2030年までの目標訪日外国人数は6,000万人！高まるインバウンド需要に対応できる人材養成のため、旅行学科の専門学校生がインバウンドツアー実習を体験

教育

今回のインバウンドツアー実習では、学生各自が、自身が考案した旅行プランのプレゼンテーションを行い、投票でプランを決定しました。日本語学校の留学生17名が参加し、上賀茂神社などの観光地や京友禅体験の実施方法などを案内。ツアーのプランニングから運営、ガイドまでトータルに経験できる機会となりました。

「人の和の広がりを大きくし、もって人類の福祉増進に寄与する」を建学の精神とする学校法人大和（たいわ）学園（所在地：京都府京都市、理事長：田中誠二）が運営する京都ホテル観光ブライダル専門学校（2020年4月キャリエールホテル旅行専門学校より校名変更予定）（所在地：京都府京都市、校長：楠井秀和）は、2019年11月30日に、旅行学科２年生を対象にインバウンドツアー実習を実施しました。

▼　京都ホテル観光ブライダル専門学校（現：キャリエールホテル旅行専門学校）旅行学科｜公式サイト：https://www.kyoto-carriere.ac.jp/dpt_travel/

■2018年は前年比 8.7%増、過去最多3,119 万人もの外国人が訪日

訪日外国人の数は年々増加の一途をたどっており、2018 年には前年比 8.7%増の3,119 万人と過去最多を更新*。日本政府は、インバウンドの数を2020年に4,000万人、2030年までに6,000万人へと引き上げる目標を掲げており、今後ますます日本を訪れる外国人が増えることが予測されます。

高まるインバウンド需要を受けて、旅行・観光業界で活躍できる人材を育成する旅行学科は、訪日外国人の旅行について学ぶ機会を積極的に授業に取り入れています。今回のインバウンドツアー実習も、授業「インバウンドツアー研究」の実践編として実施しました。

*日本政府観光局調べ（PDF）：https://www.jnto.go.jp/jpn/statistics/since2003_visitor_arrivals.pdf

■ツアーのプランニングから運営、ガイドまでトータルに経験

今回の実習では、旅行学科２年生の学生一人ひとりが、自身が考案した旅行プランのプレゼンテーションを行い、投票でプランを決定しました。採用されたプランに沿って、学生がポスターや申込書、旅程表を作成。日本語学校の留学生に参加を呼びかけ、17名が参加しました。

当日巡ったのは、圓光寺→上賀茂神社→漢字ミュージアム→丸益西村屋（京友禅体験）のコース。集合場所での出迎えから、バスの座席案内、観光地の案内、京友禅体験の実施方法に至るまで、多岐にわたるガイドを学生がほぼマンツーマンで行いました。

実習前は、緊張している学生が多かったものの、開始後は授業で学んだ内容をしっかり活かした案内をすることができ、ツアーの企画や運営、ガイドまでトータルに経験できる貴重な機会となりました。今後も、将来の旅行・観光業界を背負い、旅の感動を広げるプロを養成するために、同様の実践的なツアーを実施してまいります。