イーソルのマルチコアプロセッサ対応TRONベースソフトウェアプラットフォームが、鈴木楽器製作所のハモンドオルガン「XK-5」に採用

イーソル株式会社は、株式会社鈴木楽器製作所のハモンドオルガン「XK-5」に、イーソルのマルチコアプロセッサ対応リアルタイムOS「eT-Kernel Multi-Core Edition」をコアとするソフトウェアプラットフォームが採用されたことを発表します。61鍵それぞれのキーの押下具合を3段階でセンシングし、繊細かつ複雑な音源処理を可能にする『仮想マルチコンタクト鍵盤』の開発に貢献しました。マルチコアプロセッサの性能を最大限に引き出すeT-Kernel Multi-Core Editionにより、こうした大量のセンシングデータのリアルタイム処理に加え、XK-5の様々な機能の並列処理を実現しました。

2017年4月5日

報道関係者各位

 

イーソル株式会社

 

 

鈴木楽器製作所のハモンドオルガン「XK-5」に、イーソルのマルチコアプロセッサ対応TRONベースソフトウェアプラットフォームが採用

 

~繊細かつ複雑な音源処理を可能にする新開発の『仮想マルチコンタクト鍵盤』の実現に貢献~

 

ハモンドオルガン「XK-5」

 

イーソル株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:長谷川 勝敏、以下イーソル)は、株式会社鈴木楽器製作所のハモンドオルガン「XK-5」に、イーソルのマルチコアプロセッサ対応リアルタイムOS「eT-Kernel Multi-Core Edition」をコアとするソフトウェアプラットフォームが採用されたことを発表します。61鍵それぞれのキーの押下具合を3段階でセンシングし、繊細かつ複雑な音源処理を可能にする『仮想マルチコンタクト鍵盤』の開発に貢献しました。マルチコアプロセッサの性能を最大限に引き出すeT-Kernel Multi-Core Editionにより、こうした大量のセンシングデータのリアルタイム処理に加え、XK-5の様々な機能の並列処理を実現しました。

 

XK-5は、コンパクトながら、音色や演奏感、外観まで、ハモンドオルガンの代表的機種「B-3」を彷彿とさせるハイクオリティを実現したモデルです。新たに開発した仮想マルチコンタクト鍵盤によって、バスバーとリーフコンタクトが再現されています。これにより、オルガンプレイにとって重要な多列接点が起こす微細な反応の表現を可能にしました。ユーザが作成したデータは、USBメモリや内蔵のマス・ストレージに保存できます。PCとのMIDI送受信/オーディオ録音が可能なUSB-B端子を搭載しています。

 

XK-5に採用されたeT-Kernel Multi-Core Editionは、独自の「ブレンドスケジューリング」技術により、ひとつのシステム/OS上で、高いスループットを達成するSMPのメリットと、シングルコア向けソフト資産の再利用やリアルタイム性の保証を可能にするAMPのメリットの両方を実現できます。『仮想マルチコンタクト鍵盤』で実現した多列接点のリアルタイムな音源処理やUSBストリーミングなど、様々な機能特性に合わせて最適なスケジューリングモードを選択できます。eT-Kernel Multi-Core Editionに加え、FATファイルシステムとUSBデバイス側/ホスト側スタックが採用されています。ソフトウェア開発には、eT-Kernel Multi-Core Editionと緊密に統合され、複雑なマルチコアシステムのデバッグや解析を強力に支援する様々なツールを提供する「eBinder」が使われています。

 

 

▽ハモンドオルガン XK-5詳細: https://www.suzuki-music.co.jp/products/65891/

▽株式会社鈴木楽器製作所 ウェブサイト: https://www.suzuki-music.co.jp/

 

 

株式会社鈴木楽器製作所 開発部 技師長 冨江 正人様 のコメント

「XK-5の要件を満たすCPUとしてNXP社のi.MX 6 Quadを採用し、i.MX 6 Quadをサポートしているマルチコアプロセッサ対応リアルタイムOSの情報を収集して比較しました。イーソルのeT-Kernel Multi-Core Editionは多彩な実績があり信頼性が高いというイメージに加え、海外OSベンダに比べて価格がリーズナブルだったこと、サポートやドキュメントなどが日本語対応であることが採用の決め手でした。4つのスケジューリングモードから適切なモードを選択できたことで、優れたリアルタイム性と高いスループットを確保し、繊細で複雑な音源処理を実現できました。」

 

 

イーソル株式会社 常務取締役 上山 伸幸 のコメント

「前機種のXK-3cへのFATファイルシステムのご採用に続き、XK-5にeT-Kernel Multi-Core EditionをコアとするリアルタイムOSベースプラットフォームをご採用いただき大変光栄です。柔軟なスケジューリングが可能なeT-Kernel Multi-Core Editionにより、マルチコアプロセッサを効率的、効果的にご活用いただけたのではないかと考えております。イーソルは今後も、XK-5のような高性能なマルチコアシステムの効率的かつ高品質なソフトウェア開発を強力に支援していきます。」

 

 

<補足資料>

▽ eT-Kernel Multi-Core Edition詳細:http://www.esol.co.jp/embedded/et-kernel_multicore-edition.html

▽ イーソル ホームページ:http://www.esol.co.jp/

 

*記載された社名および製品名は各社の商標または登録商標です

 

■ 本リリースに関するお問い合わせ先

イーソル株式会社 マーケティング部

Tel : 03-5302-1360 / Fax : 03-5302-1361 e-mail : media@esol.co.jp

URL : http://www.esol.co.jp/



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企業情報

企業名 イーソル株式会社
代表者名 長谷川 勝敏
業種 コンピュータ・通信機器

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