明日7/27神戸港出港！経済的困難など生きづらさを抱えた高校生を無料で海外へ全国初の取り組み「ワールドチャレンジ募金」8名の高校生をクルーズに送り出し

通信・定時制高校生の支援を行う認定NPO法人D×P（ディーピー)（本社：大阪市中央区/理事長：今井紀明）が主宰する寄付プログラム「ワールドチャレンジ募金」では、世界各地を巡る「地球一周の船旅」をプロデュースしてきた国際交流NGO「PEACE BOAT」が提供している「日韓ショートクルーズ」に、不登校/中退経験/経済的困窮などの「生きづらさ」を抱えた15-19歳の高校生を8名送り出す。

クルーズは、明日7月27日に神戸港を出港し、ウラジオストック・函館・釜山をめぐっ て8月7日に帰港する。

ワールドチャレンジ募金

http://www.dreampossibility.com/world-challenge-fund

認定NPO法人D×Pは、日本の通信・定時制高校の卒業生の約4割が進学も就職もしないまま卒業しているという現状に対し、これまで 2,500名を超える高校生に「社会関係資本」と 「成功体験」を届けるプログラムを届けてきた。 「ワールドチャレンジ募金」は経済的困難などの生きづらさを抱えた高校生が、無料※で海外渡航ができ、異文化や海外での様々な体験をすることが出来る貴重なプログラム。2017年3月にも同様に4名の高校生を送り出した。これまで生きてきた生活圏から飛び出す経験は、彼らにとって大きな自信と視点の広がりをもたらす挑戦になる。今春に同様のショートクルーズに参加した高校生は「いろんな生き方があることを知って、 これをきっかけに世界が広がった」と話す。

2017年5月にこの7月からの「日韓ショートクルーズ」への無料参加を希望する高校生を募ったところ、全国からの応募が殺到し、6名の定員に対し24名の応募があった。選抜も難航したが、定員を2枠増員し、8名の高校生の参加が決定した。

高校生の無料参加を可能としているのは、個人・企業からの寄付である。クルーズ参加費・国内旅費・海外旅行保険料などはご寄付頂いた資金を元に支払い、自分の力では海外に行くことのできない高校生を送り出している。全国各地から応募者がある人気のプログラムの為、今後更に参加者を増やしていく為にも、高校生を送り出すには約25万のご寄付が必要となる為、 「ワールドチャレンジ募金」に寄付をする「サポートクルー」を引き続き募集しつつ、他海外スタディーツアー等の協力先の拡充も視野に、本プログラムを充実させていく見込みだ。

APPENDIX-参考資料-

[過去参加した高校生の声]

※当時大阪府内の定時制高校に通っていた高校生

想像していた以上に、濃密であたたかな旅でした。さまざまなバックグラウンドを持った人たちとの出会いがあり、同じ船の中で行動を共にし、気持ちを共有して、一緒に考えることのできる仲間たちと巡り会うことができ たのは、大きな財産です。さまざまな生き方を見て、自分の将来を以前よりも具体的に考えることもできました。 そして、約1000人が乗った船の上で、毎日訪れる新しい人との出会いも新鮮でした。陸ではなく、船という一つの世界の中だったからこそ、築けたものもあるのではない かと思います。この日韓クルーズに乗って得た、たくさんの出会いや気づきたちは、私の身となり、そして大切な宝物です。なによりも、こんなにあたたかくて、優しくて、とても刺激的な8日間を過ごすことができたのは、支援してくださった方々のおかげです。世の中にはまだまだ、私の知らない世界がたくさんありました。

これからも新しいことにどんどんチャレンジして、豊かな気持ちで毎日を過ごしていきたいです。勇気を出して行動することが、その後の自分を作ってくれる。このような嬉しい連鎖がもっともっと広がっていくことを願って。支援してくださった方々に文面ではありますが、心から感謝します。本当にありがとうございます。忘れられない夏休みを過ごすことができました。

[日韓ショートクルーズ渡航日程]

■日時：2017年7月27日（木）～8月7日（月）／12日間

■主催：国際交流NGO PEACE BOAT

■概要：第10回となる日韓ショートクルーズ。神戸港から出発し、ウラジオストック（ロシア）、函館、境港、釜山（韓国）をめぐります。船内の日々も、寄港地プログラムも韓国の人々と共に過ごし、言葉、文化、歴史の違いを感じながら、12日間過ごす。

http://www.pbcruise.jp/peacegreen/2017/

[団体概要]

■団体名：認定NPO法人D×P（ディーピー）

■代表者名：理事長　今井紀明

■住所：540-0032　大阪市中央区天満橋京町1-27ファラン天満橋33号室

■設立日：2010年3月9日

■事業内容：通信・定時制高校の高校生の支援

■備考：D×Pは、代表の今井が2004年のイラク人質事件の当事者となり、バッシングを受けたあと対人恐怖症になるも、その後復帰。通信・定時制高校の生徒が抱える課題を知り、高校生が自分の将来に希望を持てるような支援をするために設立されたNPOです。高校生と社会人が対話するなかで、社会関係資本（人とのつながり）をつくるD×Pの独自授業「クレッシェンド」は、現在、大阪府内の定時制高校の4割以上に導入されているほか、大阪・京都・兵庫・和歌山・滋賀・札幌・東京にて活動を展開しています。