世界で1億人以上の少女が児童労働の犠牲に。児童労働反対世界デー・キャンペーンがスタート。署名アクションと、全国各地でのイベント、缶バッジの販売を行います。

国際労働機関(ILO)が定めた児童労働反対世界デー(6/12)にあわせ、世界に2億1800万人いると言われる「児童労働」の問題に対するアクションを行う「児童労働反対世界デー・キャンペーン」のご案内です。

子どもの健やかな成長を妨げる「児童労働」。
世界では、約2億1800万人、子どもの7人に1人が「児童労働」に従事しており(5歳〜17歳、2006年ILO発表)、世界中で格差が広がる中、その底辺で子どもたちが犠牲になっています。日本も批准するILO条約では、原則として15歳未満の子どもの労働を禁止し(138号条約)、17歳までの子どもが行う最悪の形態の児童労働を撤廃するための即時・有効な措置を取ることを求めています(182号条約)。

また、国連子どもの権利条約では、すべての子ども(18歳未満)は教育を受け、経済的搾取から守られる権利があるとしています。6月12日は国際労働機関(ILO)が定めた「児童労働反対世界デー」。世界の児童労働問題の解決に日本から貢献することを目指すNGO、労働組合、研究者などが構成する児童労働ネットワーク(略称CL-Net:代表 堀内光子/文京学院大学大学院客員教授)は、この日に向けて、5月5日から「児童労働反対世界デー・キャンペーン2009」を開始します。

◆児童労働反対世界デー・キャンペーン2009ウェブサイト
 http://stopchildlabour.jp

今年のキャンペーンのテーマは「最悪の児童労働と少女」。今年は、1999年にILO総会で「最悪の形態の児童労働条約」が採択されて10周年になりますが、世界では依然として、1億人以上の子どもたちが人身売買や奴隷的な労働などの最悪の児童労働に従事しています。また、12歳未満の児童労働の半数以上は少女で、多くは貧困のために買春や過酷な家事労働の被害者となっています。
6月6日(土)のメインイベントでは、児童買春を取り上げた映画「闇の子供たち」の上映と、この映画のプロデューサー、椎井友紀子氏をお迎えしてのシンポジウムを行います。6月30日までの期間中には、東京、神奈川、愛知、福岡、大阪、埼玉、宮城で、17のイベントを開催します。

同時にキャンペーンでは署名活動を行い、児童労働と教育に対する日本政府の援助の強化を呼びかけます。さらに、缶バッジ(2個セット500円)を販売し、売上のうち300円を児童労働に取り組む活動に活用していきます。(各地でのイベントや缶バッジの販売については、各団体にお問い合わせください。)

●キャンペーン、児童労働ネットワーク、主催イベントに関する問い合わせ
児童労働ネットワーク事務局(NPO 法人ACE 内) 担当:岩附(イワツキ)
(〒110-0015 東京都台東区東上野1−20−9 セリジェ・メゾン・瀬上401 号室 (特活)ACE 内)
電話:03-3835-7555 FAX:03-3835-7601 携帯番号:090-6146-2720(イワツキ)
Eメール:info@cl-net.org URL:http://www.cl-net.org


●児童労働とは

危険で有害な労働により、子どもの健やかな成長を妨げる「児童労働」。劣悪な環境での長時間労働、借金の肩代わりとしての強制労働、人身売買による性産業、戦争にかり出される子ども兵士など、世界では2億1800万人の子どもたちが学校にも行けず、過酷な労働を強いられています。このうち危険・有害な労働についている子どもたちは1億2600万人(2006年、国際労働機関発表)。世界で小学校に通っていない子どもたちは世界で9300万人、その約6割は女の子で、児童労働が大きな障害となっています。また、初等教育の普及は児童労働問題解決の鍵です。


●児童労働反対世界デー・キャンペーンとは http://stopchildlabour.jp

6月12日は、2002年に国際労働機関(ILO)が定めた「児童労働反対世界デー(World Day against Child Labour)」。児童労働の撤廃を目指して、毎年世界各地で様々な活動が展開されています。

日本では、児童労働のない世界を目指して、社会に対し幅広く児童労働問題について知らせると共に、問題の解決のために行動する人を増やすことを目的として、5月〜6月をキャンペーン期間と定め、2006年から各地で活動を行ってきました。昨年2008年は、全国10都道府県で25のイベントを開催し、3万人以上が参加しました。今年も全国でさまざまな活動が計画されています。

2009年のイベント一覧 http://stopchildlabour.jp/event/

● 児童労働ネットワーク(CL-Net)とは http://www.cl-net.org/

児童労働の問題解決に日本から貢献することを目指すネットワーク。現在、児童労働問題に取り組む18の団体が会員として参加しています。キャンペーンには、その他14団体が賛同しています。

■ 会員団体(50音順、18団体)
(特活)アジア日本相互交流センター(ICAN)、(社)アムネスティ・インターナショナル日本、(特活)ACE、(特活)エファジャパン、(特活)国際子ども権利センター、国際食品労連日本加盟労組連絡協議会(IUF-JCC)、(財)国際労働財団、(特活)グッドネーバーズ・ジャパン、グローバル・ヴィレッジ、(社)セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン、save children network、(特活)ソルト・パヤタス、日本労働組合総連合会、働く子どもの「遺産と伝説」キャンペーン(OLAL)、(特活)フリー・ザ・チルドレン・ジャパン、UIゼンセン同盟、フード連合(日本食品関連産業労働組合総連合会)、フェアトレード・リソースセンター

■ キャンペーン賛同団体(50音順、14団体)
アジアの女性と子どもネットワーク、(特活)アフリカ日本協議会、エコロ・ジャパン、NTT労働組合、NPO法人かものはしプロジェクト、教育協力NGOネットワーク、合同出版株式会社、世界子ども通信プラッサ、「チョコラ!」を上映する会、(特活)テラ・ルネッサンス、(特活)ハンガーフリーワールド、ヒューマンライツ・ナウ、(特活)ワールド・ビジョン・ジャパン

企業情報

企業名 認定 特定非営利活動法人ACE
代表者名 岩附由香
業種 その他サービス

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