エリスネットが、PartsWayのコンテンツ配信事業を継承

株式会社エリスネット(東京都港区、代表取締役社長:石井 利幸)と、PartsWay株式会社(東京都文京区、代表取締役社長:毛利 雅一)は、PartsWayのもつ一般電子部品のコンテンツ配信事業を、エリスネットが継承することに合意しました。

株式会社エリスネット(東京都港区、代表取締役社長:石井 利幸)と、PartsWay
株式会社(東京都文京区、代表取締役社長:毛利 雅一)は、PartsWayのもつ一
般電子部品のコンテンツ配信事業を、エリスネットが継承することに合意しま
した。これにより、エリスネットが持つ主として半導体コンテンツと、PartsWayの
持つ一般電子部品コンテンツが、JEITA(*)提唱のECALS(*)に準拠した標準辞書
で一元管理され、機器メーカ等に提供されることになります。
事業の継承時期は、2007年4月1日を予定しています。

■事業継承の背景
PartsWayは、5年間の活動をとおして、一般電子部品のECALS辞書整備とコンテ
ンツの収集、普及促進に努め、大きな成果を上げました。現在までに、コンテ
ンツ事業の流通システムを完成させ、当初の設立目的を十分に達成した為、
今後は、コンテンツ流通事業に過去17年に渡って積極的に取り組み、実績を
上げているエリスネットに事業を継承し、更なる発展の布石を打ちつつ、発展的に
解消することになりました。
エリスネットは、1990年から電子部品コンテンツの流通事業を行っており、半
導体、一般電子部品など164社、160万品種のデータベースを保有し、その流通
拡大を事業の中心として実施している企業です。

■PartsWay株式会社の事業内容
全世界で電子機器に塔載されている一般電子部品の割合は、日本メーカのシェ
アが60%に達しているものもありますが、これを使用する電子機器メーカは、
従来は標準辞書による分類体系が無く、部品管理に多大な労力を割いていまし
た。
ECALS辞書はこうした不便さを解消する標準としてJEITAが提唱し、一般電子部
品に関しては、PartsWayが辞書の維持拡大、コンテンツ収集・普及促進など標
準化の熟成と実用化へ貢献しており、世界に誇れる電子部品カタログ・データ
ベースを作ってきました。主な活動内容は、以下のとおりです。

(1)ECALS辞書の充実
JEITAと共に一般電子部品の標準化辞書に取り組み、IECでの実装辞書として
評価されるなど、国際辞書として認知度向上に貢献しております。

(2)ECALSコンテンツの拡充
品種の網羅性に取り組み、参加企業を増加させました。
<参加部品メーカ数>   <部品点数>
   73社         105万品種(2007年3月末計画)

(3)コンテンツの普及・配信促進
電機機器メーカを中心に、訪問・説明会を頻繁に実施し、ECALS利用価値の認知
度を高めました。韓国KEAとのコンテンツの相互流通を実現しました。

(4)環境コンテンツの作成
JEITAと共に標準化データベースに取り組み、部品に含まれる化学物質に関する
環境情報を作成・収集しています。

   <参加部品メーカ数>   <部品点数>
     26社           62万品種(2007年3月末計画)

■継承される事業
PartsWayの事業の内、ECALS標準記述のコンテンツ配信事業、すなわち上記の

(2)ECALSコンテンツの作成促進
(3)コンテンツの普及・配信促進
を継承します。

■継承事業分野でのエリスネットの事業活動実績
1990年の会社設立当初より、エリスネットが独自に定義した分類で国内外の半
導体・一般電子部品メーカのカタログ情報をデータベース化し、部品情報をご
利用になる多くの企業、学校、研究所、公的機関の方々に検索、閲覧されてき
ました。
一方エレクトロニクス業界では、部品技術情報の体系を標準化する活動が1994
年ごろより本格化し、エリスネットは積極的にこれに参加、JEITAの提唱する
ECALSを普及促進して参りました。
"電子部品情報検索サービス(ELISNET)"では、2002年4月に一般電子部品の
ECALS化を行い、半導体につきましても準備を進め、2004年6月から全てECALS分
類体系に移行致しました。
サービスの特徴としては、国内外約160社、約160万件の半導体・一般電子部品
等の製品データを数値や特性値にて各社を横断的に検索し、部品選定に関わる
時間短縮を実現できます。

  <検索メニュー>
  ・型名/シリーズ名検索
  ・部品カテゴリ検索
  ・類似品検索
  ・保守/廃止/生産中止品検索

■事業継承による効果
(1)半導体と一般電子部品の統合データベースが国内で初めて実現します
PartsWay(株)の保有する一般電子部品の情報105万件の内、当社にない約40
社、40万が加わり、この結果、国内の半導体、一般電子部品メーカのコンテン
ツは一部を除き、ほぼ網羅されます。

(2)利用者の利便性が向上します
半導体・一般電子部品のコンテンツを一括流通することにより、利用者の利便
性が画期的に向上します。これらの部品コンテンツは、電気機器メーカの部品
管理システム(PDM)に対して、非常に大きな利便性を提供するものと思われます。

(3)売上高増加が見込めます
直接的な売上の増加としては初年度、2千万円弱になる見込みです。他の事業への
間接的な影響は、2年目以降に現れると考えています。特に、SI事業、広告事業へ
好影響があるものと期待しています。


■コンテンツに対するエリスネットの方針
コンテンツ流通の拡大・促進は期待できるものの、インターネット社会におけ
る環境を考慮すると活用者からの直接収入面では、今後もあまり期待出来ない
と予測しています。しかしながら、コンテンツの増加・充実及び最新情報の維
持管理に対しては、今後もこれまでに増して積極的に取り組む方針です。

その理由は、次のとおりです。

(1)コンテンツの提供者、活用者の利便性を追及し、活発に利用されるように努力
することが当社の設立目的でもあり、企業ポリシーでもあります。

(2)コンテンツの増加により、活用者の増加→広告媒体としての魅力度UPにより
間接的な広告収入を期待します。

(3)取引企業数の増加により、弊社SI事業、EC事業への売上増を期待しています。
従いまして、コンテンツによる直接売り上げは、あまり期待できないものの、
当社全体の事業の安定性向上には寄与するものと期待しています。
こうした観点から、当社はコンテンツ増加に益々力を入れてまいります。
勿論、継承するコンテンツは大事にし、メンテナンスも怠りなく行ないます。

<取扱いコンテンツの計画>

          提供メーカ数  塔載品種数
2006年9月末日  164社   160万件
2007年4月1日  204社   200万件
2007年9月末日  220社   220万件


■今後の展開
(1)各工業界の技術標準にあわせた部品情報の拡充
(2)部品含有の化学物質に関する環境情報の整備など

■PartsWay株式会社について
ECALS辞書に基いたコンテンツの発信センタ、及びECALS辞書の標準化、拡充管
理を行う機関として、JEITA(社団法人 電子情報技術産業協会)の支援を得
て、電子部品メーカの出資により設立されました。PartsWayは、ECALSコンテン
ツ配信事業を主とする営利企業であると同時に、その収益を元にECALS辞書の拡充・
維持管理をJEITAと連携して推進していく公共性をもった法人です。
ECALS辞書の管理から、ECALSコンテンツの流通(作成、共同公開、配信事業等)まで、
ECALSコンテンツに関わる川上から川下まで一貫して取り組んでおり、トータルな
ノウハウに基づいた事業展開を行っています。(http://www.partsway.org/

■株式会社エリスネットについて
エリスネットは、半導体・電子部品総合情報データベース事業を中心とし、製
品の技術情報を提供する半導体・電子部品総合情報サイト「ELISNET」および、
半導体・電子部品の調達サイト「ELISshop」を運営。 また、データベース事業
でのノウハウを活用したECサイトや検索サイト、社内システム等の構築・運用
を支援するソリューション・サービス、エレクトロニクス業界に特化した広告
サービスを展開しております。
http://www.elisnet.co.jp

用語の解説
(*印のあるところは、PartsWay(株)のホームページより抜粋しました)

■JEITAとは? (*)
社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA: Japan Electronics and
Information Technology Industries Association)とは、電子機器、電子部品
の健全な生産、貿易及び消費の増進を図ることにより、電子情報技術産業の
総合的な発展に資し、我が国経済の発展と文化の興隆に寄与することを目的と
した業界団体です。

■ECALSとは? (*)
ECALSとはJEITAが推進する電子部品の電子商取引の標準化、実用化活動を指し
ます。その活動の一貫として、1996年より電子部品、半導体の 部品情報をコンピュ
−ター及びネットワーク上で取り扱う為の記述標準(ECALS辞書)をJEITAで策定し、
2000年初めに実用化にいたりました。ECALS辞書はISOやIECの規格を基本に拡張
したものであり、他の電子辞書との親和性を重視しています。
ECALSの推進、および運営はJEITA/ECセンター(*)が行っています。

■ECセンターとは?(*)
JEITA/ECセンターとは、EC推進体制の一元化による企業間ビジネスプロセス
全体の標準制定の加速化と国際発言力の拡大、実ビジネスを踏まえたEC諸標準
の体系的整備等を行っています。
      
【本件の連絡先】
株式会社エリスネット 営業部
〒105-0014 東京都港区芝2丁目28-8 芝2丁目ビル14階
TEL:03-5765-2081
FAX:03-5765-3329
URL:http://www.elisnet.co.jp

企業情報

企業名 株式会社エリスネット
代表者名 石井利幸
業種 未選択

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