サービス業や小売業の進出が目立つ中、前四半期比で47件増。

2015年4~6月期の日系企業の東南アジアへの進出動向を集計したレポートをまとめました。

 コンサルティングと調査の(株)プログレス アンド パートナーズ(本社東京)は、アジア地域への日系企業の進出動向を提供する自社調査サービス『経済ReleaseWatch@アジア進出企業版』(アジア地域へ進出を準備・検討している企業情報提供サービス、https://progressap.sakura.ne.jp/asadv/ )を運営するにあたり、収集した日次データーをもとに2015年度第1四半期の日系企業のASEAN諸国への設立・進出・提携活動集計報告のサマリーをリリースしました(※1。

 

調査項目

 2015年度第1四半期(2015/03/28~2015/06/26間の集計)の東南アジア各国への日系企業動向より、各国での企業動向で「法人の設立(※2」、「現地への進出(※3」、「現地企業との提携(※4」に関する件数を独自に集計しました。

 

該当国

 東南アジア9ヵ国(ブルネイは除く)。

 

全体結果

 前四半期(2015年04~06月)の3ヵ月間を対象とした、弊社の独自調査による集計の結果、日系企業の「法人設立」「進出」「提携」と判断できる活動の合計が、ASEAN9ヶ国合計で369件と前四半期より47件多い結果となりました。

 国別の集計では、タイが78件でトップ(以下、ベトナムとインドネシアが67件、シンガポール43件、マレーシア41件、ミャンマーとフィリピンが28件、カンボジア13件、ラオス4件と続く)でした。1位だったタイは、「法人の設立」がトップ、進出ではタイとベトナムが同数トップ、提携ではベトナムがトップとなりました。また、タイ・ベトナム・インドネシアの上位3ヵ国の累計件数が全体の57.4%と前四半期とほぼ同等の比率となっています。

 サービス業やIT企業の進出が目立つ中、動向件数は前期第4四半期より増加傾向となっています。ASEAN主要国での経済指標は自動車販売台数やGDP成長率も一時期と比べ低調気味に推移していることが気になりますが、今後の製造業の進出がどのように推移するのかが注目されます。

 

※1 弊社の提供商品「経済ReleaseWatch」を月次で集計・再構成した内容。当該事案発生日ではなく、情報を入手した日をもとに掲載。

※2 「設立」対象国に対し、新規に法人・駐在員事務所等を開設した件数。

※3 「進出」『設立』以外で、対象国に対し販売・開発・製造等の新たな活動をおこなった件数。

※4 「提携」現地企業と業務提携等をおこなった件数。

 

 当レポートは弊社Webサイト

https://progressap.sakura.ne.jp/rwatch/pdf/papRnewJ201506.pdf

に掲載しています。

 こちらには、業種別の集計も掲載しております。



企業情報

企業名 株式会社プログレス アンド パートナーズ
代表者名 桑野尚司
業種 その他サービス

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