ノーブラで過ごせるから、入院中のストレスを少しでも少なくして退院に向けた生活が送れるＴシャツ。

医療・健康

もともとは「スーツアクター」という限られた裏方要員用アイテムとして生まれた製品でしたが、インターネット生番組の視聴者の方から「ノーブラでいけるかな」という出演者の発言に、「乳がんの手術で、ストレスのたまりやすい入院生活の『パジャマから着替える』というちょっとした気分転換に、その機能性を活かした実用的なリラックスアウターアイテムとしても使えるのでは。」というご意見をいただきました。

親子向けのキャラクターショーを手掛ける、有限会社零夢（所在地：香川県綾歌郡綾町）

http://www.reimu.co.jp/では、

下着のラインを気にする現場の女性の声から生まれ、長期の検査入院を経験した女性の声から販売に至った、下着のラインが響きにくいTシャツ「美new viewTシャツ」を制作。

http://dragonman75.wix.com/benew-viewt

プリントTシャツ「美new viewＴ」シャツのプリントは、

キャラクターの女性スーツアクタースタッフから

「薄い生地のスーツは下着のラインが出やすくて気になる。普通のＴシャツだと輪郭が太くなるだけでラインはキッチリ出てきてしまう。」との話から、その解消アイテムとして始めたものです。

それゆえもともとは、スーツアクターという限られた裏方要員用のアイテムとして生まれた製品でしたが、色々なところから反応をいただき、思いもかけないところでの使い道や、その機能性の高さを活かした実用性のあるファッション展開のアイテムになっています。

２０１５年１２月９日生配信したインターネット番組でノーブラ派女性の、

「不意の宅配便の荷物の受け取りにも慌てなくてすむ。」と言う意見をご覧になった女性から

「乳がんの手術直後、胸に巻かれている胸帯が取れたら、しばらくはガーゼやテープで手術創部分が保護されています。そのガーゼやテープの上からつける手術直後に適した前開きブラジャーもあります。そして術後の管理がしやすいように、しばらくは当然前開きのパジャマの方が本人にもいいんです。

術後の翌日には、たいていの方が回復を早めるために、トイレに自分で歩いて行くようにすすめられるなど、できるだけ歩くよう指導されますが、病室での検診に備えてブラジャーをつけないでいることも多いんです。もちろん術後すぐＴシャツを着るのは無理ですが、ある程度落ち着いてきた頃なら、そんなブラジャーをつけないでいる時でも、このＴシャツだと周囲の目を気にせずに安心してリハビリできると思ったんです。」

また、

「放射線治療を受けていらっしゃる方の場合、照射位置を示す印を、胸や腋にマジックで書き込まれます。黒色のＴシャツだとマジックの色移りが目立たないので、わざわざ黒のＴシャツがあるのはそのためじゃないかとも思いました。」というご意見や乳房の「温存手術」をされた方から

「シリコンバッドや専用のブラジャーで左右の大きさを整えるのですが、これなら目立たなくてすみますね。」

とのご意見をいただきました。