子ども食堂や子ども宅食に無料配布する性教育トイレットペーパーのクラウドファンディングを開始。配布先を募集します。トイレットペーパーで性教育をもっと身近に。

教育

子どもたちにとって性の危険があふれる日本。先進国の中でも群を抜いて性教育が遅れています。いかなる環境下の子どもでも性教育が受けられて、性暴力からカラダとココロを守ることのできる社会を目指す一般社団法人ソウレッジは、子ども食堂や子ども宅食を利用する家庭に性の知識を届けるためにクラウドファンディングを開始しました。性教育から遠いところにいる子どもたちに性の知識を届けたい。性教育トイレットペーパーの設置にご協力いただける子ども食堂・子ども宅食を募集いたします。

十分な性教育が受けられないまま、日々性犯罪の危険にさらされている子どもたちを守りたい。その思いから、一般社団法人ソウレッジ (代表:鶴田七瀬) では性教育トイレットペーパーを子ども食堂や子ども宅食を利用する家庭に無料で届けるクラウドファンディングを開始いたしました。

▼クラウドファンディングページ

https://camp-fire.jp/projects/view/312968

●性教育トイレットペーパーとは

性教育トイレットペーパーとは「子どもとその周囲の大人が性教育への最初の一歩を踏み出す」ためのトイレットペーパーです。体の仕組み、性的同意、性暴力、セクシュアリティについて分かりやすいイラストで学ぶことができます。

●背景

小学校6年生までに6人に1人の女子と17人に1人の男子が性虐待に遭っている（日本性科学情報センターの調査2007年度）というデータがある一方、子どもの性被害の相談件数は少なく、被害に遭ったほとんどの子どもは相談できていません。特に子どもの性被害の場合、その時には何がなんだか分からず、しばらく経ってから性被害に気づいて精神疾患になるケースもあります。仮に認識できたとしても「自分が悪かったのかも」「怒られるかもしれない」という不安感から、相談できない、相談しても適切なサポートに繋がれていないのが現状です。

そのような「子どもと周囲の大人の性知識不足による傷つき」をなくしたい。全国の子どもたちを支援している方々と一緒なら、それができると考えました。

各施設への導入にはコストという高いハードルがあります。そこで今回、食事面から家庭を支援している団体を通じて性教育トイレットペーパーを届けることにしました。

●子ども食堂・子ども宅食の関係者の皆様へ

性教育トイレットペーパーの設置にご協力いただける子ども食堂・子ども宅食事業を募集いたします。以下のフォームからお申し込みください。皆様のご参加をお待ちしております。

▼申し込みフォーム

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfI62psLF0_69zNmtQF0Ind64OOe2ulFs14TytjMZkzU8H-WA/viewform?vc=0&c=0&w=1

●目的

今回のクラウドファンディングを通じて多くの子ども食堂や子ども宅食の関係者の皆様にこの活動を知っていただき、より多くの子どもたちに性教育を身近に感じてもらいたいと思っております。

その先の大きな目的としては

1. 子どもたち自身が知識を得ること

2. 周りの大人たちが子どもたちと性の話をするための知識を得て、子どもたちに「性被害の話をするのが怖い、怒られるかも」と感じさせない環境をつくること

この２つがあります。