過半数の学生がエントリーシートを提出断念した経験あり ＜ 2015年卒ブンナビ学生アンケート(2014年2月下旬実施)の調査結果を発表＞

株式会社文化放送キャリアパートナーズ（本社：東京都港区、社長：竹村勝彦）は、2015年卒業予定の学生を対象とした「2015年卒ブンナビ学生アンケート(2014年2月下旬実施)」の調査結果を発表しました。本調査は毎年卒業学年の前年9月から翌年6月まで毎月定期的（12月～5月は月2回）に実施し、職業観、就職活動状況、学生生活などを調査しています。
概要は以下の通りです。

【トピックス】
■[定点質問昨年比較]メーカー志望者は今年も減少
大手メーカーが業績回復する中でも、第一志望がメーカーの学生は減少していた。
昨年も減少していたが、むしろ減少幅は増した。

Q8.現在、第一志望の業界は？（択一）
・メーカー　24.9% (昨年比 -6.2p)
・商社　7.2% (+1.1p)
・流通　2.6% (-1.7p)
・金融　15.7% (+0.8p)
・マスコミ　8.5% (+0.1p)
・通信・情報　6.9% (-0.4p)
・サービス　18.5% (+2.9p)
・公務員　4.9%(+1.6p)
・絞り込めていない　10.8%(+1.7p)

メーカー志望者は24.9%、昨年の31.1%、一昨年の33.8%から減少している。
理系学生だけで見ると、50.0%と過半数がメーカー志望だが、昨年は54.1%、一昨年56.9%なので、理系学生もメーカー離れの傾向にあると言えるだろう。
ちなみに理系学生でもっとも増えたのが、「絞り込めていない」で昨年4.5%から10.5%と増加。文系は毎年絞り込めていない学生が10%強いるが、理系で10%を超えたのは初めて。

3月に入って、メーカー各社のベアアップなども報じられており、この流れが変わるのか、3月下旬以降の調査を確認したい。

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■過半数の学生がエントリーシートを提出断念した経験あり
エントリーシートを選考フローから無くして応募者を増やそうとしたり、逆にエントリーシートの項目を多くして志望度の高い学生に絞り込もうとしたり、企業側は応募者数の調整にエントリーシートを利用するが、実際に「エントリーシートを書けずに志望をあきらめた」学生はどの程度いるのか質問してみた。

Q24.志望度の高い企業でも、エントリーシートを書くのが「重い」と感じて、提出を断念した事はありますか？(択一)
・ある　全体53.5%　　文系52.5%/理系57.0%
・ない　全体46.5%　　文系47.5%/理系43.0%

文系、理系とも半数以上の学生が、志望度が高い企業でも、エントリーシートが原因で断念したことがある、との結果になった。
また、文系より理系の方が、エントリーシートが苦手な学生が多いようだ。

では、どのくらいの分量になると「重い」と感じるのか聞いてみた。
Q25.記入にどれくらいかかりそうだと、「重い」と感じますか？（択一）
・1時間未満でも　全体5.4%　　文系3.6%/理系11.6%
・数時間　全体15.4%　　文系16.8%/理系10.5%
・丸1日　全体21.3%　　文系21.8%/理系19.8%
・数日　全体31.6%　　文系32.7%/理系27.9%
・1週間程度　全体10.8%　　文系9.2%/理系16.3%
・1週間以上　全体6.7%　　文系7.6%/理系3.5%
・「重い」と感じることはない　全体2.3%　　文系2.6%/理系1.2%
・わからない　全体6.4%　　文系5.6%/理系9.3%

理系学生の場合、量に関係なく「重い」と感じる学生の割合が高いようだ。
記述式質問で、どのような設問に書くのを苦労したかも聞いたが、自己PRや志望動機など一般的な設問内容を答える学生が多かった。

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トピックスで触れた設問以外にも、今回調査では全40問を学生に質問しています。
調査結果をご覧になりたい方は、弊社ホームページより資料請求ください。
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【2015年卒ブンナビ学生アンケート(2014年2月下旬実施)調査概要】
調査対象：2015年春就職希望の「ブンナビ！」会員大学生・大学院生
調査期間：2014/2/17～2/25
調査方法：Webアンケート
有効回答数：389件