国際野球連盟と国際ソフトボール連盟が合併に向けた覚書に署名

国際野球連盟（IBAF）と国際ソフトボール連盟（ISF)は、両連盟による新しい国際連盟組織（名称は未定）の創設に関する覚書に署名しました。

今後はIBAF会長と同連盟から3名、ISF会長と同連盟から3名の合計8名の委員で構成する合同委員会を設立、両連盟の合併に伴う新しい国際連盟組織設立の全ての手続きを担っていくことになります。

合同委員会は国際オリンピック委員会（IOC)に公式に認可される国際連盟の設立を目的とし、加えて、「男子野球」と「女子ソフトボール」の同一競技・二種目として2020年の五輪復帰に向けた全ての活動も併せて執り行っていきます。

今回のIBAFとISFの両連盟が合併という重要な決断を下したことで、野球、ソフトボールがそれぞれ別の競技として五輪復帰申請・活動を行っていくよりもはるかに大きな存在感を持つことができます。合同委員会は今年の12月に迫ったIOCの競技委員会へのプレゼンテーションの準備を早急に進めていくことになります。

両連盟は今後、それぞれの委員会で今回の合併の承認を求める予定で、ISFは10月30日にアメリカ・ヒューストンで総会を招集する予定、一方のIBAFは2-3週間以内に郵送による投票を実施する予定です。

「この覚書への署名は非常に重要なマイルストーンであり、両競技が一つになることによって五輪復帰活動へ向けて大きな力になると信じています。」リカルド・フラッカーリ（IBAF会長）

「この覚書は我々が取り組んできている五輪復帰活動をさらに推進するための大きな一歩となります。IBAFとISFの二つの国際連盟は各国の傘下団体からのサポートも一層期待できることになります。」ドン・ポーター（ISF会長）