日本橋の貸し会議室、大容量インターネット回線でＩＴ研修獲得増を狙う

　同社が運営する「ビジョンセンター日本橋」（http://www.visioncenter.jp）は、日本橋三越本店前という好立地を最大の武器に、研修やセミナー、採用試験など企業行事に特化した貸会議室として2011年3月にオープンした。年間数百件に及ぶ貸し会議室の受注内容は様々だが、昨今は大容量のインターネット回線を必要とする企業研修が増えている。

　同施設は、オープン当初から全室に無線ＬＡＮアクセスポイントを設け、インターネット光回線の無料提供を行ってきた。1部屋で20～30台のパソコンが同時にインターネット接続できる環境があり、ホームページの閲覧程度であれば支障なくアクセスできた。台数が多い場合も、アクセスポイントの振り分けや有線ＬＡＮ接続との併用によって対応してきた。

　しかし、今年4月、某大手ＩＴ企業の新入社員研修においてインターネットにスムーズにアクセスできない状況が発生した。通常、インターネットへのアクセススピードは、接続元と接続先双方の回線やサーバ環境、やり取りするデータの内容によって大きく左右する。同施設でも急遽回線を増やすなどして対応し大きなクレームには至らなかったが、この対応をきっかけに同施設では回線の大容量化を決めた。

　大容量化の理由を同施設は次のように考える。1つ目は、企業のＩＴ化が進み業務進捗や情報管理などをネットワーク上のサーバで行うようになったこと。同時に個人情報管理が厳しくなり、社員がデータを自分のパソコンに保存できなくなったこともあり、業務とインターネットとの関係がより密になった。2つ目は、インターネットコンテンツのリッチコンテンツ化やソーシャルメディアの普及が急激に進み、取り扱うデータ量そのものが増えたこと。3つ目は、個人で所有するスマートフォンやタブレット型端末の増加だ。研修中に個人のスマートフォンを無線ＬＡＮに接続させる参加者も多い。

　同施設は既存回線に追加する形で1Gbpsのギガビット光回線を導入した。速度テスト時では、有線・無線接続ともに既存回線の約5倍の速度を記録した。あらかじめ研修内容をヒアリングし、大容量のインターネット接続が必要な顧客にはギガビット光回線の使用を提案する。8月31日までモニターキャンペーンを行い、利用顧客からのアンケートを募っている。速度の圧倒的な違いを実感する顧客も出ている。同施設では、今後の利用状況によって、館内すべての回線をギガビット光回線に切り替えることも検討し、ＩＴ研修の獲得増に臨む方針だ。

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●施設名：ビジョンセンター日本橋
●内容：貸しホール・貸し会議室
●構成：
・貸しホール：124平米（全2会場）
・貸会議室：15平米~77平米（全9室）
●プラン料金例：198,000円/124平米/ 1日間（9:00-21:00）
●設備：120inch天吊スクリーン、天吊プロジェクター、ホワイトボード、有線マイク、机・イス
●予約：0800-111-4006（フリーコール）

＜ギガビット光回線接続サービス＞
●モニターキャンペーン
http://www.visioncenter.jp/information/gigabit_001.html
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＜会社概要＞
社名：ビジョンオフィス株式会社
所在地：〒107－0061　東京都港区北青山2－9－5 　スタジアムプレイス青山9F
設立：2003年10月2日
事業内容：複合型ビジネス施設の運営管理
賃貸オフィスの管理、オフィス家具・IT機器・OA機器のレンタル事業
役員：代表取締役　上原一徳
　　　取締役　　　井上晴夫
　　　社外取締役 野口吉昭
URL：http://www.visionoffice.jp