新しい舗装性能指標(IRI:国際ラフネス指標)を用いた交通振動予測を可能にした。
振動規制法で定めた交通振動を路面調査から予測する手法を開発した。予測結果は、現地測定結果と略同等であった。
我々に身近な社会資本の一つの道路は高度成長期に建設された道路(トラフィック・アクセス機能)が、多く存在しその維持修繕時期が到来した。
また、道路は多目的に活用され、路面には、マンホール(上下水道・通信・電力・ガス等のライフラインメンテナンス口蓋)、橋のジョイント、各種工事跡の継ぎ目、老朽化・疲労破壊(クラック等)で不等沈下して出来た凹凸や大きな段差が多く出来て交通振動が発生し、建設の利便性向上の裏には沿道住民からの要請も増えてきた、従来の排ガス・騒音に加わり交通振動も交通公害と言える。
交通振動もかかわる振動規制法では、65dbL(10)以上(統一値ではない)になれば管理自治体に道路補修の要請できる限界と定まっている、または、交通公安に交通規制の要請が出来るとある。
現場技術者の話では、市民からの声に基づき現地調査を行なっても明確な振動発生場所・原因の特定に至らない時もあるようである。
そうした中、平成19年度に公開された新しい路面の平坦性性能指標:IRI:国際ラフネス指数を活用した路面調査推進活動を展開する有限会社安芸建工(広島市安佐南区毘沙門台1-1-40赤木泰社長)は、平成25年度の広島県発注の約1000Km路面調査を実施する中で、IRIによる路面調査から交通振動の予測可能性の知見を得た。
そこで、安芸建工・IRI推進技術顧問の福原敏彦(協力企業:サーフテクノ・ラボ代表:愛知県一宮市)はサーフテクノ・ラボ非常勤顧問の佐藤壽芳先生(東京大学名誉教授)の指導の下、一宮市内の既存の現地振動測定値(Web開示)がある道路(国道・県道・市道の6箇所)において、一宮市役所(道路課・環境保全課)の調整を経て、振動予測検証実験を行った。結果は既存実測値と高い相関を得た。(相関係数=0.98)(最大誤差25%以下)
また、この測定方法は、自動車の後タイヤ軸から前後に張り出し先端に測定子ローラーが付いたシンプルな測定機(IRIプロファイラ)を取付、振動予測対象地の周辺道路を通常走行するだけで可能な為、安価で早く、且つ測定者の安全面においても優れており、持続可能性や経済性・理論性に優れた調査方法で今後期待も大きいと想定している。
本技術の今後の活用計画に関しては、
1.本技術を介しての社会貢献
2.世界展開:IRI調査法による維持管理システムの普及
3.従来技術による維持管理システムの費用削減(経済的)
其の具体例を次に書く
先ずは、市民からの要請発生場所の調査と適切な補修計画(共同特許:特許第4691325号:共同権利者:亀山修一:北海道科学技術大学教授)の展開(適切な補修計画提案(費用対効果曲線の最良点採用))
ポイント:調査・解析・補修計画策定・をIRI技術活用で行なう。
また、全国展開に関して安芸建工は、今後,,この技術を広めるため,サーフテクノ・ラボ主導のもと,地域のコンサルタント・測量企業とジョイントした営業推進を行なう。
また住民環境に関しては芝総合開発住宅株式会社(名古屋市)の協力の基,安心して眠れる住宅候補地選びや現況住宅環境改善に向けた活用も計画中である。(たとえば:パソコンに向かい住宅候補地の住所を入力すると交通振動の影響を地盤状態からの影響度を表示・今現在住んでいる場所の沿道環境が表示される。等,)
これ等の開発した技術で社会貢献をめざす意気込みである。
以上。
参考事項:
1.有限会社安芸建工(広島市安佐南区毘沙門台1-1-40赤木泰社長)
TEL:0828305585
FAX:0828305595
2.サーフテクノ・ラボ(非常勤顧問:佐藤壽芳・代表:福原敏彦)
愛知県一宮市猿海道一丁目9-3
第三コーポモリタ401号
携帯:09010929289
fukuhara@surftechno.jp
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企業情報
企業名 | サーフテクノ・ラボ |
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代表者名 | 福原 敏彦 |
業種 | その他サービス |