宮部みゆき時代小説オーディオブック新作「てんびんばかり」は女優・星野真里の声で！ 幼なじみ2人の運命は、危うく揺れ動く。まるで運命のてんびんのように――。

報道機関各位
プレスリリース

2014年2月26日
NHKサービスセンター

長屋で姉妹同然に育った、しっかり者のお吉と気弱な美少女・お美代。災害や流行り病で天涯孤独となった2人は、「将来、一緒に店を開こう」という約束を心の支えに、寄り添って生きてきた。
だがそんなある日、お美代に縁談が転がり込む。それは、門前町の老舗・大黒屋の後添いに入らないかという夢のような話だった。すっかり舞い上がったお美代は、お吉を置き去りにしてあっさりと嫁いでしまう。
その2年後、複雑な思いを消化できずにいたお吉は、長屋の差配からお美代の秘密を知らされて！？

現代を代表する作家の1人・宮部みゆきの短編時代小説集「堪忍箱」（新潮社）より、名作との呼び声が高い「てんびんばかり」をオーディオブック化。現代劇、時代劇を問わずさまざまな役柄を演じ分けることで定評のある女優・星野真里が、幼なじみの秘密を知ってしまったお吉の心を繊細に表現しました。

喜びも悲しみも共有し、安定したてんびんのようにつり合っていたはずが、突如上下してしまった2人の人生。お美代の秘密は、お吉の心を再びかき乱します。お吉の選ぶ道は？　そしてお美代の真意とは――。友情と嫉妬が交錯する物語をお楽しみください。

「てんびんばかり」
発 売 価 格：700円（税込）
時間：59分02秒
詳しくは以下のサイトをご参照ください。
http://www.nhk-sc.or.jp/haishin/info/info43.html

宮部みゆき（みやべ・みゆき）：
1960年、東京生まれ。’87年に「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。山本周五郎賞、直木賞、吉川英治文学賞など、さまざまな賞を次々と受賞。日本を代表する作家の1人。映画化、ドラマ化された作品も数多い。「火車」「理由」「模倣犯」「ペテロの葬列」といったミステリー作品のほか、「ぼんくら」「おそろし」「あんじゅう」「泣き童子」「桜ほうさら」など、時代小説も多数上梓している。
詳しくは以下のサイトをご参照ください。
http://www.osawa-office.co.jp/

星野真里（ほしの・まり）：
1981年7月27日生まれ、埼玉県出身。幼少期から子役として活躍、’95年、連続テレビ小説「春よ来い」（NHK）で本格的に女優デビュー。「3年B組金八先生」シリーズ（TBS系） に金八先生の娘・坂本乙女役で出演、話題を呼ぶ。以後、多数のドラマ、映画、舞台、CMで活躍。代表作にドラマ「新・星の金貨」（日本テレビ系）、「茂七の事件簿 ふしぎ草紙」シリーズ（NHK）、第27回ナント三大陸映画祭の主演女優賞を受賞した映画『さよならみどりちゃん』、舞台『サムシング・スイート』『ポテチ』など。近作に、ドラマ「花咲くあした」（NHK）がある。女優業のかたわら『星野真里の地味な生活』（朝日新聞出版）、『ちょっと大人の京都あるき』（東京書籍）などのエッセイも出版している。
詳しくは以下のサイトをご参照ください。
http://tortueinc.com/index.html