0ebf797984c

■NFT:蔓延する誤解を「留意点」として認識。有効性と共に課題を明らかにする方向へ

「NFT」について、バーチャル美少女ねむは実際にNFTを発行しているアーティスト・ユーザーとしての立場から、主に蔓延する誤解から生じるリスクについて助言を行った。

 

WG参考資料では「NFTの留意点」として以下のようにしている。

『NFTによって紐付けられたデジタルコンテンツの活用にあたっては、様々な留意点が存在する。
NFTに関する留意点
1.デジタルコンテンツの"所有権"を実現するものではない
2.いわゆる"コンテンツ保護技術”ではない。
3.制作者の"著作権"を保護するものではない。
4.偽物を見抜き、"本物"を証明するものではない。
5.いわゆる"メタバース"の必須要件ではない。』

 

政策提言としては以下のように、しっかりと課題や留意点についても名言されることとなった。

『NFTは、世界で急激に活用が進む新たなメディア・テクノロジーであり、文化芸術振興の観点からも有益に活用することが可能。様々な留意点を踏まえつつ、我が国の豊富な文化芸術資源を活用した具体的な取組を進めること。
我が国文化芸術のグローバル展開やクリエイターが自らの作品を使って直接収入を得ることができる手段の一つとしても活用できる可能性があり、そうした観点から、NFTの有効性や課題等を明らかにすること。』

 

※参考となったねむのブログ記事「NFTの所有≠アートの所有 今話題の"NFTアート"とは?」: https://note.com/nemchan_nel/n/n14485904820f

■「左ききのエレン」「日本メタバース協会」NFTの誤情報問題

先日4月23日には、人気漫画「左ききのエレン」のNFTアートオークションの販促漫画で「NFTでデジタルアート作品自体が複製不可能になる」「NFTでデジタルアート作品自体が世界に一つのデジタルデータになる」といった、事実からかけ離れた説明となっており大きな問題となった。結果的に、指摘を行ったねむが漫画家の依頼を受けて監修を行い、現在では漫画の内容は訂正された。NFTアートは投機商品であるため、価格操作等の為にありもしない機能が吹聴されがちで、大手メディアによる誤報道も相次いでおり現在世界的に大きな社会問題になっている。

 

※左ききのエレンNFT漫画事件簿【NFTアートの正しい理解に向けて】: https://note.com/nemchan_nel/n/nb52c49e60920

 

また、2021年12月7日にはメタバースブームに便乗する形でNFTビジネスを行う仮想通貨交換事業者4社が「日本メタバース協会」を名乗って業界団体を設立し非難が集まるなどの事件も起こっている。NFTとメタバースは全く別の技術体系であり、NFTはメタバースの必須要素ではない。

 

※「日本メタバース協会」の違和感 “当事者不在”の団体が生まれる背景 - ITmedia NEWS - https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2112/10/news126.html

■メタバース文化エバンジェリスト「バーチャル美少女ねむ」

メタバース原住民にしてメタバース文化エバンジェリスト。「バーチャルでなりたい自分になる」をテーマに2017年から美少女アイドルとして活動している自称・世界最古の個人系VTuber(バーチャルYouTuber)。VRの未来を届けるHTC公式の初代「VIVEアンバサダー」にも任命されている。3月19日には自身の体験と数多くの住人へのインタビュー、そして「ソーシャルVR国勢調査2021」のデータを元にメタバース解説書『メタバース進化論』を技術評論社より出版した。

 

※技術評論社『メタバース進化論――仮想現実の荒野に芽吹く「解放」と「創造」の新世界 』:amzn.to/3ttybVX

■宣伝協力:VNOS/ブイノス

VNOS/ブイノスは「Vの者がVのまま社会参画できる未来」を目指す実践検証組織である。所属するバーチャルアーティストたちと実際の企業である株式会社ブイノスが連携しながら様々なプロジェクトを行っている。今回の「バーチャル美少女ねむ」のように、個人で活動すると連携してプレスリリースによる情報発信を行うのも、その実験のひとつである。
※公式サイト:https://vnos.info/



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企業情報

企業名 株式会社ブイノス
代表者名 安藤篤志
業種 エンタテインメント・音楽関連

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