米環境省、米国土安全保障省とバテルが共同で市街地での放射能汚染に対する除染技術を検証

バテルが運営するアイダホ国立研究所が開発した泡除染剤RAD RELEASEをはじめとする放射能汚染対策技術の市街地での効果を検証する試験が米環境省と米国土安全保障省のプロジェクトとしてバテル記念研究所にて実施されました。

バテルが運営するアイダホ国立研究所が開発した泡除染剤RAD RELEASEをはじめとする放射能汚染対策技術の市街地での効果を検証する試験が、米環境省と米国土安全保障省のプロジェクトとしてバテル記念研究所にて実施されました。

 

放射能汚染のような災害からコミュニティーを守るためには、除染から人命救助、環境保全など複数プロジェクトの同時進行が必要です。緊急事態に備える計画のために、バテルでは市街地での放射線汚染に包括的に対処するための技術を検証しました。

 

6月24日の試験では、地元の消防署の協力の元、消防車から泡除染剤RAD RELEASEをバテル記念研究所の最古の建造物と、除染対策作業車両に噴射し、その簡便な除染方法と高い効果が実証されました。

 

RAD RELEASEはその泡に含まれた化学物質の反応により放射能に汚染された基材を効果的に除染することができます。本技術は超ウラン元素を含むほぼ全ての放射性核種の除染に有効です。時間の経過とともに湿気などの水分によりイオン化され、コンクリートなどに浸透した放射性汚染物質を、毛細管、細穴、移動経路の全てから取り除くことができる除染プロセスとして開発されました。除染作業は泡状のRAD RELEASEを遠隔から吹付けて使用することができるため、高線量のあらゆる場所と構造物を除染対象とします。また、壁、天井、機材、梁、パイプや複雑な形状の除染にも有効なソリューションです。

 

本試験の結果によって、RAD RELEASEは原子力発電所の廃炉作業のみならず、市街地での除染作業にも有効なソリューションとしても有効であることが証明されました。

 

【RAD RELEASEに関する詳細】

http://www.battelle-japan.co.jp/ht_remove.html

 

【バテル記念研究所について】

バテル記念研究所は1929年に米オハイオ州で設立された世界最大規模の非営利研究機関です。設立以来、アメリカのエネルギー政策、環境政策、ホームランドセキュリティーなど、さまざまな分野で研究開発を行い、ゼロックスコピー機の事業化、コンパクトディスクやバーコード開発などの成果を上げてきました。

所在地 : 505 King Avenue, Columbus, OH 43201

代表者 : 代表取締役兼CEO Jeffrey Wadsworth

設立  : 1929年

URL  : http://battelle.org/

事業内容: 研究所の運営管理、エネルギー・環境・医療・ナショナルセエキュリティ分野などの受託研究開発

 

【バテルジャパン株式会社について】

バテルジャパン株式会社は、1970年より共同で新技術の研究開発や技術開発支援などを3,000件以上行ってきたバテル記念研究所と三菱商事株式会社との合弁会社として2006年に設立されました。「最先端の科学技術から、明日のビジネスイノベーションへ」をスローガンに、バテル記念研究所の研究者たちとの連携を通して日本およびアジアの官公庁や企業に科学技術とビジネス戦略の融合、世界をつなぐマーケット・デベロップメント、シーズ育成支援サービスを提供しています。

所在地:東京都千代田区内幸町2-2-2 富国生命ビル17F

代表者:代表取締役 ジェラルド・ハネ

設立:2006年2月

資本金:1億円

URL:http://www.battelle-japan.co.jp

事業内容: 受託研究開発、技術開発に基づいた事業化・技術戦略提案、海外動向調査

 



企業情報

企業名 バテルジャパン株式会社
代表者名 ジェラルド・ハネ
業種 その他非製造業

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