【NPO法人シブヤ大学×西武渋谷店コラボ企画】Think College 授業「日本の雇用と絆をつなぐオパール毛糸」を開催!

NPO法人シブヤ大学(代表理事 左京泰明)は9月18日(水)、西武渋谷店にて、梅村マルティナ気仙沼FSアトリエ株式会社 代表取締役の梅村マルティナさんをお招きし、梅村さんが気仙沼で立ち上げたニットの会社を題材に、被災地支援と女性の雇用について考える授業を開催します。

東日本大震災の後、気仙沼にニットの会社を起業した女性がいます。
しかも、ドイツ人。
梅村マルティナさん。今回のThinkCollegeの先生です。

震災の頃、京都で暮らしていたマルティナさんに、
原発事故の直後、ニュースをみたドイツの友人たちから続々と連絡が入ります。
「日本にいるのは危ないからすぐに帰国しなさい」

確かに子どもの将来を考えるとドイツに戻ったほうが良いのかもしれない、と
帰国の話を子どもたちに相談してみたところ
「ドイツに行けば僕らは安全かもしれないけれど、
 友だちを捨てて自分たちだけがドイツに行っても幸せじゃない」と長男。
その時「私がいるべき場所は日本しかない」と気づかされたのだそうです。

日本に残ると決めてからは、現地の状況を見るたびに居ても立ってもいられなくなり
私には何ができるだろう?、被災された皆さんは何を求めてるだろう?、
そんなことばかりを考える日々。

ふと、自問してみました。
「自分が避難所で生活することになった場合、一番欲しいものは何だろう?」
、、、マルティナさんの頭に浮かんだのは"毛糸"だったそうです。

 指を動かすしあわせ。
 無心で編んでいる時、本当にしあわせです。
 つらい時、何もする気力が起こらない時、編むことでとても気が楽になります。
 避難所で生活されている方々の中にも、絶対にそう思う方がいるはず。

そう思い立ったマルティナさんは、知り合いの被災地支援NPOにお願いし、
避難所に自分が好きなドイツ製のオパールという毛糸と輪針、編み方の説明をセットにして送りました。
周囲には「いまの避難所には水や食料品、生活用品が必要なはずだ」と、反対する人もいたそうです。
確かに、多くの避難所では毛糸どころではなかったかもしれません。
しかし、気仙沼市唐桑町の小原木中学校避難所の皆さんから届いたのは、
「とても嬉しい。もっと送ってほしい」という連絡。

その後、何度も被災地を訪れる中で、
マルティナさんは「仮設住宅で暮らすみなさんに働く場所をつくれないか。」と考えるようになります。
子育て中の女性でも働きやすい仕事、若い女性にとって魅力的な仕事...。

震災から1年後の2012年3月、
気仙沼の地でニット製品を製造・販売する「梅村マルティナ気仙沼FSアトリエ株式会社」が誕生しました。
マルティナさん自身は、会社設立について右も左もわからない状態だったそうですが、
被災地支援を通してできた様々なご縁からトントン拍子に進展したそうです。
そして、会社設立時に3名のスタッフで始めたアトリエは徐々に増員を重ね、
ドイツの毛糸で編み上げた製品を、気仙沼から送り出しています。

被災地支援。女性の雇用。
自分が当事者だったらどうありたいか。を考え、実行に移してきたマルティナさん。
そのお話しを聴くことで、
困っている人たちへ自分ができることをどう形にするか、一緒に考えてみませんか。

【授業詳細】
授業名:【Think College】日本の雇用と絆をつなぐオパール毛糸
日時:2013年9月18日(水)19:00~20:30
会場:西武渋谷店 A館7階 サンイデー渋谷 教室スペース
住所:東京都渋谷区宇田川町21-1
定員:30名
授業料:無料
※授業後に懇親会を予定しています。
今回の先生の梅村マルティナさんも参加されますので、よろしければ、ぜひご参加ください。
会費:飲食代として2,000円程度の予定です。

【申し込み方法】
以下のWebページより 、9月2日(月)10時~9月9日(月)24時の期間中に抽選申込を実施します。
http://www.shibuya-univ.net/class/detail.php?id=902
※定員を上回る申し込みがあった場合は、抽選になります。
※抽選後、定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は、9月17日(火)24時まで先着順でお申込いただけます。

【講師の紹介】
梅村 マルティナ  梅村マルティナ気仙沼FSアトリエ株式会社 代表取締役 
1987年10月 医学研修生として来日。
1991年04月 京都大学大学院医学研究科入学。1995年3月博士課程修了。
1994年04月 関西ドイツ文化センター京都にてドイツ語講師。(~2010年3月)
1995年04月 京都外国語大学非常勤講師。(~現在)
2005年    TAFAによるアフガニスタン支援協力を開始。(~休止中)
2006年    京都知恩寺手づくり市に出店開始。編物教室を主催。(~現在)
2011年06月 気仙沼を初訪問。翌7月、「小原木タコちゃんプロジェクト」を立ち上げ。
2012年03月 梅村マルティナ気仙沼FSアトリエ株式会社を設立 (代表取締役 斎藤隆一)
2012年04月 京都市から気仙沼市に住民票移転。
2012年06月 KFSアトリエ(株) 代表取締役に就任。
■梅村マルティナ気仙沼FSアトリエ株式会社 http://www.kfsatelier.co.jp/

「シブヤ大学」とは、
渋谷エリアの地域資源を最大限に活かした生涯学習の場づくりを通して、
"自分の生活や人生"をそれぞれが楽しく豊かなものにしていくサポートと、
渋谷を舞台に小さくても新しい社会モデルの 構築を行うNPO法人です。
http://www.shibuya-univ.net/

企業情報

企業名 特定非営利活動法人シブヤ大学
代表者名 左京泰明
業種 その他サービス

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