ゲームクリエーター達が東日本大震災復興支援に立ち上がった！ IGF (Iwate Game Factory) プロジェクトスタート

2011年3月11日に発生した東日本大震災は、岩手県を含む東北地方に甚大なる人的、経済的な被害を及ぼしました。
その復興は道半ばですが、今を「チャンス」と捉えた前向きな動きも活発化しています。
IGF は、岩手県出身のゲーム開発者が立ち上げの中心となり、第一線でご活躍の一流ゲームクリエーターの皆様と共に、岩手県の新たな産業創成と力強い未来を目指す復興支援プロジェクトです。

ゲーム開発は、プログラミング、アートワーク、サウンド、ネットワーク、プロデュースなどの総合的なノウハウを全面的に駆使して行われることが特徴です。
そのため、このノウハウを学ぶ事で、ゲームのみならず、他のコンテンツやソフトウェアビジネスに応用することが出来ます。
また、近年では「ゲーミフィケーション」と呼ばれる、実世界の活動にゲームのメカニズムを応用する手法や、教育マテリアルへの応用などへ発展しつつあります。
さらに、ゲームのようなデジタルコンテンツは、優れた人材がいれば地理的な場所の制約を受けにくく、オンライン流通により全世界規模のビジネスに発展する可能性を持ちます。
このパワーと、岩手の若者が持つエネルギーで、新しい未来を目指します。

1、IGF発起人 / 代表世話人

吉岡直人（よしおか　なおと）
スクウェア・エニックス、マイクロソフト、ソニー・コンピューターエンターテイメント等で活躍。
2008年から2011年まで、ゲーム開発者会議CEDEC運営委員会委員長として、その内容充実と影響力の拡大に尽力。
現CEDECフェロー。盛岡市出身。

2、IGFスペシャルサポーター

近藤広明（こんどう　ひろあき）
Dolby Japan株式会社 プロダクトマーケティング部 マーケティング・マネージャー ゲームサウンドデザイナ／サウンドプログラマとしてカプコンに在籍し、同社のゲームにおけるサラウンド オーディオ表現の可能性の礎を築く。
現在はゲームオーディオのためのサポート業務のほか、PC、モバイル機器の音響技術改善業務に従事。葛巻町出身。

遠藤雅伸（えんどう　まさのぶ）
ビデオゲーム黎明期より活躍するゲームデザイナー。
ゲーム開発会社モバイル＆ゲームスタジオ取締役会長であり、日本デジタルゲーム学会理事研究委員会委員長。
震災後の11年4月より宮城大学客員教授。

中嶋謙互（なかじま　けんご）
日本最初のMMORPG「Lifestorm」を開発。2000年コミュニティーエンジンを設立。
2005年、IPA未踏ソフトウェア創造事業にて「天才プログラマー/スーパークリエーター」認定。
著書に『オンラインゲームを支える技術 壮大なプレイ空間の舞台裏』がある。

眞島真太郎（まじま　しんたろう）
アルテピアッツァ代表取締役社長、開発プロデューサー／アートディレクター。
ゲームソフトウェアのCGデザイナーとして、そのデジタル発色における色彩センスと、「ゲーム」という枠にとらわれないデザインをテーマに独自の世界観を築いている。
主な作品は『ドラゴンクエストＶ』『ドラゴンクエストＶＩ』『ドラゴンクエストＶＩＩ』『イノセントライフ～新牧場物語』『オプーナ』『ドラゴンクエストＩＶ～ＶＩ』（ニンテンドーＤＳ）『ピンボールアタック！』『力紙～RIKISHI～』（ニンテンドーDSiウェア）

松浦雅也（まつうら　まさや）
80年代、打ち込みユニットの先駆、PSY・S(サイズ）で活動し、1996年のパラッパラッパーはリズムゲームの礎となる。
03年には、AIBOのサウンドをプロデュース、04年GDC Awardsで、First Penguin Award受賞。
その他、世界中のゲームイベントで講演活動を行う。現アメリカGDC emeritus board member。

3、設立年月日　2012年6月22日

4、今後の活動予定
a,業界事情や求められるソフトウェア技術などに関するセミナー等の開催
b,デジタルコンテンツに関するコンテストの開催
c,インターンシップ支援
d,岩手県内での企業集積を図るための効果的な方策に関する検討会等の開催
e,大学等研究機関が持つシーズのビジネス化プロデュース
他本プロジェクトの目的に合致すること。


2012年6月22日
Iwate Game Factory 吉岡直人