新潟の規格外農産物を活かす農×福×食の循環をコロナ禍でも止めないために『新潟のおいしい循環ラボ』をC's kitchenが新たに開設

旅行・観光・地域情報

新潟市で契約農家より直接仕入れる規格外農産品を、福祉事業所の就労支援を活かし加工品作りに取り組むC’s kitchen(シーズキッチン新潟市東区松島3-1-3・代表佐藤千裕)では、コロナ禍を受けてストップしてしまった循環のサイクルを止めないために、農産物の一次加工キッチン『新潟のおいしい循環ラボ』(新潟市中央区上所中3-12-24)を新たに開設しました。福祉事業所の利用者さんも施設外就労として来所して一緒に加工作業ができる小さなキッチンで、旬の素材がおいしく生まれ変わります。2022年2月22日(火)には内覧会を行います。

『新潟のおいしい循環ラボ』開設

これまでも、農家さんから直接仕入れた規格外農産物を福祉事業所と協力して一次加工し、さらに手を加えてタルトやかき氷シロップなどに仕上げ、東区のアトリエ店舗・ウェブショップ・キッチンカー(旧DAIDOCO青果氷店)などで販売してきました。

しかし、長引くコロナ禍の影響でイベントの中止や会食の機会減少の中、飲食業だけでなく農家や業者からの仕入や福祉施設への仕事の委託など様々なことがストップしてしまいました。ここまでつなげてきた新潟の農×福×食の循環のサイクルを今後も回していくために、新たな取り組みをスタートさせる決意をしました。

新規事業「新潟素材のおしるこ」

旬の農産物を大切にいかす『新潟のおいしい循環ラボ』で加工した新潟素材のおしるこを、アトリエ併設の店舗『旬果甘味店ルコト』(新潟市東区松島 3−1−3)にて2/23(水)より提供開始します。より地域に根ざした取り組みで新潟の素材の加工品の生産性向上を図り、未来に持続可能なやさしくておいしい循環の社会の仕組みづくりを目指します。

＜提供メニュー　各600円(税込)＞

①さつまいものおしるこ　(べにはるか　西区神山　つよしファーム)

②黒豆のおしるこ　　　　(黒豆　西区黒鳥　保苅農園産)

③雑穀とお米の栗ぜんざい(玄米宮尾農園・雑穀おおしま農縁)

＊4月～は冷製おしるこ(越後姫白玉・枝豆白玉などを予定)

＊冬季は旬素材が少ない時季のため、さつまいもは規格外品ですが、黒豆・雑穀や玄米などは、規格外品ではありません。

テイクアウト販売店舗『旬果甘味店ルコト』

C’s kitchen・rucotoアトリエ内　(新潟市東区松島3－1－3)　駐車場6台分有り

焼菓子・ジャム・お汁粉等のテイクアウト販売

このたびDAIDOCO青果氷店から『旬果甘味店ルコト』に店舗名を新たにし、取り組みを加速していきます。「おしるこ」から「かき氷」「シュトーレン」まで、年間を通じて新潟の旬のおいしさを味わっていただけるよう、様々な地域の社会課題を解決しながら、これからも取り組みを続けていきます。

旬果甘味店の「おしるこ」は素材を生かし、甘みはきび砂糖を使用。アレルギーに配慮し、卵・乳・小麦不使用。嚥下が難しい方には白玉や具材を無しにするなどの対応も可能です。原材料は、砂糖と豆乳以外はすべて新潟産。中心となる素材は顔の見える信頼できる生産者さんから仕入れをしています。

rucotoプロジェクトの背景

2018年にクラウドファンディングで沢山の方々の応援により動き出した、農業×福祉× 食がつながってつくるおいしい循環「rucoto」(ルコト)プロジェクト。フードロスや様々な社会課題解決につなげるプロジェクトとして、地域の方々と共に1歩ずつ歩んできました。つくルコト、たべルコト、つながルコト、いきルコト・・「rucoto」(ルコト)

▼プロジェクトの詳細はこちらから。

https://camp-fire.jp/projects/view/60914