第1回救命救急・日米シミュレーション医学教育合同シンポジウムを2007年6月27日(水)から30日(土)の日程で開催

医学・医療教育、医療者養成に活用できる医学教育技法・テクノロジーを広く紹介すると同時に、医療者養成におけるシミュレーション学習の役割を確認し、さらにその要となる指導者(インストラクター)養成カリキュラムを策定する予定

第1回救命救急・日米シミュレーション医学教育合同シンポジウムを2007年6月27日から30日の日程で開催させていただくにあたり、ご挨拶申し上げます。
 20世紀の医療は医科学の著しい進歩を背景に高度化・専門化への道を探求し大きな成果をあげてきました。その一方で医療におけるヒューマンエラー対策、エビデンスに基づく標準的医療、複雑な医療タスクのプロセス管理、そしてすべての医療者が根源的医療である救急医療の基本スキルを身につける必要性が広く認識されるようになりました。
 このような社会的要請に応え、新しい医療安全文化を身につけ質の高いチーム医療を実践できる医療者を養成するシステム(medical instructional systemとして提唱します)を構築することは、医学・医療の領域に身をおく私たちに課せられた共通課題だといえます。
 この課題を解決する第1歩は、ハイリスクで複雑な医療タスクを遂行する医療者(医師、歯科医師、看護師、救急救命士など)のパフォーマンスを向上することだと考えます。そのためには種々のテクノロジーを活用した「シミュレーション医学・医療教育」(simulation-based medical education/learning)を学生教育・卒後臨床研修そして生涯学習の一環として取り入れることが必要となります。
 今回開催する第1回救命救急・日米シミュレーション医学教育合同シンポジウムでは、医学・医療教育、医療者養成に活用できる医学教育技法・テクノロジーを広く紹介すると同時に、医療者養成におけるシミュレーション学習の役割を確認し、さらにその要となる指導者(インストラクター)養成カリキュラムを策定する予定です。
開催概要
テーマ: 「シミュレーション医学教育で築く新しい医療安全文化」
-Medical Instructional Systemの構築に向けて-
会場: 国立国際医療センター(東京都新宿区戸山)
東京ドームホテル(東京都文京区後楽)
テルモ・プラネックスイースト(神奈川県足柄上郡中井町井ノ口)
会期: 2007年6月27日(水)−30日(土)
内容: 6月27日 シンポジウム(国際医療センター)
6月28日 プレゼンテーション、プレナリーセッション、シンポジウム、展示、
情報交換会(東京ドームホテル)
6月29日、30日 ワークショップ(テルモ・プラネックスイースト)
   29日情報交換会
プログラム
1. シンポジウム
? 「21世紀における医療教育のあり方」
Simulation-based medical learning as “Medical Education 2.0”
6月27日午後4時-午後6時:国際医療センター
司会:木村昭夫(国際医療センター)、Lawrence PA Burgess, MD(University of Hawaii John A Burns School of Medicine)
? 「プロフェッショナリズムとシミュレーション医学教育」
Simulation-based medical learning system as an infrastructure of
medical professionalism
6月28日午後4時-午後5時:東京ドームホテル「天空」
司会:石松伸一(聖路加国際病院)、Paul Phrampus, MD(University of
Pittsburgh Medical Center)
? 「シミュレーションインストラクターコースの標準化」
Validation of simulation instructor course
6月28日午後5時-午後6時:東京ドームホテル「天空」
司会: 池上敬一(獨協医科大学越谷病院)、Benjamin W Berg, MD(University of Hawaii John A Burns School of Medicine, SimTiki Simulation Center)
2. プレゼンテーション
「21世紀のシミュレーションセンター」
6月28日午後12時30分-午後3時:東京ドームホテル「天空」
司会:中西成元(虎の門病院)、Paul Phrampus, MD (University of Pittsburgh Medical Center)、池上敬一(獨協医科大学越谷病院)
3. ワークショップ(すべてテルモ・プラネックスイーストにおいて)
? 「シミュレーションセンターディレクターコース」(Center Director Course)
6月29日午後2時−午後4時、6月30日午前9時−午後2時30分
定員20名(事前登録必要)
担当:Paul Phrampus, MD, SimTiki
? 「インストラクターコース」
6月29日午前10時−午後3時、6月30日午前9時−午後2時30分
定員20名(事前登録必要)
担当:SimClubインストラクタートレーナー
? 「患者急変対応コース」
1回目 6月29日午後2時−午後4時
2回目 6月30日午前9時−午前11時
3回目 6月30日午後12時30分−午後2時30分
定員 各回20名(事前登録必要)
担当:SimClubインストラクター
? 「院内救急チームコース」(Rapid Response Course)
1回目 6月29日午後2時−午後4時
2回目 6月30日午前9時−午前11時
3回目 6月30日午後12時30分−午後2時30分
定員 各回20名(事前登録必要)
担当:Benjamin W Berg, MD, SimTiki
? 「災害対応コース」(Disaster Course)
1回目 6月29日午後2時−午後4時
2回目 6月30日午前9時−午前11時
3回目 6月30日午後12時30分−午後2時30分
定員 各回20名(事前登録必要)
担当:Dale S Vincent, MD, David Yew, MD(AirMed Hawaii)、SimTiki
4. プレナリーセッション
「アナフィラキシーショック」(エピペン・エアウェイスコープ講習会、シミュレーションセッション)
6月28日午後12時30分-午後2時:東京ドームホテル「天空」
司会:高橋誠治(日本歯科大学)、石松伸一(聖路加国際病院)
5. 見学
テルモ・プラネックスイーストとワークショップのガイドツアー
6月29日午後2時-午後4時、30日午前9時-午後2時30分
1グループ10名、計3グループ
6. 展 示
6月28日午後12時30分-午後7時30分:東京ドームホテル「天空」
7. 情報交換会
6月28日午後6時−午後8時:東京ドームホテル「天空」
6月29日午後4時30分−午後6時30分:テルモ・プラネックスイースト
※プログラムは都合により変更になることがあります。
シンポジウムでの言語
Official languageは日本語ですが、外国からのゲストは英語でプレゼンテーションを行ないます。事務局では通訳を若干名、およびワークショップでは日本人のサポートを配置し便宜を図る予定です。

事前参加登録のご案内
本シンポジウムへの参加は原則として事前登録を必要としますが、インターネット上からの本登録は5月中旬に開始予定ですので、本登録開始に先行して参加仮受付を行います。ワークショップは定員制ですので、参加を希望される方は早めの仮受付をお済ませください。仮受付は以下の手順で行います。
・ 仮受付期間:5月7日(月)正午から5月20日(土)正午まで
・ 氏名、ご所属施設・部署名、職種、施設の住所・電話番号、参加希望パッケージの別を記載したメールを、daitakeuchister@gmail.com (cc:ikegamik@gmail.com)までお送りください。詳細は添付PDFをご覧下さい。
(お問合せ先、オフィスカワ?03−3498−2229武内までお願い致します)


 

企業情報

企業名 アークベル株式会社
代表者名 藤井誉
業種 未選択

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