東京都 社会課題解決型スタートアップ支援事業「Tokyo Co-inNovators」【コンセプト検証支援】第3期採択企業に選定されました

◾️東京都 社会課題解決型スタートアップ支援事業「Tokyo Co-inNovators」とは

東京都は、社会課題解決に資する革新的な製品・サービスを有するスタートアップと、様々な企業や組織とのマッチングにより、ビジネスモデルの検証や製品の実装等を支援するため、社会課題解決型スタートアップ支援事業「Tokyo Co-inNovators」を2024年度より開始しています。

本事業では、取り組みの一つとして、社会課題の解決に向けて企業・組織とのコンセプト検証に取り組むスタートアップの伴走支援（実証先開拓支援も含む）・実施費用に関するサポートを行っています。

◾️背景

働き方の多様化や人手不足が進む中で、従業員のメンタルヘルス管理は企業にとって重要性を増しています。特に医療・介護、製造、運輸業界では、ストレスによる離職や事故が経営リスクに直結することから、早期の不調発見と対応が求められています。

現在主流のアンケート形式のストレスチェックでは、回答の正確性が担保されにくく、重度のストレス状態でも見過ごされるリスクがあります。結果として「誰がいつ辞めるかわからない」という不確実性が、企業経営に大きな負担を与えています。また、人が行うセラピーやカウンセリングはサービスの供給が柔軟に行えないという問題がありました。

こうした課題を受け、サウンド＆ヴィジョンテクノロジーズは、3秒の音声からストレス状態を解析・予測する「Care Cube」に、オンラインセラピープログラムを統合するプロトタイプを開発します。これにより、カウンセラーに依存せず、計測から回復支援までを一貫して行うセルフメンタルケアサービスの実証を行います。

◾️本プロジェクトと今後の展望について

本プロジェクトは、音声解析AIによるストレスチェックと、オンラインセラピーコンテンツの連携によって、個々の心の状態に応じたセルフケアを可能にする新たなメンタルヘルスサービスの有効性を検証するものです。

わずか3秒間の音声をもとにストレス状態を数値化し、変動を把握できる「Care Cube」で計測されたストレスの傾向に応じて、適切なセラピーコンテンツを自動でリコメンドする機能を加えます。これにより、カウンセラーを介さずに職場で手軽に心のケアを行える仕組みの実現を目指します。客観的で即時性のある計測と、パーソナライズされた適切なセルフケア支援の組み合わせにより、ストレス起因の事故・退職を未然に防ぎ、企業の生産性向上に貢献します。
 

※Care Cubeは、医療機器ではありません。安全性を確認し、医療機器とは異なる製品として開発しています。

◾️株式会社サウンド＆ヴィジョンテクノロジーズ　

https://sandvtechnologies.com/

サウンド＆ヴィジョンテクノロジーズは、2024年9月に設立されたB2B向けDXサービスを開発、提供するスタートアップです。「Care Cube」は音声解析AIにより、わずか3秒の会話から心の健康状態を可視化、不調の予測を行い、企業の生産性向上を支援しています。

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株式会社サウンド＆ヴィジョンテクノロジーズ

Email：info@sandvtechnologies.com