フリースケールの「i.MX 6アプリケーション・プロセッサ」をT-Kernelソフトウェアプラットフォーム「eT-Kernel Platform」がサポート

イーソル株式会社は、T-Kernelベースソフトウェアプラットフォーム「eT-Kernel Platform」が、フリースケール・セミコンダクタの「i.MX 6シリーズ・アプリケーション・プロセッサ」をサポートしたことを発表します。

2013年4月25日
報道関係者各位

イーソル株式会社


フリースケールの「i.MX 6アプリケーション・プロセッサ」をT-Kernelベースソフトウェアプラットフォーム「eT-Kernel Platform」がサポート

~ シングルからクアッドコアまでのi.MX 6製品ファミリベースのマルチコアシステム開発を強力に支援、優れたリアルタイム性と高い信頼性を備えたマルチメディア機器の開発が容易に ~


イーソル株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:長谷川 勝敏、以下イーソル)は、T-Kernelベースソフトウェアプラットフォーム「eT-Kernel Platform」が、フリースケール・セミコンダクタの「i.MX 6シリーズ・アプリケーション・プロセッサ」をサポートしたことを発表します。マルチコアプロセッサ対応リアルタイムOS「eT-Kernel Multi-Core Edition」を含むスケーラブルなリアルタイムOSラインアップを揃えるeT-Kernelプラットフォームをi.MX 6シリーズ・プロセッサベースのソフトウェア開発に採用することで、シングルコア向けのソフトウェア資産を再利用した柔軟なマルチコアシステムの構築や、複雑なマルチコアシステムのデバッグや解析が容易にできます。さらに、幅広い分野での採用実績が実証するeT-Kernelの高いリアルタイム性と信頼性を、i.MX 6シリーズ・プロセッサを使用する次世代のマルチメディア機器に取り入れられます。

2013年5月8日(水)より10日(金)まで、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「第16回組込みシステム開発技術展(ESEC)」のイーソルブース(ブースNo.西5-14)にて、i.MX 6シリーズ・プロセッサ上で動作するeT-Kernelプラットフォームのデモ実演を行います。

i.MX 6シリーズ・プロセッサは、ARM(R) Cortex(TM)-A9アーキテクチャをベースとするシングルコア、デュアルコア、クアッドコアのプロセッサ製品ファミリを持つスケーラブルなプロセッサです。車載情報機器をはじめ、ビル・オートメーション、FA・産業機器、医療機器、スマートデバイス機器などの分野で、洗練されたGUIや高度なマルチメディア機能が必要な機器に最適です。

eT-Kernelプラットフォームは、T-Kernel拡張版リアルタイムOS「eT-Kernel」を中心に、開発ツール「eBinder」、ファイルシステム、ネットワークプロトコル、USBホスト/デバイススタックおよびGUIを含む各種ミドルウェア、プロフェッショナルサービスが統合されたソフトウェアプラットフォームです。今回eT-Kernelプラットフォームは、4コアのARM Cortex-A9 MPCore(TM)マルチコアプロセッサが搭載されたi.MX 6Quadをサポートしました。ターゲットボードは、i.MX 6Quad搭載のSABRE Board for Smart Devices (MCIMX6Q-SDB) 評価ボードです。イーソル独自の「ブレンドスケジューリング」技術を実装したeT-Kernel Multi-Core Editionにより、i.MX 6Quadプロセッサ上で対称型マルチプロセッシング(SMP)と非対称型マルチプロセッシング(AMP)を混在した柔軟なシステム設計ができます。さらに、eT-Kernel Multi-Core Editionと緊密に統合されたeBinderが提供する、マルチコア向けソフトウェア開発に有用な豊富なツール・機能を利用することで、高品質なi.MX 6Quadプロセッサ向けソフトウェアを効率的に開発できます。
eT-Kernelプラットフォームは、フリースケールの各種i.MXシリーズ・プロセッサと「Vybrid」コントローラ・ソリューションもサポートしています。このため、これらのプロセッサ上のソフトウェア資産を共通化して再利用できます。またeT-KernelではμITRON、T-Kernel、Linuxの各ソフトウェア資産を容易に再利用できるため、OSの移行もスムーズです。
イーソルは、フリースケールが運営するパートナープログラム「Freescale Connect Partner Program」のProven Partnerです。イーソルは、フリースケールとの連携のもと、ARMアーキテクチャに関する豊富な知識やノウハウと、イーソル独自のリアルタイムOS技術を組み合わせて、i.MX 6シリーズ・プロセッサ向けソフトウェア開発者を強力に支援します。


フリースケール・セミコンダクタ・インク i.MXプロセッサ製品のマーケティング・ダイレクタ
ケン・オブチェスキー 様 のコメント
「イーソルのeT-Kernelプラットフォームがi.MX 6シリーズをサポートしたことにより、複雑なマルチコアシステムの開発を効率化し、システムの品質を確かなものにする環境が整いました。イーソルは、特にマルチコアプロセッサ向けのソフトウェア開発支援でも、実績と専門技術のノウハウを持つOSベンダとして信頼しています。また日本やアジア各国でニーズが高いμITRONのソリューションを持つ、信頼できるパートナーとして期待しています。」

イーソル株式会社 執行役員 エンベデッドプロダクツ事業部長 上倉 洋明 のコメント
「eT-Kernelプラットフォームは、ARM Cortex-A9 MPCore、Cortex-A8、ARM 11/9など、様々なARMコアをもつシングルコアおよびマルチコアプロセッサをサポートしています。すでにeT-Kernel Multi-Core Editionは、カーナビやプリンタなどで多数の採用実績があります。eT-Kernelプラットフォームを使うことで、i.MX 6シリーズ・プロセッサの機能と性能を最大限に活用した、リアルタイム性と信頼性の高いアプリケーションを開発できます。今後もイーソルは、フリースケールとの緊密な連携のもと、i.MX 6シリーズ・プロセッサを使うソフトウェア開発者を、強力に支援していきます。」


<補足資料>
▽ イーソル ホームページ:http://www.esol.co.jp/

*eBinder、eParts、PrKERNEL、PrKERNELv4、PrFILE、PrCONNECT、PictDirectはイーソル株式会社の登録商標です。* eT-Kernel、PrUSB、PrMTPはイーソル株式会社の商標です。*TRON は"The Real-time Operating system Nucleus" の略称です。*ITRON は "Industrial TRON" の略称です。*μITRON は "Micro Industrial TRON" の略称です。*TRON, ITRON, T-Engine, T-Kernel はコンピュータの仕様に対する名称であり、特定の商品ないしは商品群を指すものではありません。*記載された社名および製品名は各社の商標または登録商標です。

企業情報

企業名 イーソル株式会社
代表者名 長谷川 勝敏
業種 コンピュータ・通信機器

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