点字モチーフ絵本を制作するクラウドファンディングのお知らせ

●点字の楽譜をモチーフにした絵本「ブレイルフレンドコンサート～虫愛ずる姫の話～」  
FANY クラウドファンディングにて2021年７月２６日より先行販売スタート

 

●ブレイルフレンドリープロジェクト（熊本県熊本市 / 代表加藤英理 ）はクラウドファンディングプラットフォーム「FANYクラウドファンディング」にて点字楽譜モチーフの絵本「ブレイルフレンドコンサート～虫愛ずる姫の話～」を2021年年７月26日より先行販売を開始しました。

 

●点字楽譜モチーフの絵本「ブレイルフレンドリープロジェクト～虫愛ずる姫の話～」について

「ブレイルフレンドコンサート」は、点字や点字楽譜をカラフルにアレンジしたアート作品「ブレイルフレンド」の作品集を兼ねた絵本です。目が見える見えない関係なく、どなたでも一緒に楽しむことができ、一般に馴染みのない点字や視覚障害について楽しみながら関心をもってもらうきっかけとなります。

 

●プロジェクト概要

プロジェクト名 ｜点字モチーフの絵本「ブレイルフレンドコンサート～虫愛ずる姫の話～」を作りたい

URL ｜https://cf.fany.lol/projects/2889

目標金額 ｜85万円

募集期日 ｜2021年7月26日（月）～９月24日（金）

 

●リターン内容

・点字と活版印刷のメッセージ入りポストカード1枚　1000円（税込・送料込）

・絵本「ブレイフレンドコンサート～虫愛ずる姫の話～」1冊　3300円（税込・送料込）

・絵本「ブレイフレンドコンサート～虫愛ずる姫の話～」５冊セット　10,000円（税込・送料込）

 

●ブレイルフレンドリープロジェクトについて

代表　加藤英理（熊本市在住）　

趣味の楽器で市民楽団に参加し、各地の病院・施設でボランティア演奏を行っています。

訪問先の一つである熊本県立盲学校での演奏がきっかけで、点字楽譜に出会い、当プロジェクトを立ち上げました。

 ■平成26年度くまもと創業チャレンジサポート事業　  ビジネスプラン・アイデアコンテスト優秀賞受賞

■平成29年　くまもとハンドメード大賞　熊日賞受賞

■令和3年1月　「熊本市アーティストスポット」登録アーティスト

https://www.braillefriend.com/

 

「自分らしさは気付いた回数」をテーマに、「その発想はなかった！」という発見や気付きのきっかけを作っています。

なんとなく見えてはいるけど、ちゃんと見ていないものに気が付くと、いつもの日常が驚きと発見にあふれます。

現在は、熊本県を拠点に作品展や点字体験ワークショップなどを各地で開催しています。

また、熊本地震や令和2年7月豪雨の復興支援として、チャリティー企画や被災地とコラボしたグッズ販売を行っています。

 

●絵本「ブレイルフレンドコンサート」を作るきっかけ

きっかけは、視覚障害者の女性からメッセージをいただいたことです。

「子供は目が見えるので、絵本の読み聞かせを『ママに読んでほしい』と言って聞かなかった。そこで、点字を勉強したり、ヘルパーさんが朗読したものを録音し暗記して、なんとか対応した。

けれど子供が成長するにつれて『メロンのロは四角(□)だね』など、視覚的なことを言われると分からなかった。

一生懸命子供が絵のことを話すのを、理解してあげられないことが、申し訳なくて悲しかった」

と、話してくださいました。

私は、子供と一緒に絵本が読めない悲しみがあることを初めて知りました。

彼女の悲しみにどれほど寄り添えるのか分かりませんが、前回制作した絵本では、どなたでも一緒に読めるよう、出来る限りの工夫をしました。

漢字にフリガナをつけたり、白黒反転(ロービジョンの方が見やすいよう)にしたり、ホームページに本文を載せて音声読み上げ機能に対応しています。 

●「ブレイルフレンドコンサート～虫愛ずる姫の話～」の内容

今回制作するのは、平安時代の古典「虫愛ずる姫」がモチーフで、多様性やものごとの本質を見極めることの大切さを問う内容です。

虫が好きな姫が、「女の子のくせに気味の悪い虫ばかり見て、みっともない」という周囲の声に惑わされず、自分の考えをもち、ものごとの本質を知ろうとします。

※今回の絵本制作にあたり、熊本県芸術文化振興会から助成をいただいています。