福井駅前の居酒屋52年めの挑戦!
福井県福井市福井駅前にある老舗の大衆居酒屋「味の王様」では、このたびのコロナショックによる廃業を回避すべく、初の試みである「CF」すなわちクラウドファンディングを行った。 https://camp-fire.jp/projects/view/258159
「味の王様」 は福井駅前で昔から愛されている小さな大衆居酒屋である。
早朝、板前の岩間さん(59)が福井中央卸売市場で目利きをした魚を自ら店に運び、仕込みをする。特別な下拵えと調理で、お客さまの手元に来る頃には魔法のような美味に仕立て上がっている。
二代目店主の松原さん(39)は、
夕方になるとその日のメニュー(○月○日のおすすめ)をプリントアウトし、各テーブルに配る。こだわりを訊くと「旬の食材をなるべく安く美味しく召し上がってもらえるよう」努力をしているという。
仕入値に比べ価格を抑えているので、気軽に美食を楽しむ店として県内外に長年のファンが多い「味の王様」。
親子三代で通う常連客もいる。
連日満席の「味の王様」に暗雲が忍び寄り始めたのは今年三月下旬。
それまでも消費税増税や長い正月休みからの外出控えの為に変調をきたしていたところへ、福井初のコロナ感染者発表にガクンと売り上げが落ち込んだ。
「飲食店は水商売だから」と地道に貯えてきたものはあるが、そこから客足はすっかり途絶えて売り上げが0の日もあった。
テイクアウトなどで踏ん張るも、徹底した感染の予防対策や従業員の心配に資金繰りの不安と、疲労困憊の日々。なによりもお客さまを感染させないようにと毎日心を砕いていた。
思いきって予約がすべてキャンセルされた時点でゴールデンウィーク明けまで休業することを決断した。
STAY homeを徹底してほしかった店主は板前を始め全従業員に4月分の給料100%と、休業手当を支払った。感染症拡大防止につとめることを、従業員みんなで誓い合い休業に入った。
しかし収入は0である。
悩んでいた店主は以前すすめられたクラウドファンディングに挑戦しようと考えた。
主なリターンはコロナが落ち着いた頃に飲食してもらえるような飲食チケットで、いま応援してくれる人が少しでも喜んでくれるようにと、平均の飲食代の50%オフを基準に設定されている。(2時間食べ飲み放題2,750円のリターンなどは驚愕である)
最初は個人店のちっぽけなプロジェクトに集まる人は少なかった。唯一の頼りはご近所にいるファンの方の口コミ。しかしSNSで拡散が始まると数十人の支援者が現れ、4日めにして目標額を達成出来たのである。
今はストレッチゴールを目指している松原さん。
「このタイミングで冷蔵庫が壊れたので、次のゴールまでがんばりたいです。けれど80人もの方のご厚意に、もう充分とも思っています。難しかったけれど達成させていただき感謝、感謝ですね。毎日ケータイを拝んでいます。本当に有難い。一刻も早くコロナが終息し、再び皆さまと乾杯できる日を望みます」
クラウドファンディングは5月3日(日)まで。店を訪れられない遠方の支援者には店主のオリジナルキャラクター「ディノガールズ」のグッズや、自分からも文字が読める「隠れロゴ」がプリントされた高級帆布前掛けなどもある。
【↓下記からご一読ください】
https://camp-fire.jp/projects/view/258159
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企業情報
| 企業名 | 味の王様 |
|---|---|
| 代表者名 | 松原 雪春 |
| 業種 | 外食・フードサービス |









