建設 x ITに取り組むコンコアーズが建設業特化のクラウド型AIエンジンを開発。2018年の実用化に向けてパートナー企業を対象としたβテストを開始

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　CONCORE’S株式会社（東京都渋谷区、代表取締役CEO : 中島貴春）は人工知能を活用した図面分析のクラウド型AIエンジン「アオズクラウド」（https://aoz.cloud）のβテストを開始する。βテストにはゼネコンをはじめとする、数社の建設業および関連企業が参加する。　アオズクラウドは２次元図面を画像データとして扱い、図面上に記載されている情報を読み取り、解釈することの出来る人工知能を搭載した分析エンジン。今後、実用化されることで2次元図面から3次元情報モデルへの変換や、積算業務における数量拾い、図面から検査表の作成など幅広い業務における自動化への応用が期待できる。 2018年に当社が提供するクラウドサービス「フォトラクション」との連携、およびβテストに参加するパートナー企業への技術提供を通じて、建設業におけるデータ活用を促進し産業に新たな価値を創造できるインフラ構築に挑戦する

　CONCORE’S株式会社（東京都渋谷区、代表取締役CEO : 中島貴春、以下当社）は人工知能を活用した図面分析のクラウド型AIエンジン「aoz cloud（以下、アオズクラウド）」（https://aoz.cloud）のβテストを開始する。βテストにはパートナー企業としてゼネコンをはじめとする、数社の建設業および関連企業が参加する。

　アオズクラウドは設計および施工時に使用されている２次元図面を画像データとして扱い、図面上に記載されている情報を読み取り、解釈することの出来る人工知能を搭載した分析エンジン。図面データは一般的には特殊なデータ形式で保管されているだけでなく、画像データとして扱った場合も解像度が大きくなりがちである。そのため人工知能を活用するにはデータの前処理が難しいとされているが、アオズクラウドでは独自技術を用いて前処理から実施できる技術基盤を開発した。今後、実用化されることで2次元図面から3次元情報モデルへの変換や、積算業務における数量拾い、図面から検査表の作成など幅広い業務における自動化への応用が期待できる。

　2018年に当社が提供するクラウドサービス「Photoruction（フォトラクション）」との連携、およびβテストに参加するパートナー企業への技術提供を通じて、建設業におけるデータ活用を促進し産業に新たな価値を創造できるインフラ構築に挑戦する。当社は人工知能の精度を向上させるため、引き続きβテストに参加するパートナー企業を募集する。

　なお、本技術の研究開発は一般財団法人日本建設情報総合センターの研究助成に採択されており、研究メンバーとして芝浦工業大学の志手一哉教授、工学院大学の石田航星助教授が参画している。

■開発の背景

建設業においてはBIM・CIMなど属性情報が付加された3次元情報モデルの活用が盛んになってきている。しかし属性情報の付加は多大なコストが掛かるため、情報モデルがない既存建物への活用がコスト面で大きな課題となっている。そこで2次元図面に記載されている情報を自動で抽出・判定する手法を確立することで、大幅なコスト削減および活用されずに眠っている既存図面の有効活用に繋げる。

■Photoruction（フォトラクション）とは

図面や写真など建設業における業務に必要な情報を管理できるクラウドサービス。データ整理や書類作成の自動化で建設業の生産性向上、およびデータ活用による経営課題の解決に貢献する。

■建設とAIについて

建設業は今後10年で100万人以上の就業者が離職するとみられ、人材不足は他産業と比較しても深刻である。そのため業務を人工知能で支援する需要は高く、EY総合研究所の調査によれば、建設分野における人工知能活用の市場は2030年までに国内だけでも6兆円に達すると見込まれている。

■会社概要

社名：CONCORE'S株式会社

所在地：東京都渋谷区鶯谷町15-10ロイヤルパレス渋谷302

代表者：中島貴春

事業内容：インターネットサービスの企画・開発・運用

資本金：1億1,100万円（資本準備金含む）

企業サイト：http://concores.co.jp

サービスサイト：