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万博のレガシーを学生の手で未来へ。大阪大学の学生が「まちかね祭」でリユース容器を導入― 万博で活躍したNPO法人地域環境デザイン研究所ecotoneとの連携 ―

大阪大学社会ソリューションイニシアティブ(SSI)の「脱プラスチックプロジェクト」と「シリアスゲームプロジェクト」では、学生が主体となって、2026年11月1~3日の大学祭「まちかね祭」において、5つの模擬店と協力してリユース容器を導入しています。学生たちは、大阪・関西万博でリユース食器の運用に関わったNPO法人ecotoneを訪問し、学びを実践につなげてきました。また、脱プラスチックプロジェクトとシリアスゲームプロジェクトが連携し、学生制作の「脱プラスチックすごろく」を授業やイベントで活用。2027年夏の「グリーン万博」では、いのち会議と大阪大学SSIによる子ども向けワークショップでも実施予定です。万博で培われた経験やつながりを受け継ぎ、学生主体の社会実践と次世代への環境教育へと発展させる、万博レガシーの取り組みです。

大阪大学社会ソリューションイニシアティブ(SSI)の「脱プラスチックプロジェクト」と「シリアスゲームプロジェクト」では、学生が主体となって、プラスチックごみ問題への理解を深め、具体的な行動につなげる活動を進めています。
 

2026年11月1日(日)~3日(火・祝)に大阪大学豊中キャンパスで開催されている大学祭「まちかね祭」では、5つの模擬店と協力し、リユース容器の導入に取り組んでいます。
 

この活動には、2025年大阪・関西万博でリユース食器の運用に関わったNPO法人地域環境デザイン研究所ecotone(エコトーン)との交流がつながっています。また、学生たちは脱プラスチックをテーマとするオリジナルのすごろくゲームを制作し、大学の授業やイベントで活用してきました。2027年夏の「グリーン万博」でも、いのち会議と大阪大学SSIによる子ども向けワークショップで、このゲームを活用する予定です。
 

大阪・関西万博を契機とする人々のつながりや学びを、学生自身が大学での実践と次世代への環境教育へと広げています。

■ 万博での取り組みが、大学祭での実践へ

2025年大阪・関西万博では、資源循環や廃棄物削減に向けたさまざまな試みが行われました。その一つが、飲食物の提供に使い捨て容器ではなく、繰り返し使用できるリユース食器を活用する取り組みです。

NPO法人地域環境デザイン研究所ecotoneは、万博会場におけるリユース食器の運用に関わりました。

2026年1月8日には、大阪大学SSIの学生たちがecotoneを訪問し、リユース食器の普及や運用の実践について話を聞きました。

この訪問を経て、学生たちは「自分たちの大学祭でもリユース容器を活用できないか」と検討を進めました。その後、学内の模擬店や関係者との調整、容器の種類や数量の検討、貸出・回収の仕組みづくりなどに取り組み、今回のまちかね祭での導入へとつなげました。

万博で実践されていた資源循環の仕組みを、学生が自分たちの活動の場にも取り入れようとする試みです。

■ 学生が主体となり、5つの模擬店と協働

今回のリユース容器導入は、SSI学生プロジェクトの学生たちが企画・準備を進めてきました。

協力する模擬店は、Onestep、焼きそば研究会、GECS、TRUSS、もったいないーとの5団体です。

準備段階では、リユース容器としてS角皿1,200枚、小カップ900個の計2,100点を計画しました。この数量は準備時の計画値であり、利用実績ではありません。

学生たちは、ecotoneとの調整に加え、学内での手続き、模擬店への説明、回収場所や洗浄方法の検討、当日の運営体制づくりなどに取り組んできました。

この取り組みは、単に使い捨て容器をリユース容器に置き換えるだけではありません。模擬店、利用者、学生、外部の専門団体が協力し、容器を回収・返却する仕組みまで含めて考えるものです。

学生にとっても、環境問題について学ぶ段階から、さまざまな関係者と協働し、実際の社会の中で仕組みを動かす段階へと活動を広げる機会になっています。

■ 学生が制作した「脱プラスチックすごろく」で、楽しみながら環境問題を学ぶ

脱プラスチックプロジェクトでは、リユース容器の導入に加え、ゲームを活用した環境教育にも取り組んできました。

2025年秋には、学生たちがオリジナルの「脱プラスチックすごろく(プラすご)」を制作しました。

このゲームは、プラスチックの削減(Reduce)、再使用(Reuse)、再資源化(Recycle)などを、日常生活のさまざまな選択と結びつけながら考えるものです。

制作されたゲームは、大阪大学の授業「ソーシャルソリューション未来体験ラボ」で活用され、さらに2026年度の授業や学生による体験会にも取り入れられています。

学生自身の研究や、大学をこえた学びの場への展開も進んでいます。

 

■ 脱プラスチックプロジェクトとシリアスゲームプロジェクトが連携

大阪大学SSIでは、学生主体の社会課題解決を支援する学生プロジェクト制度を設けています。

その中で「脱プラスチックプロジェクト」は、プラスチック問題について学生が主体的に考え、行動することを目指し、学内での脱プラスチック活動や企業・地域との交流、学習会などに取り組んでいます。

一方、「シリアスゲームプロジェクト」は、社会の仕組みや課題をゲームを通して体験的に学び、参加者同士で振り返りや対話を行う機会をつくっています。

両プロジェクトは、脱プラスチックすごろくの活用などを通じて連携を続けてきました。

今回のまちかね祭でも、リユース容器の導入と並行して、シリアスゲームの体験ブースを設けています。

ゲームを通じて環境問題を考える機会をつくり、さらに実際のリユース容器利用を通じて、環境に配慮した行動や仕組みを体験してもらう。学びと実践をつなぐ取り組みとなっています。

■ 2027年夏の「グリーン万博」へ――子どもたちにも学びを広げる

学生が制作した「脱プラスチックすごろく」は、2027年夏に開催される「グリーン万博」において、いのち会議と大阪大学SSIによる子ども向けワークショップでも実施される予定です。

大学生が自ら考えて制作した環境学習ゲームを、今度は子どもたちが体験することになります。

ゲームを通じて、日常生活の選択とプラスチック問題のつながりを楽しみながら考える機会をつくり、次世代の環境教育へと活動を広げていきます。

■ 大阪・関西万博のレガシーを、学生の学びと行動につなぐ

2025年大阪・関西万博では、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマとして、持続可能な未来に向けた多くの取り組みが展開されました。

大阪大学SSIや、万博を契機として活動を展開してきたいのち会議も、こうした未来社会づくりに取り組んできました。

学生たちによる脱プラスチックの活動は、万博だけを起点として生まれたものではありません。しかし、万博に関わった人々との交流や、その経験から得られた学びが、大学祭でのリユース容器導入や、これからの子ども向け環境教育につながっていることには大きな意味があります。

万博のレガシーとは、施設や展示だけでなく、そこで培われた知識、経験、人々のつながりが、その後も新しい行動を生み出していくことでもあります。

大阪大学SSIでは、学生たちが社会課題を学ぶだけでなく、自ら考え、仲間と協働し、社会の中で実践していく活動を引き続き支援していきます。

【活動概要】

取り組み名: まちかね祭におけるリユース容器導入・シリアスゲーム体験

実施日: 2026年11月1日(日)~3日(火・祝)

会場: 大阪大学豊中キャンパス

活動主体: 大阪大学SSI学生プロジェクト(脱プラスチックプロジェクト、シリアスゲームプロジェクト)

協力: NPO法人地域環境デザイン研究所ecotone、参加模擬店ほか

【関連情報】

脱プラスチックプロジェクト
https://www.ssi.osaka-u.ac.jp/activity/student/plastic-free-project/

シリアスゲームプロジェクト
https://www.ssi.osaka-u.ac.jp/activity/student/seriousgameproject/

大阪・関西万博におけるリユース食器の取り組み(JETRO)
https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/special/2025/0801/dc2d09c582402094.html



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企業情報

企業名 大阪大学 社会ソリューションイニシアティブ
代表者名 木多道宏
業種 教育

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