イーソルのμITRON4.0仕様準拠RTOSベースのソフトウェアプラットフォームが、デンソーが開発した車両データロガー「CAN-Gateway ECU」に採用
イーソルは、デンソーが開発した車両データを記録するデータロガー「CAN-Gateway ECU」に、イーソルのμITRON4.0仕様準拠リアルタイムOSをベースとするソフトウェアプラットフォーム「PrKERNELv4 Platform」が採用されていることを発表します。
2014年11月13日
報道関係者各位
イーソル株式会社
国産スポーツカー向けにデンソーが開発した、車両データロガー「CAN-Gateway ECU」に、イーソルのμITRON4.0仕様準拠リアルタイムOSベースのソフトウェアプラットフォームが採用
イーソル株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:長谷川 勝敏、以下イーソル)は本日、株式会社デンソー(以下デンソー)が開発した、車速、エンジン回転数、車両位置情報などの車両データを記録するデータロガー「CAN-Gateway ECU」に、イーソルのμITRON4.0仕様準拠リアルタイムOSをベースとするソフトウェアプラットフォーム「PrKERNELv4 Platform」が採用されていることを発表します。PrKERNELv4プラットフォームは、PrKERNELv4をコアに、開発ツール、電源断対応機能を持つFATファイルシステムやUSBスタックを含む各種ミドルウェア、プロフェッショナルサービスで構成されています。PrKERNELv4プラットフォームの提供を通じ、走行時の車両データの記録時に求められる優れたリアルタイム性の確保と、信頼性の高いシステムの構築を可能にしました。
CAN-Gateway ECUは、サーキット走行時の車速、エンジン回転数、ステアリング舵角や、GPSから取得した位置情報などの車両データを記録するデータロガーです。CAN-Gateway ECU本体に記録されたデータはUSBメモリに転送でき、専用のゲーム機とソフトウェアを使用して、サーキットで実際に走行した様子をCG映像で再現することができます。CAN-Gateway ECUが対応している車種は、デンソーのWebサイトで確認できます。
CAN-Gateway ECUに採用されたのは、PrKERNELv4、開発ツール「eBinder」、USBホスト側スタック「PrUSB/Host」、FATファイルシステム「PrFILE2」と、PrFILE2のオプション製品で電源断対応機能を提供する「PrFILE2 FAT Safe」です。PrKERNELv4は、μITRON4.0スタンダードプロファイルに完全準拠したリアルタイムOSです。μITRON4.0スタンダードプロファイルで定義された機能に加え、さまざまな拡張機能や、実際のアプリケーション開発に便利な、カーネルオブジェクトの状態参照やシステムトレース機能など、PrKERNELv4独自の機能を搭載しています。CAN-Gateway ECUのソフトウェア開発には、PrKERNELv4と密に統合化されたeBinderが使われています。eBinderはリアルタイムOS向けのソフトウェア開発に特化した機能やツール群を提供しており、高品質なソフトウェアの効率的な開発に貢献します。さらに、PrFILE2 FAT Safeが提供する電源断発生時やメディア抜去時にファイルシステムが破壊された場合の復旧機能により、ファイルシステムの信頼性を確保できます。PrKERNELv4は、T-Engine標準のリアルタイムOSであるT-Kernelの拡張版「eT-Kernel」の環境依存部およびeBinderのBSPとの構成が共通化されているため、将来的にeT-Kernel、eBinderへの移行が容易にできます。
イーソルは現在、eT-KernelとeBinderの機能安全規格の第三者認証の取得に向けた取り組みを行っており、2014年第4四半期に自動車向け機能安全規格ISO26262における車載向け安全度水準(ASIL:Automotive SIL)Bでの認証を取得見込みです。機能安全規格対応のリアルタイムOSおよび開発ツールにより、機能安全規格への適合支援を行い、自動車向けソフトウェア開発における高い安全性の確保を強力にサポートします。
▽「CAN-Gateway ECU」詳細:http://www.denso.co.jp/ja/products/oem/info/cangwecu/index.html
▽株式会社デンソー ウェブサイト: http://www.denso.co.jp/ja/
▽イーソル製品ユーザ様事例: http://www.esol.co.jp/successstory/rtos_middleware.html
イーソル株式会社 執行役員 エンベデッドプロダクツ事業部長 上倉 洋明 のコメント
「リアルとバーチャルの世界の融合により、車の新しい楽しみ方を可能にするCAN-Gateway ECUに、PrKERNELv4プラットフォームをご採用いただけたことを大変嬉しく思います。多彩な採用実績が実証するPrKERNELv4の高いリアルタイム性と信頼性に加え、開発ツール、ファイルシステムおよびUSBスタックを統合化したプラットフォームとして提供することで、効率的なソフトウェア開発に貢献できたのではないかと考えています。」
<補足資料>
▽ PrKERNELv4詳細:http://www.esol.co.jp/embedded/prkernelv4.html
▽ イーソル ホームページ:http://www.esol.co.jp/
*eBinder、eParts、PrKERNEL、PrKERNELv4、PrFILE、PrCONNECT、PictDirectは、イーソル株式会社の登録商標です。
*eT-Kernel、PrUSBは、イーソル株式会社の商標です。
*TRON は"The Real-time Operating system Nucleus" の略称です。
*ITRON は "Industrial TRON" の略称です。
*μITRON は "Micro Industrial TRON" の略称です。
*TRON, ITRON, T-Engine, T-Kernel はコンピュータの仕様に対する名称であり、特定の商品ないしは商品群を指すものではありません。
*記載された社名および製品名は各社の商標または登録商標です。
報道関係者各位
イーソル株式会社
国産スポーツカー向けにデンソーが開発した、車両データロガー「CAN-Gateway ECU」に、イーソルのμITRON4.0仕様準拠リアルタイムOSベースのソフトウェアプラットフォームが採用
イーソル株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:長谷川 勝敏、以下イーソル)は本日、株式会社デンソー(以下デンソー)が開発した、車速、エンジン回転数、車両位置情報などの車両データを記録するデータロガー「CAN-Gateway ECU」に、イーソルのμITRON4.0仕様準拠リアルタイムOSをベースとするソフトウェアプラットフォーム「PrKERNELv4 Platform」が採用されていることを発表します。PrKERNELv4プラットフォームは、PrKERNELv4をコアに、開発ツール、電源断対応機能を持つFATファイルシステムやUSBスタックを含む各種ミドルウェア、プロフェッショナルサービスで構成されています。PrKERNELv4プラットフォームの提供を通じ、走行時の車両データの記録時に求められる優れたリアルタイム性の確保と、信頼性の高いシステムの構築を可能にしました。
CAN-Gateway ECUは、サーキット走行時の車速、エンジン回転数、ステアリング舵角や、GPSから取得した位置情報などの車両データを記録するデータロガーです。CAN-Gateway ECU本体に記録されたデータはUSBメモリに転送でき、専用のゲーム機とソフトウェアを使用して、サーキットで実際に走行した様子をCG映像で再現することができます。CAN-Gateway ECUが対応している車種は、デンソーのWebサイトで確認できます。
CAN-Gateway ECUに採用されたのは、PrKERNELv4、開発ツール「eBinder」、USBホスト側スタック「PrUSB/Host」、FATファイルシステム「PrFILE2」と、PrFILE2のオプション製品で電源断対応機能を提供する「PrFILE2 FAT Safe」です。PrKERNELv4は、μITRON4.0スタンダードプロファイルに完全準拠したリアルタイムOSです。μITRON4.0スタンダードプロファイルで定義された機能に加え、さまざまな拡張機能や、実際のアプリケーション開発に便利な、カーネルオブジェクトの状態参照やシステムトレース機能など、PrKERNELv4独自の機能を搭載しています。CAN-Gateway ECUのソフトウェア開発には、PrKERNELv4と密に統合化されたeBinderが使われています。eBinderはリアルタイムOS向けのソフトウェア開発に特化した機能やツール群を提供しており、高品質なソフトウェアの効率的な開発に貢献します。さらに、PrFILE2 FAT Safeが提供する電源断発生時やメディア抜去時にファイルシステムが破壊された場合の復旧機能により、ファイルシステムの信頼性を確保できます。PrKERNELv4は、T-Engine標準のリアルタイムOSであるT-Kernelの拡張版「eT-Kernel」の環境依存部およびeBinderのBSPとの構成が共通化されているため、将来的にeT-Kernel、eBinderへの移行が容易にできます。
イーソルは現在、eT-KernelとeBinderの機能安全規格の第三者認証の取得に向けた取り組みを行っており、2014年第4四半期に自動車向け機能安全規格ISO26262における車載向け安全度水準(ASIL:Automotive SIL)Bでの認証を取得見込みです。機能安全規格対応のリアルタイムOSおよび開発ツールにより、機能安全規格への適合支援を行い、自動車向けソフトウェア開発における高い安全性の確保を強力にサポートします。
▽「CAN-Gateway ECU」詳細:http://www.denso.co.jp/ja/products/oem/info/cangwecu/index.html
▽株式会社デンソー ウェブサイト: http://www.denso.co.jp/ja/
▽イーソル製品ユーザ様事例: http://www.esol.co.jp/successstory/rtos_middleware.html
イーソル株式会社 執行役員 エンベデッドプロダクツ事業部長 上倉 洋明 のコメント
「リアルとバーチャルの世界の融合により、車の新しい楽しみ方を可能にするCAN-Gateway ECUに、PrKERNELv4プラットフォームをご採用いただけたことを大変嬉しく思います。多彩な採用実績が実証するPrKERNELv4の高いリアルタイム性と信頼性に加え、開発ツール、ファイルシステムおよびUSBスタックを統合化したプラットフォームとして提供することで、効率的なソフトウェア開発に貢献できたのではないかと考えています。」
<補足資料>
▽ PrKERNELv4詳細:http://www.esol.co.jp/embedded/prkernelv4.html
▽ イーソル ホームページ:http://www.esol.co.jp/
*eBinder、eParts、PrKERNEL、PrKERNELv4、PrFILE、PrCONNECT、PictDirectは、イーソル株式会社の登録商標です。
*eT-Kernel、PrUSBは、イーソル株式会社の商標です。
*TRON は"The Real-time Operating system Nucleus" の略称です。
*ITRON は "Industrial TRON" の略称です。
*μITRON は "Micro Industrial TRON" の略称です。
*TRON, ITRON, T-Engine, T-Kernel はコンピュータの仕様に対する名称であり、特定の商品ないしは商品群を指すものではありません。
*記載された社名および製品名は各社の商標または登録商標です。
企業情報
企業名 | イーソル株式会社 |
---|---|
代表者名 | 長谷川 勝敏 |
業種 | コンピュータ・通信機器 |
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