イーソル、スマートアグリ市場向けにクラウド技術を利用した環境データ管理システム「eSOL AGRInkシリーズ」を開発
イーソル株式会社は、スマートアグリ市場向けに「eSOL AGRInk(イーソル アグリンク)シリーズ」を開発・販売し、農業生産現場へのICT(情報通信技術)導入と生産性および競争力向上の支援を開始したことを発表します。
2014年2月6日
報道関係者各位
イーソル株式会社
イーソル、スマートアグリ市場向けにクラウド技術を利用した環境データ管理システム「eSOL AGRInkシリーズ」を開発
~ハンディターミナル開発で培った耐環境技術を駆使し、農業生産現場へのICT技術導入を支援~
イーソル株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:長谷川 勝敏、以下イーソル)は、スマートアグリ市場向けに「eSOL AGRInk(イーソル アグリンク)シリーズ」を開発・販売し、農業生産現場へのICT(情報通信技術)導入と生産性および競争力向上の支援を開始したことを発表します。その第一弾として、CO2コントローラ「AGRInk - CO2CON(アグリンク コニコン)」および農場監視システム「AGRInk - Server(アグリンク サーバ)」を販売します。屋内外の過酷な環境下でも利用されるこのeSOL AGRInkシリーズには、イーソルが長年にわたり冷凍倉庫向けハンディターミナルなどのハードウェア開発で培った耐環境技術が生かされています。今後イーソルは、生産管理システムや施設内設備の遠隔操作が可能な通信制御機器などのスマートアグリ市場向け製品の開発に加え、これらの技術を応用した気象データや放射線データ、施設などの監視システム開発も行っていく予定です。
近年、農業生産現場における環境計測と計測データの活用に対する需要が高まり、ICTの活用が加速化しています。生産現場では、温度・湿度などの環境データの自動収集や農産物の生育に適した環境維持、農作物の安定的な収穫が求められており、これらを容易に実現する手法としてスマートアグリが期待されています。さらに、複数のユーザによる収集データの管理・閲覧をリアルタイムで行えるシステムの必要性が増し、生産現場においてクラウド技術や「IoT(Internet of Things=モノのインターネット)」といったICTは、今後ますます重要になってきます。eSOL AGRInkシリーズは、ハードウェアとソフトウェアをトータルシステムとして提供し、ユーザのスマートアグリ導入を強力にサポートします。
AGRInk - CO2CONは、ビニールハウスなどの施設で使われる二酸化炭素(以下CO2)を発生させる炭酸ガス発生機の自動制御と、施設内のCO2濃度および温度の記録を1台で実現できるCO2コントローラです。CO2濃度の最適な状態維持と無駄なCO2生成の抑止により、さまざまな施設園芸栽培の生産性向上とコスト低減に貢献します。AGRInk - CO2CONは以下の特長を備えています。
●リレー出力を2系統備え、炭酸ガス発生機を2台同時に稼働させることが可能。また、1系統は炭酸ガス発生機に接続、もう1系統は循環扇に接続しCO2を効率的に循環させる運用にも対応。
●炭酸ガス発生機の稼働を停止させる温度を設定できるため、施設内の温度上昇により換気のために天窓等が開放された場合でも、無駄なCO2発生を抑えてコスト低減。
●ファンの採用により本体への効率的なCO2の取り込みおよび計測が可能で、施設内のCO2濃度に素早く反応し炭酸ガス発生機を最適な状態に制御。
●SDカード(別売)挿入により、15分間隔でCO2濃度およびハウス内の温度を記録。
AGRInk - Serverは、温度や湿度、日射量などの環境データを測定する装置と、クラウドサーバ上に蓄積されたデータの閲覧・分析などを管理するソフトウェアを統合化したシステムです。2014年第2四半期に販売開始を予定しています。イーソルはこれまで、-30℃の冷凍倉庫で使用できる完全結露対策・完全防水設計のハンディターミナル「eSOL Geminus(イーソル ジェミナス) PS-9020」など、耐環境に優れた製品を開発・販売し、食肉業界やアイス卸業界などの冷蔵・冷凍倉庫で多数採用されています。採用実績が実証する耐環境技術を、AGRInk - Serverの環境測定装置にも取り入れ、屋内外の過酷な環境下での長期間計測に耐え得る設計となっています。AGRInk - Serverの特長は以下です。
●環境測定装置は、水や埃、農薬、高温など屋内外の過酷な環境下での使用を想定した防水・防塵設計。電源はACアダプタ以外に、ソーラーパネルおよびバッテリを採用し、電源を引くことのできない屋外での稼働も実現。
●標準で内蔵されている温度、湿度、日射量測定センサー以外に、pH、EC、土壌水分センサーやIPカメラなどをオプションで取り付け可能。
●測定データは、Wi-Fiや3G通信回線を使用してクラウドサーバや遠隔地のサーバへの蓄積が可能。通信切断時に備え、環境測定装置本体のSDカード(別売)などメディアへのデータ保存ができ、測定データの欠落を最小限に抑制。
●環境測定装置のセンサー値を予め設定することで、接続した外部機器の電源ON/OFFやメールの自動送信が可能。
●測定データの閲覧・管理などができる、専用のデータ確認用ソフトウェア(ライト版)が標準付属。
イーソル株式会社 取締役 ロジスティクスエンジニアリング事業部長 山田 光信 のコメント
「いわゆる「アベノミクス」の日本経済成長戦略のひとつとして農産物の輸出増加の方針を国が打ち出すなど、農産物の生産量の増加と品質の確保が農業市場に求められています。一方で農業分野におけるコストダウンは避けて通ることができません。安定的かつ効率的な生産の確保には、さまざまな環境データの計測と計測データの有効活用が重要です。イーソルは、eSOL AGRInkシリーズの提供により、生産現場のスマートアグリ導入を低コストで実現できるよう貢献してまいります。」
<補足資料>
▽ eSOL Geminus PS-9020詳細:http://www.esol.co.jp/logistics/ps9020.html
▽ イーソル ホームページ:http://www.esol.co.jp/
*記載された社名および製品名は各社の商標または登録商標です
報道関係者各位
イーソル株式会社
イーソル、スマートアグリ市場向けにクラウド技術を利用した環境データ管理システム「eSOL AGRInkシリーズ」を開発
~ハンディターミナル開発で培った耐環境技術を駆使し、農業生産現場へのICT技術導入を支援~
イーソル株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:長谷川 勝敏、以下イーソル)は、スマートアグリ市場向けに「eSOL AGRInk(イーソル アグリンク)シリーズ」を開発・販売し、農業生産現場へのICT(情報通信技術)導入と生産性および競争力向上の支援を開始したことを発表します。その第一弾として、CO2コントローラ「AGRInk - CO2CON(アグリンク コニコン)」および農場監視システム「AGRInk - Server(アグリンク サーバ)」を販売します。屋内外の過酷な環境下でも利用されるこのeSOL AGRInkシリーズには、イーソルが長年にわたり冷凍倉庫向けハンディターミナルなどのハードウェア開発で培った耐環境技術が生かされています。今後イーソルは、生産管理システムや施設内設備の遠隔操作が可能な通信制御機器などのスマートアグリ市場向け製品の開発に加え、これらの技術を応用した気象データや放射線データ、施設などの監視システム開発も行っていく予定です。
近年、農業生産現場における環境計測と計測データの活用に対する需要が高まり、ICTの活用が加速化しています。生産現場では、温度・湿度などの環境データの自動収集や農産物の生育に適した環境維持、農作物の安定的な収穫が求められており、これらを容易に実現する手法としてスマートアグリが期待されています。さらに、複数のユーザによる収集データの管理・閲覧をリアルタイムで行えるシステムの必要性が増し、生産現場においてクラウド技術や「IoT(Internet of Things=モノのインターネット)」といったICTは、今後ますます重要になってきます。eSOL AGRInkシリーズは、ハードウェアとソフトウェアをトータルシステムとして提供し、ユーザのスマートアグリ導入を強力にサポートします。
AGRInk - CO2CONは、ビニールハウスなどの施設で使われる二酸化炭素(以下CO2)を発生させる炭酸ガス発生機の自動制御と、施設内のCO2濃度および温度の記録を1台で実現できるCO2コントローラです。CO2濃度の最適な状態維持と無駄なCO2生成の抑止により、さまざまな施設園芸栽培の生産性向上とコスト低減に貢献します。AGRInk - CO2CONは以下の特長を備えています。
●リレー出力を2系統備え、炭酸ガス発生機を2台同時に稼働させることが可能。また、1系統は炭酸ガス発生機に接続、もう1系統は循環扇に接続しCO2を効率的に循環させる運用にも対応。
●炭酸ガス発生機の稼働を停止させる温度を設定できるため、施設内の温度上昇により換気のために天窓等が開放された場合でも、無駄なCO2発生を抑えてコスト低減。
●ファンの採用により本体への効率的なCO2の取り込みおよび計測が可能で、施設内のCO2濃度に素早く反応し炭酸ガス発生機を最適な状態に制御。
●SDカード(別売)挿入により、15分間隔でCO2濃度およびハウス内の温度を記録。
AGRInk - Serverは、温度や湿度、日射量などの環境データを測定する装置と、クラウドサーバ上に蓄積されたデータの閲覧・分析などを管理するソフトウェアを統合化したシステムです。2014年第2四半期に販売開始を予定しています。イーソルはこれまで、-30℃の冷凍倉庫で使用できる完全結露対策・完全防水設計のハンディターミナル「eSOL Geminus(イーソル ジェミナス) PS-9020」など、耐環境に優れた製品を開発・販売し、食肉業界やアイス卸業界などの冷蔵・冷凍倉庫で多数採用されています。採用実績が実証する耐環境技術を、AGRInk - Serverの環境測定装置にも取り入れ、屋内外の過酷な環境下での長期間計測に耐え得る設計となっています。AGRInk - Serverの特長は以下です。
●環境測定装置は、水や埃、農薬、高温など屋内外の過酷な環境下での使用を想定した防水・防塵設計。電源はACアダプタ以外に、ソーラーパネルおよびバッテリを採用し、電源を引くことのできない屋外での稼働も実現。
●標準で内蔵されている温度、湿度、日射量測定センサー以外に、pH、EC、土壌水分センサーやIPカメラなどをオプションで取り付け可能。
●測定データは、Wi-Fiや3G通信回線を使用してクラウドサーバや遠隔地のサーバへの蓄積が可能。通信切断時に備え、環境測定装置本体のSDカード(別売)などメディアへのデータ保存ができ、測定データの欠落を最小限に抑制。
●環境測定装置のセンサー値を予め設定することで、接続した外部機器の電源ON/OFFやメールの自動送信が可能。
●測定データの閲覧・管理などができる、専用のデータ確認用ソフトウェア(ライト版)が標準付属。
イーソル株式会社 取締役 ロジスティクスエンジニアリング事業部長 山田 光信 のコメント
「いわゆる「アベノミクス」の日本経済成長戦略のひとつとして農産物の輸出増加の方針を国が打ち出すなど、農産物の生産量の増加と品質の確保が農業市場に求められています。一方で農業分野におけるコストダウンは避けて通ることができません。安定的かつ効率的な生産の確保には、さまざまな環境データの計測と計測データの有効活用が重要です。イーソルは、eSOL AGRInkシリーズの提供により、生産現場のスマートアグリ導入を低コストで実現できるよう貢献してまいります。」
<補足資料>
▽ eSOL Geminus PS-9020詳細:http://www.esol.co.jp/logistics/ps9020.html
▽ イーソル ホームページ:http://www.esol.co.jp/
*記載された社名および製品名は各社の商標または登録商標です
企業情報
企業名 | イーソル株式会社 |
---|---|
代表者名 | 長谷川 勝敏 |
業種 | コンピュータ・通信機器 |
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