『社会的養護のアフターケアのハンドブック』「Good Morning」でクラウドファンディング開始
アフターケア事業全国ネットワーク えんじゅ は、「社会的養護のアフターケア」の分野の具体的な相談内容や対応策などをまとめた書籍『えんじゅ アフターケアから、出会いへ』を作り、全国の支援機関や支援者へ届けるためのクラウドファンディングを、2022年2月18日(金)より「Good Morning」にて開始しました。
■アフターケア事業全国ネットワーク えんじゅとは
社会的養護のアフターケア事業を行っている団体の全国ネットワークとして2018年に設立。2022年2月現在 32団体が加盟。ホームページ: https://enjunet.org/
■プロジェクトについて
親や保護者と暮らせない子どもたちを、児童養護施設や里親家庭など公的な制度のもとで育てるのが「社会的養護」です。基本的には施設などにいられるのは18歳まで。そこから出た後の「アフターケア」ですが、頼れる家族の後ろ盾のない人たちが社会に出て遭遇する困難に、誰の力も借りずにひとりで対処するのはとても大変なことです。
私たちは2018年に社会的養護のアフターケア事業の全国団体として発足しましたが、支援の内容も事業所によって様々。社会的養護という児童福祉の制度の枠組みではおさまらない、医療、司法、教育、警察、地域……など、分野の垣根を越えて、その人に必要な支援をつないでいくことが求められます。正解がないからこその、支援現場での葛藤もあります。
今回、全国のえんじゅの仲間たちの協力のもと、アフターケアとはなんなのか、改めて私たちの活動を振り返り、困難な状況にある方たちと共にありながら、大切にしてきた営みや思い、そして日々寄せられる相談内容と活用できる制度・仕組みを、『えんじゅ アフターケアから、出会いへ』という書籍にまとめます。
また、この本を全国の社会的養護の支援機関にも届けたいと思っています。そのためのクラウドファンディングを行います。
社会的養護だけでなく、分野の垣根を越えて、女性や困窮者、障害者などの支援を行う方、学校や医療、司法の現場の方など、困っている人たちから相談を受ける機会のある方たちにも、ぜひ広く読まれてほしいと願っています。
■書籍『えんじゅ アフターケアから、出会いへ』の内容
Ⅰ「出会う」についての考察
・出会う (文筆家・エンパワメントセンター 森田ゆり)
・座談会「出会った責任」という言葉から始まる対話(NPO法人抱樸 奥田知志/他)
・私たちを縛るものはなにかーー社会的養護から自由になる(全国こども福祉センター 荒井和樹)
・「支援する/される」の概念を問い直す 全国こども福祉センターのアウトリーチ
・出会いのなかで生きてる (ゆずりは 高橋亜美)
・風景と共に在る(九州大学 田北雅裕)
Ⅱアフターケア 現状と課題 (安孫子健輔)
・ 厚労省に聞く これからのアフターケアはどうなる?
Ⅲ 寄せられる相談内容と、活用できる制度・仕組み
1. 住まい 2. 心理・精神的課題 3. 性の課題 4. 家族・子育て支援 5. 進学 6. 就職・就労 7. 経済的課題 8. 生活支援 9. 学習支援・学び直し 10. 病気 11. 戸籍 12. 保証人問題 13. 障害者福祉との連携 14. その他
Ⅳ えんじゅ団体紹介、コラム
表紙装画:堀川理万子
デザイン:UMA/design farm
自費出版 5,000部 四六判 約150ページ予定 ※非売品
■団体名「えんじゅ」に込めた思い
名称の「えんじゅ(槐樹)」とは、もともと薬木として利用され、公害にも強いため日本全国で街路樹として育っている樹木です。全国に育つえんじゅの木のように、アフターケア事業所が、困難を抱えた方々の止まり木、宿り木となり、えんじゅの道を全国につなげ、広げていきたいと願っています。
■プロジェクト概要
プロジェクト名:「社会的養護のアフターケア」のハンドブックを作り、全国の支援者と分かち合いたい!
期間:2022年2月18日(金)~3月27日(日)
URL:https://camp-fire.jp/projects/view/549844
目標金額:3,000,000円
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企業情報
| 企業名 | アフターケア事業全国ネットワークえんじゅ |
|---|---|
| 代表者名 | 高橋亜美 |
| 業種 | その他サービス |








