LINE相談、学生利用者の3人に1人が「死にたい」も半数にポジティブな変化【Reme】

株式会社NOMAL(所在地:東京都中野区、代表取締役:松本祥太郎)は、18歳以下を対象にした、LINEでの無料相談サービス(以下、本サービス)の利用状況及びアンケート結果をお知らせします。また、教育関係者で構成された「虫めがねの会」と共催の勉強会(3/30@渋谷)のお申込み開始も合わせてお知らせいたします。

 

【Remeとは】

「Reme(リミー)」は、メンタルヘルスに関する幅広い相談を、専門家(臨床心理士・精神保健福祉士・看護師・保健師・産業カウンセラー・支援機関の職員など)に、インターネット上から匿名で相談できるサービスです。

公式サイト:https://reme-nomal.com/

 

 

【本サービスの背景】

Reme(リミー)では、2015年10月よりβ版相談サービスの運用を始め、18歳以下の中高生からの相談が多く寄せられました。相談者の大半は、実家で両親と同居し、毎日通学している一方、相談支援機関・先生・家族・友人に悩みを打ち明けられないという現実に直面し、Remeにたどり着いていました。この現実の背景にある問題として、支援者側における、潜在的な援助希求者の存在を発見・認知するためのケイパビリティが十分でない側面は否定できません。そこでRemeでは、18歳以下の方がより手軽に悩みを相談できるよう、2016年10月より、LINEを通じた相談サービスの無償提供を開始し、いじめや自殺の予防、メンタルヘルスリテラシーの向上に努めてまいりました。

 

 

【本サービスの概要】

期 間:2016年10月10日〜2017年11月30日

対象者:RemeのLINE公式アカウントを友だち追加した全国(海外を含む)の18歳以下の方

相談手段:LINEのテキストメッセージ

相談費用:無料

相談回数:月3回まで

相談体制:有償の相談員12名(看護師・キャリアコンサルタント・臨床心理士など)

 

 

【相談データから】

【相談人数】142人

【相談件数】333件

【性  別】女性79%、男性17%、その他4%

【年  齢】1位:17歳、2位:18歳、3位:15歳、4位:16歳、5位:14歳

【相談内容】1位:精神疾患、2位:家族関係、3位:希死念慮、4位:性格の悩み、5位:性・身体の悩み

【相談者の変化率(※)】51%

 

(※)ここでの相談者の変化率とは、カウンセラーからの回答に対する返信の中で、ポジティブな感情の変化を示したり、支援機関に行くといった意思表示があるなど、相談者にポジティブな変化があった割合を指します。

 

 

【アンケートデータから】

①カウンセラーからの回答の満足度

満足(58%)、まあまあ満足(27%)、どちらでもない(12%)、やや不満(3%)、不満(0%)

 

②同じような悩みを抱えている人に、Remeを知ってほしいと思いますか?

はい(72%)、どちらでもない(26%)、いいえ(2%)

 

 

▼「2017年Reme学生相談実態レポート」のダウンロードはこちら▼

https://business.form-mailer.jp/fms/d57353ee81933

 

・詳細な相談データ(相談が多かった曜日・時間帯・やり取り回数、文字数など)

・アンケート全結果(Remeを知ったきっかけ・通学状況・居住状況など)

・相談者からカウンセラーに対するフィードバック

・相談者の利用動機

などを無料でご覧いただけます。

 

 

【本サービスの成果】

①スマホを通じたテキストメッセージにおいて、「共感」「理解」「肯定」といった点でも相談者からの評価が高かった点

②返信スピード(相談から2,3日後)や相談回数(月3回まで)に対する苦情が皆無であり、相談構造として有用であった点

③相談以外のサービス(コラム・過去の相談一覧・セルフチェック)の利用率も高く、相談者からの評価も高かった点

④回答ガイドラインを設けたことなどから、ウェブ上での実務経験の有無に関わらず、相談者からの評価が高かった点

 

 

【本サービスの課題】

①より具体的な回答を作成する上で、悩みの背景や現在の生活環境など、相談を書き込む際に相談者に負荷がかかる点

②支援機関に繫がる必要のある相談者に対しても、あくまで情報提供となり、行動変容の促進に一定の限界がある点

 

 

【本サービスの展望】

2018年1月月間においても、広告宣伝活動を実施せず、既に全国84校(1月27日時点)に通う学生からの相談に無料で対応しております。今後、オンラインでの相談ニーズは、SNSという手段のみならず高まっていくと考えております。

 

そこでReme(リミー)では、いじめや自殺の予防的アプローチを強化する上で、以下5点に注力してまいります。

 

①潜在的な援助希求者へのリーチ

②ウェブを通じた相談品質の向上

③学校との情報連携(いじめ通報など)

④学校関係者に対するエンパワーメント

⑤自社アプリの開発

 

 

【勉強会のご案内】

Reme(リミー)では、「虫めがねの会(主宰 鈴木茂義)」(※)との共催で、下記の通り勉強会を開催いたします。

 

■メンタルヘルス×教育「子どもたちの悩みにどう向き合うか」

■日時:2018年3月30日(金)19:00〜21:00(開場18:30)

■場所:渋谷男女平等・ダイバーシティセンター〈アイリス〉

〒150-0031東京都渋谷区桜丘町23-21 (渋谷駅から徒歩5分) 

■定員:40名程度

■対象:学校関係者をはじめ、教育や子供に関わる仕事や活動をしている方

■費用:1000円 ※当日受付でお支払いください。 

 

勉強会当日は、【2017年Reme学生相談実態レポート】を中心に取り上げ、子どもたちに対する支援やコミュニケーションのあり方について、アイデアや意見などをシェアし合いたいと思います。

 

▼勉強会の詳しい内容・お申込みはこちら▼

https://business.form-mailer.jp/lp/5a736af481783

 

(※)「虫めがねの会」とは、多様性の教育を通じた社会的包摂(ソーシャルインクルージョン)の可能性について、考え学び合う会です。学校の先生、企業の方、NPO法人の方、子供に関わる仕事や活動をしている方、行政や議員の方、カウンセラーの方が参加しており、多方面の方々の出会いの場にもなっています。

 

「虫めがねの会」主宰プロフィール 

鈴木茂義(すずき・しげよし) 氏

公立小学校非常勤講師。東京都世田谷区男女共同参画センターらぷらす相談員。専門は特別支援教育、教育相談、教育カウンセリングなど。14年間の正規小学校教諭として勤務を経て現職。教育研究会や教育センターでの講師経験も多い。学校に勤務しながらLGBTや教育に関する講演活動を行い、性の多様性やより良い「生き方」「在り方」について参加者と共に考えている。 

 

 

▼2017年Reme学生相談実態レポートのダウンロードはこちら▼

https://business.form-mailer.jp/fms/d57353ee81933

 

・詳細な相談データ(相談が多かった曜日・時間帯・やり取り回数、文字数など)

・アンケート全結果(Remeを知ったきっかけ・通学状況・居住状況など)

・相談者からカウンセラーに対するフィードバック

・相談者の利用動機

などを無料でご覧いただけます。

 

 

【協力】

データ分析:ソーシャルベンチャー・パートナーズ東京(SVP東京)

イラスト:ますぶちみなこ

※LINEは、LINE株式会社の商標です。

 

【会社概要】

会社名 :株式会社NOMAL(ノーマル)

本社  :〒164-0001 東京都中野区中野5-24-18-505

代表者 :代表取締役 松本 祥太郎

設立  :2015年7月

事業内容:キャリアコンサルティング・採用コンサルティング・メンタルヘルスサービスなど

URL  :コーポレートサイト http://nomal.jp/  Reme(リミー)サイト:http://reme-nomal.com/

 

【本件に関するお問い合わせ先】

株式会社NOMAL

Reme運営責任者:近藤 雄太郎

Email:yutaro.kondo@nomal.jp

 

 



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企業情報

企業名 株式会社NOMAL
代表者名 松本 祥太郎
業種 ネットサービス

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