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尾道・西國寺 仁王門の大わら草履、13年ぶりの掛け替え──藁1トンを市民173人の手で編み、11月21日に奉納。クラウドファンディングは目標100万円を達成

広島県尾道市の真言宗醍醐派大本山・西國寺(住職:麻生裕雄)は、広島県重要文化財の仁王門に掛かる大わら草履を13年ぶりに掛け替えます。世羅町産の藁約1トンを、尾道青年会議所の青年有志と公募の市民ボランティアが9月から毎週水曜夜に編み上げ、11月21日(土)の掛け替え奉納式で仁王門に掛けます。製作費用の一部を募るクラウドファンディングをCAMPFIREで9月3日に公開したところ、9月29日に目標の100万円を達成しました(101万8千円・支援者56人)。募集は奉納式当日の11月21日まで続きます。

■ 380年の門に掛かる、健脚祈願の大わら草履

西國寺の山門・仁王門は、慶安元年(1648)建立と伝わる広島県重要文化財で、室町時代末期の金剛力士像を安置しています。その健脚にあやかり、門には長年、大わら草履が掛けられてきました。坂と石段の多い尾道では「仁王さまの草履に触れると足腰が丈夫になる」と言い伝えられ、参拝者が願いを込めた小さなわらじを掛けていく習わしが続いています。

現在の大わら草履は2013年に編まれたもので、13年の風雨で傷みが進んでいます。

 

■ なぜ今、なぜ市民の手で編むのか

藁の草履は十数年で役目を終えます。一方で、これほど大きな草履を編める技術者は地域にほとんど残っていません。そこで前回(2013年)に続き今回も、職人に発注するのではなく、市民が藁の一本から編み上げる方法をとります。技術指導は、瀬戸田・雪渓寺「あしなが地蔵」の大わら草履を過去3度編み上げた向井利夫氏・田坂光宏氏。おふたりの手の動きは高精細映像で記録し、次の掛け替えに向けた技術アーカイブとして残します。

西國寺は元文5年(1740)の豪商・泉屋新助による仁王門大修理をはじめ、古くからまちの人々の手と志に支えられて維持されてきました。今回のクラウドファンディングは、そのならわしを今の時代のかたちで続ける取り組みです。

 

■ 製作の概要

・藁:世羅町・農事組合法人とくいちの田んぼで育った藁 約1トン(8月末に刈り取り、9月2日に尾道へ搬入)

・編み手:尾道青年会議所の青年有志73人+公募の市民ボランティア100人(中学生からシニアまで、のべ173人)

・作業会:2026年9月〜11月、毎週水曜夜、旧オノスイ倉庫(ベイタウン尾道)

・技術指導:向井利夫氏、田坂光宏氏

・製作事業の主体:尾道青年会議所(メンバーは全員、本業を持つ無償のボランティア)

 

■ 掛け替え奉納式

2026年11月21日(土)、西國寺仁王門にて(予備日22日)。役目を終える先代の草履を感謝の供養をもって送り、新しい一足を掛けます。支援者の願いを記した小わらじも、新しい大草履とともに門に掛かります。

 

■ クラウドファンディングの概要

・ページ:https://camp-fire.jp/projects/969465/view

・実行者:宗教法人 西國寺

・目標金額:100万円(All-in方式。目標に届かなくても掛け替えは実施し、超過分は「次回掛け替え基金」として積み立て)

・期間:2026年9月3日〜11月21日(奉納式当日まで)

・9月29日時点:101万8千円・支援者56人(達成率101%/9月29日に目標達成)

・社会課題に取り組むプロジェクトを支援するCAMPFIREのプログラム「CAMPFIRE for Social Good」を利用

・製作の様子は、ページ上の「活動報告」で随時公開(9月29日時点で8本)

お礼の品は、3,000円からの志納(お礼と活動報告のみ)のほか、役目を終える先代の草履の藁を納めた「健脚お守り」(5,000円)、願いと名前を記した小わらじを大草履とともに仁王門へ奉納する「小わらじ奉納」(10,000円)、健脚祈祷(30,000円)、芳名の記帳(50,000円)、奉納式への招待(100,000円)など。いずれの支援者も、お名前を仏前に奉告する「奉納者」として扱います。

 

■ 住職 麻生裕雄のことば(クラウドファンディングページより)

「この門は、まちじゅうの『歩けますように』を預かってまいりました」

「この草履を、もう一度編み直したい。けれども今、これほど大きな草履を編める方は、この地域にほとんど残っておられません」

「どうか、お力をお貸しください。藁一本分のお気持ちで結構です」

※いずれもクラウドファンディングページ本文からの引用です。新たな取材コメントをご希望の場合は、下記のお問い合わせ先までご連絡ください。

 

■ 取材について

製作は2026年9月〜11月の毎週水曜夜、旧オノスイ倉庫(ベイタウン尾道)で行っています。掛け替え奉納式は11月21日(土)、西國寺仁王門にて。作業会の見学・撮影、師匠や編み手への取材、写真素材のご提供などのご希望は、下記のお問い合わせ先までご相談ください。日程・可否は個別にご案内いたします。

 

■ 西國寺について

真言宗醍醐派大本山。天平年間に行基菩薩によって開かれたと伝わる尾道の古刹で、仁王門(広島県重要文化財)、金堂・三重塔(国重要文化財)など諸堂が山の斜面に連なります。

所在地:〒722-0044 広島県尾道市西久保町29-27

 

■ お問い合わせ先

宗教法人 西國寺

〒722-0044 広島県尾道市西久保町29-27

TEL:0848-37-0321

Mail:onomichi.saikokuji.cf@gmail.com



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企業情報

企業名 尾道西國寺
代表者名 麻生裕雄
業種 旅行・観光・地域情報

コラム

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