「スラムプロジェクト~スラムから大学へ」グジャラティスクール第2期経営支援実施

インドを中心とした途上国・地域で「高等教育」を専門に支援する国際協力NPO、特定非営利活動法人Rainbow Children Japan (レインボーチルドレン)は、インドのスラムにあるグジャラティスクールに対する第2期経営支援(1-3月期)を、2015年1月29日(木)に実施しました。

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                  2015年1月29日(木)
報道関係各位
特定非営利活動法人 レインボーチルドレンジャパン

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「スラムプロジェクト~スラムから大学へ」グジャラティスクール第2期経営支援実施
- インドの首都デリー最大のスラムにあるグジャラティスクール校の経営再建を通じて、スラムの子どもたちへのIT教育・教師派遣・高等教育を目指して2014年10月に始動しました。 -
http://rainbowchildren.holy.jp/slum
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インドを中心とした途上国・地域で「高等教育」を専門に支援する国際協力NPO、特定非営利活動法人Rainbow Children Japan (以下、レインボーチルドレン)(所在地:奈良県生駒市小平尾町107-24、理事長:石川辰雄)は、インドのスラムにあるグジャラティスクールに対する第2期経営支援(1-3月期)を、2015年1月29日(木)に実施しました。

【実施金額】
2,000USドル(1-3月の最低必要運営資金/教師給与、給食費、光熱費)


■「スラムプロジェクト~スラムから大学へ」
http://rainbowchildren.holy.jp/slum


【背景】
2014年夏、13年に渡り支援を受けてきたベルギーのNGOからの支援中止通告を受け、グジャラティスクールは経営危機に陥りました。先生たちの給料の支払いは9月よりストップし、子どもたちの給食も10月より止まる予定で廃校寸前の状態でした。ちょうど5月に「スラム学校建設プロジェクト」において200万の建設資金をクラウドファンディングにて調達し、デリー近郊の別のスラムでの学校建設に着手していたレインボーチルドレンは、その知らせを受け学校建設を中止しグジャラティスクールの経営支援を通じて学校を引き継ぐことを決めました。

*グジャラティスクール
インド・デリーに約50ほどあるスラムの中でも最大規模の約2万人が暮らすスラムが地下鉄シャディプール駅近くにあります。そのスラム内にあるグジャラティスクールはネルー先生と奥様のジョセフィン先生のボランティアで、約600人の子どもたちが学んでいます。2階建ての簡素な学校は二つの教室しかなく、子どもたちは交代制で学んでいます。毎日学ぶことができないのですが、公立学校へ通えない子どもたちが元気に学んでいます。

*クラウドファンディング
2014年5月1日より40日間、国内最大のクラウドファンディングサイト「READY FOR?」にて150万の学校建設資金を募り、205万の資金獲得に成功しました。プロジェクトページ https://readyfor.jp/projects/slumschool


【問題意識】
新たな学校を建設する横で、13年続いた600名の子どもたちが学ぶ学校が廃校になる事実を見逃せませんでした。
世界中様々な地域で、NPO・NGO等の支援が途切れた後に廃墟になってしまう学校がある事実について問題視していました。子どもたちがいる限り学校は永続しないといけないと考えます。また、学校経営側も支援に100%頼るのではなく、自立経営できる道を一定期間のうちに構築する必要があると考えます。


【スラムプロジェクトの概要】
インドの首都デリー最大のスラムにあるグジャラティスクール校の経営再建を通じて、スラムの子どもたちへのIT教育・教師派遣・高等教育を目指して2014年10月に始動しました。

1.緊急運営支援
緊急対応としてまず3ヶ月(10-12月)の運営資金を支援し、最大6ヶ月で打ちきりとする(1-3月迄)。その期間をRainbow Children Schoolとする。それまでにグジャラティスクール自身が安定運営をできる方策を見出だすこと。外部からの支援に全てを頼る体制ではなく、自立体制を目指していくこと。レインボーチルドレンはそのためのサポートをしていく。(提案あり下記)

2.奨学金支援
レインボーチルドレンは高等教育を支援する団体です。グジャラティスクールの来年の12年卒業生に対して、大学進学の奨学金を2015年よりスタートする(来年の卒業生は7名)。全日制大学への進学は最低82%のインド統一試験結果が必要となるので、クリアすることが条件となる。初年度にもし対象者がいない場合のオプションとしては、ディプロマ対象の専門学校も検討する。

3.デリーの大学に通うチベット奨学生を先生として派遣
チベットプロジェクト(レインボーチルドレン奨学金)ですでに大学進学をサポートしているチベットの秀才学生たちを、グジャラティスクールへ週1回程度教師派遣することを検討する。現在の12年生の公立学校での勉強時間不足を補い、また大学進学の82%のスコアを獲得するための試験対策強化のため。その場合チベットの学生へアルバイト代報酬を支払う。

4.インターネット接続によるIT教育支援
グジャラティスクールのパソコンをネット接続する支援も検討する。スラムから外の世界に子どもたちをつなげ、将来の夢を創造する。またeラーニングの導入や、勉強におけるDVD学習や教材の動画ダウンロード、Skypeでの進学強化へも応用が可能。日本の学校や学生とオンラインで繋がることも可能。無線Wi-Fi設置に月千ルピー程度必要。

5.インド政府の給食無償提供について
給食に関してはインドでは申請すると国が無料で支援する仕組みがあり、申請するようサージャン氏(デリー支部長)から提案。そうなると運営経費は先生給与だけとなり運営がかなり楽になります。→国への申請案件であり現在未定

6.スラムツアーの立ち上げについて
世界へこのスラムの現状を知ってもらうことが支援につながり、子どもたちの教育支援へと形を変えるスラムツアーの対上げを計画しています。首都デリーで50ほどあるスラムの中でも最大級のスラムです。デリーはあらゆるインド旅行の玄関口であり滞在する場所ですので、日本からも諸外国からもアクセスに優れています。年2回のスタディツアーだけでなく日本からの希望者はいつでも見学することが可能となり、もちろん世界中から見学に訪れてもらうことを視野に入れています。運営主体はレインボーチルドレン、スラムツアーのコーディネートはデリー支部で設計していきます。見学ツアー参加費は、グジャラティスクールの運営資金や大学奨学金等に充当します。


【今後の展望】
グジャラティスクールの経営が安定すると、子どもたちが毎日一日学べるようになります。
より多くの子どもたちが公立の学校へ通うこともできるようになり、優秀な子どもたちは奨学金を得て4年制の大学もしくは専門学校へ進学することも可能になります。インドでの大学卒業は、企業への就職100%を意味します。それは、世襲される職業カーストの連鎖を断ち切ることでもあります。
レインボーチルドレンが目指す「高等教育の支援」へとつなげていきます。


【特定非営利活動法人 レインボーチルドレンジャパンについて】
本社:〒630-0226 奈良県生駒市小平尾町107-24
代表者:理事長 石川辰雄
設立:2013年4月4日
Tel:090-5462-1091
Email:info@rainbowchildren.holy.jp
URL:http://rainbowchildren.holy.jp/
事業内容:インドを中心とした途上国・地域で「高等教育」を専門に支援する国際協力NPO
第1プロジェクト:チベット難民対象の高等教育プログラム。現在30名がインドの大学で学んでいます。
第2プロジェクト:スラム対象の高等教育プログラム。経営支援から大学進学までのサポートを開始しました。

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企業情報

企業名 特定非営利活動法人レインボーチルドレンジャパン
代表者名 石川辰雄
業種 教育

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