キネマ旬報DD、名作のVOD配信事業に参入

ＮＥＷＳ ＲＥＬＥＡＳＥ

報道関係者各位

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　株式会社キネマ旬報DD
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　東京都港区赤坂4-9-17　赤坂第一ビル4Ｆ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2013年2月5日

映画の老舗出版社、株式会社キネマ旬報社の子会社、株式会社キネマ旬報DD（本社：東京都港区、代表取締
役社長：清水勝之、以下当社）は、平成25年2月5日正午より、株式会社アクトビラ（本社：東京都港区、
代表取締役：香西　卓、以下アクトビラ※1）内に「キネマ旬報CHANNEL」を開設し、月額見放題プランおよびPPVにて、名作・良作映画を厳選したうえで、VOD配信を開始致しました。

【廃盤で鑑賞機会が減少している名作をデジタル化して再流通致します】

ビデオやDVDなどが廃盤になるなどして、鑑賞機会が大幅に減少している作品などについても、今後あらためて当社にて権利取得を行いVOD配信を行うと同時に、当社が千葉県柏市で運営を行う映画館（TKPシアター柏 supported by KINEJUN）をはじめ、他の協力映画館においてもデジタル上映を行って参ります。
さらに、劇場がデジタルシネマ化されたことによって鑑賞機会が失われたフィルム作品についても、フィルム作品のデジタル化と興行権の取得を行うことで映画作品の再流通化をはかり、できるだけ多くの映画をあらゆるウインドウを通じて日本中の映画ファンにお届けしたいと考えております。
まず５月頃までに、一定の評価を得ている下記の名作を中心に、約20タイトルの商品投入を予定しています。
・原一男監督作品『全身小説家』
（1994年キネマ旬報ベスト・テン日本映画第1位）
・柳町光男監督作品『さらば愛しき大地』
（1982年キネマ旬報ベスト・テン日本映画第2位）
・柳町光男監督作品『十九歳の地図』
（1979年キネマ旬報ベスト・テン日本映画第7位）
・ジャン・ユンカーマン監督作品『映画　日本国憲法』
（2005年キネマ旬報ベスト・テン文化映画第1位）
・土井敏邦監督作品『沈黙を破る』
（2009年キネマ旬報ベスト・テン文化映画第1位）　　　　　　　　　　　　　　　など

【キネマ旬報DDとアクトビラがタッグを組んで、より豊かな映画ライフを提案します】

今回の両社の協業により、多様な映画を楽しむ映画ファンに、往年の名作やこれまで鑑賞機会の少なかった作品を提供することが可能になりました。告知面においては、キネマ旬報社の映画専門雑誌「キネマ旬報」および映画ライフログサイト「KINENOTE」との連携を行うことで、映画ファンに対して、映画作品のみならず、作品の多様な観方、楽しみ方と併せてご提供致します。
また、アクトビラにおいては昨年11月、地域のCATV会社との提携によって「ケーブルアクトビラ」事業も開始しており、インターネットと合わせ、映画館のない地域、人々においても多様な映画コンテンツが楽しめる環境つくりに貢献して参りたいと考えております。

■「アクトビラ」とは
アクトビラは「テレビ」をもっと楽しむための、テレビの新しいネット・サービス」を基本コンセプトとした、デジタルテレビ向けのネット・サービスです。『アクトビラビデオ』サービスは、アクトビラに対応するデジタルテレビをブロードバンド回線に接続するだけで、いつでも見たいコンテンツがご覧になれるVODサービスです。2007年11月より有料サービスを開始し、ハリウッドメジャースタジオ作品を含む洋画、邦画、音楽、アニメ、ドラマ、バラエティ、ドキュメンタリーなど、60,000本以上（ビデオ作品40,000本以上、カラオケ20,000曲以上：2012年9月末時点）のコンテンツをフルHDの高解像度1920×1080pixel（最大）にて配信しています。現在、『アクトビラビデオ』対応テレビ・関連機器は、パナソニック株式会社、ソニー株式会社、シャープ株式会社、株式会社東芝、日立コンシューマエレクトロニクス株式会社などの11社より214機種となっています。（詳しくはhttp://actvila.jp/をご覧ください）

※1 2006年7月7日に、シャープ（株）、ソニー（株）、ソネットエンタテイメント（株）、（株）東芝、パナソニック（株）、（株）日立製作所の6社により共同で設立されました。「アクトビラ」に関する現在のサービス内容につきましては、「アクトビラ公式情報サイト」（http://actvila.jp/）をご確認ください。