東南アジアでの製造・電機セクターの進出案件数は、政情不安に関係なくタイが断トツ1位。

2014年2月期の日系製造・電機セクター企業の東南アジアへの進出動向を集計したレポートをまとめました。タイでの活発な活動が目立つひと月となりました。

 コンサルティングと調査の(株)プログレス・アンド・パートナーズ(本社東京)は、弊社提供商品である日系企業動向ニュースのキュレーションサービス『経済ReleaseWatch@ASEAN版』(http://www.progressap.com/economy/)を運営する際に、収集した日次データーの集計をもとに2014年2月度の日系企業の東南アジア諸国のニュースにおける業種セクター比率(当社分類)集計しレポートにまとめました(※1。

調査項目
 2014年2月期(2014/02/01~2104/02/28間の集計)の東南アジア各国への日系企業動向(ASEAN企業動向として収集した案件883件)より、各国での企業動向で製造・電機セクターのニュース(※2 に関する件数を独自に集計しました。

該当国
 ASEAN9ヶ国(ブルネイは除く)。

集計結果
 先月2月度の1ヶ月間を対象とした、弊社の独自調査による集計の結果、日系企業動向ニュースにおける製造・電機セクターの各国での活動は、合計67件となりました。
 国別では、タイが両セクター合計23件でトップ(以下、インドネシア14件、マレーシア8件、ベトナム6件、ミャンマー5件、シンガポール4件、ラオス1件と続く)でした。1位だったタイは、製造セクターのニュースが他国に比べ多く2位のインドネシアの倍の件数になりました。
 1位だったタイの製造セクターでの特徴は、2位のインドネシアと同様に自動車関連企業のニュースが特に目立ちました。自動車メーカー(本レポートの業種分類では自動車メーカーは輸送セクターに分類)による域内での活発な活動に対するサプライヤーとしての企業動向ニュースが多く見られました。
 3位のマレーシア以下に関しては、自動車関連サプライヤー企業の動向も見受けられるものの、その他の製造セクター関連企業が名を連ねました。
 シンガポールでの傾向は、製造ラインではなく販売拠点などに関する動向が目立ち、特に域内の統括拠点としてのニュースが目立ちました。
 昨今のミャンマーへの日系企業の取組みにより動向ニュースが数字的にも増える傾向にありまするが、メコン地域での立地で優位なカンボジアなどへの製造・電機セクターの動向ニュースが今後増加すると思われます。

※1
弊社の提供商品「経済ReleaseWatch」を月次で集計・再構成した内容。
※2
当該事案発生日ではなく、情報を入手した日をもとに掲載。
「設立」対象国に対し、新規に法人・駐在員事務所等を開設した件数。
「進出」『設立』以外で、対象国に対し販売・開発・製造等の新たな活動をおこなった件数。
「提携」現地企業と業務提携等をおこなった件数。

当レポートは弊社Webサイト
http://www.progressap.com/files/user/papRnewJ201402b.pdf
に掲載しています。

企業情報

企業名 株式会社プログレス アンド パートナーズ
代表者名 桑野尚司
業種 その他サービス

コラム

    株式会社プログレス アンド パートナーズの
    関連プレスリリース

    株式会社プログレス アンド パートナーズの
    関連プレスリリースをもっと見る

    • クリックして、タイトル・URLをコピーします
    • facebook
    • line
    • このエントリーをはてなブックマークに追加

    プレスリリース詳細検索

    キーワード

    配信日(期間)

    年  月  日 〜 年  月 

    カテゴリ

    業界(ジャンル)

    地域