組込み技術者試験制度(ETEC)　試験結果の見方を発表 -JASA組込みソフトウェア技術者クラス２証明書を発行開始-

平成18年12月7日

（社）組込みシステム技術協会
会長　松　尾　隆　徳
　（ＥＴＥＣ試験委員会）

組込み技術者試験制度(ETEC)　試験結果の見方を発表
〜JASA組込みソフトウェア技術者クラス２証明書を発行開始〜


　社団法人組込みシステム技術協会（略称「JASA」、東京都中央区、会長松尾隆徳）は、組込み業界発信の組込み技術者試験制度（ETEC：イーテック）の「JASA組込みソフトウェア技術者試験クラス２（エントリレベル向け）」本試験を11月9日より開始いたしました。試験は毎日、全国の指定された１６０箇所以上の試験会場で受験が可能です。
合否判定ではない点数（スコア方式）を採用した同試験について証明書に記載の試験結果の見方について発表を致しました。

１．証明書の発行
試験は合否判定ではなく試験の結果を点数（スコア方式）により証明し、証明書を発行いたします。すでに受験者への証明書の発行を始めました。
証明書は「受験日××年××月××日　スコア×××点」などの記載とともにJASAより組込みソフトウェア技術者クラス２証明書として受験者全員に発行します。

２．証明書の見方
スコアは８００点満点の総合点で評価します。また総合点をグレードA、B、Cでクラス分けしています。この評価は問題を作成したJASAのETEC試験委員会としての意見として、今後の学習の参考にして使用いただくよう、表示しています。
また、出題範囲の３つの分野（技術要素、開発技術、管理技術）の得点範囲もA、B、Cのクラスに分類して示しています。不得意分野をなくして、バランスのとれた知識を獲得するための勉強の参考になるよう、表示しています。

■ スコアの意味とグレード
スコア評価：８００点満点
グレード　：Ａ，Ｂ，Ｃによるクラス分け

以下は、グレードの意味です。
クラス２グレードA（２A）：「技術要素、開発技術、管理技術に関してエントリレベルに要求される組込み技術知識を充分に保有しています。これらの知識を応用して「上級者の指導のもとに」実務能力を高められることを期待します。」

クラス２グレードB（２B）：「技術要素、開発技術、管理技術に関してエントリレベルに要求される組込み技術知識を保有していますが、まだ不足する部分も見受けられます。実務経験を通じてスキルの蓄積を行いながら、不足する知識を習得してください。」

クラス２グレードC（２C）：「組込みソフトウェア開発関連業務に要求される組込み技術知識が不十分であり、実務に携わるには更なる知識の習得が必要です。」

■　各分野評価の意味：技術要素、開発技術、管理技術
Ａ）当該分野のエントリレベルに要求される組込み技術知識を充分に保有しています。
Ｂ）当該分野のエントリレベルに要求される組込み技術知識を保有していますが、
まだ不足する部分も見受けられます。
Ｃ）当該分野のエントリレベルに要求される組込み技術知識が不十分であると考えられ
ますので更なる知識の習得が必要です。


なお、本試験についての詳細は専用ホームページをご覧下さい。
http://etec.jasa.or.jp/

■お問合せ先

組込みシステム技術協会(JASA)
電話：03-5821-7973 FAX：03-5821-0444

ETEC運営事務局（株式会社サートプロ内）
e-mail：etec@jasa.or.jp
web: http://etec.jasa.or.jp
電話：03-3403-5101　FAX：03-3403-5102