イクシア、LTEテストシステム『IxLoad-Wireless』用セルラーIoT向けソリューションを発表

米国カリフォルニア州カラバサス2017年8月28日 – ネットワークテスト/可視化/セキュリティソリューションの大手プロバイダーであるイクシア(本社:米カリフォルニア州カラバサス、NASDAQ: XXIA)は、高性能LTE(Long Term Evolution)テストソリューションIxLoad-WirelessのセルラーIoT向けソリューションを発表しました。

米国カリフォルニア州カラバサス2017年8月28日 – ネットワークテスト/可視化/セキュリティソリューションの大手プロバイダーであるイクシア(本社:米カリフォルニア州カラバサス、NASDAQ: XXIA)は、高性能LTE(Long Term Evolution)テストソリューションIxLoad-WirelessのセルラーIoT向けソリューションを発表しました。このソリューションは、セルラーIoT対応のMTC(Machine-Type Communication:eMTC)およびNB-IoT(Narrowband IoT)技術に対応しています。これらの技術は、3GPP(3rd Generation Partnership Project)により新たに定義されたもので、5Gの基盤になるIoTのコアとなる技術と期待されています。

セルラーIoTは、低消費電力広域通信接続に対応し、頻繁にはデータ伝送を行わないデバイスやアプリケーションにワイヤレス通信機能を提供します。今日では、IoTデバイスは数が少なく、LTEネットワークにほとんど影響を与えません。しかし、エリクソンのIoT予測によれば、2022年には広域IoTデバイスの70%がセルラー技術を利用し、2018年にはセルラーIoTデバイスの数が携帯電話を上回ります。

 

■5Gに備える

これに対応するため、現在、3GPPコンソーシアムは、5G向けに開発中の規格に対し、1平方キロメートルあたりデバイス100万台の接続密度を要求しています。5Gの準備が整うまで、LTE通信事業者は、既存の基地局をIoT接続に使用するためのソフトウェアアップグレードで、新しいセルラー利用の増大に対応する必要があります。

IxLoad-Wirelessは、ネットワーク機器メーカーや通信事業者がLTEコンポーネントとネットワークのパフォーマンスを総合的にテストできるよう、現実のネットワークに近いトラフィックを生成します。IxLoad-Wirelessは、S1-Liteなど複数のセルラーIoTインタフェースをサポートしています。S1-Liteは既存のS1-MMEインタフェースの修正版であり、制御プレーンにおけるメッセージの送信や制御、あるいはユーザープレーンにおけるユーザー間のデータ転送に使用されます。また、S11uは小さなデータ伝送に使用されます。これによりIxLoadは、ネットワークとIoTデバイス(UE)の両方をエミュレートし、個別のIoTネットワークノードまたはIoTエコシステム全体のテストを可能にします。

ラボ内でデバイスとネットワークのパフォーマンスを効果的に検証するには、テストトラフィックが現実のネットワークトラフィックを正確に疑似する必要があります。IxLoadは、ユーザー機器が所定の時間だけ休止し、バッテリを長持ちさせる省電力モードやeDRX(extended Discontinuous Reception)向けの信号やメッセージ送信など、IoTネットワークトラフィックの詳細をシミュレートすることで、現実に近いテスト環境を提供します。

テストパフォーマンスは、IoTデバイス密度を検証する上で極めて重要です。イクシアのソリューションは、ハードウェアプラットフォームと仮想テストプラットフォームの両方を提供することで、クラス最高のパフォーマンスを実現し、サービスプロバイダに必要な大規模試験にも対応します。

 

 

■MWC (Mobile World Congress) AmericasにてIxLoad-Wirelessをご覧ください

アメリカでは初の開催となるMWC (Mobile World Congress) Americasが9月12日~14日までサンフランシスコにあるモスコーニセンターにて催されます。このイベントでKeysight Technologiesは、Ixiaの新製品であるIxLoad-Wireless for Cellular IoTのほか、5G、Cellular IoT、LTE、WiFiのモバイルエコシステム全体について、正確なネットワーク設計を提供し、安全なネットワークを実現する、強力で柔軟な測定ソリューションを紹介します。ブースは、北ホール、スタンドは、N.1246です。

 

■lxiaについて

2017年4月よりKeysight Technologiesの一部となったイクシアは、企業、サービスプロバイダ、およびネットワーク機器メーカーに対して、ネットワークおよびクラウド環境を強化するためのテスト、可視化、およびセキュリティの各ソリューションを提供しています。イクシアは、開発、導入、運用を行うための信頼できる環境を企業に提供します。イクシアのソリューションにより、世界中の顧客が、Ixiaの製品を使用してデザインを検証し、パフォーマンスを最適化し、ネットワークとクラウド環境のセキュリティを強化しています。イクシアの詳細情報は、https://www.ixiacom.com/ja をご覧ください。

 

■Keysight Technologiesについて

Keysight Technologiesは、エンジニアリング、エンタープライズ、およびサービスプロバイダがネットワークを最適化し、電子製品をより迅速かつ低コストで市場に投入することを支援する大手テクノロジー企業です。Keysightのソリューションは、設計シミュレーションから、プロトタイプ検証、製造テスト、ネットワーク/クラウド環境の最適化まで、電子的信号の存在するすべての分野を対象としています。顧客は世界中の通信業界、航空宇宙/国防、自動車、エネルギー、半導体、および一般電子機器市場に亘ります。Keysightの2016会計年度の売上高は29億ドルでした。2017年4月、Keysightはネットワークテスト、可視化、およびセキュリティ大手のイクシアを買収しました。

Keysight Technologiesの詳細情報は、www.keysight.com をご覧ください。

Ixia、Ixiaのロゴ、Active SSL、SecureStack、およびVision ONEは、米国および他の司法管区におけるイクシアの商標または登録商標です。ここで使用しているその他すべての商標は、各所有企業に帰属します。



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企業情報

企業名 株式会社イクシア
代表者名 Bethany Mayer
業種 コンピュータ・通信機器

コラム

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