元大学教授が65歳で起業、子ども向け対話型AI「モンドAI」を開発―「AI通知表」で子どもの隠れた才能を発見、思考力育成に特化した革新的教育プラットフォーム

ChatGPT等の生成AIが急速に普及する中、子どもたちの間でもAIの利用が広がっています。一方で、保護者や教育関係者からは以下のような懸念の声が高まっています：

思考力の低下への懸念：AIがすぐに答えを提供することで、子どもが自分で考える習慣を失う

安全性への不安：年齢に不適切なコンテンツへの接触リスク

過度な依存：宿題代行などによる学習効果の阻害

教育におけるAI活用の適切な方法論が確立されていない現状を受け、長年教育研究に従事してきた吉成氏が、研究者としての知見を活かし社会課題の解決に取り組むべく起業を決意しました。

 

【「モンドAI」の革新的特徴】

■ 独自の「問答式」対話システム

一般的なAIが質問に対して即座に答えを提供するのに対し、モンドAIは「キミはどう思う？」などの問いかけを通じて子どもとの対話を重視します。例えば「空はなぜ青いの？」という質問には、直接答えるのではなく、子ども自身に考えさせながら段階的に理解へと導きます。

■ 「AI通知表」で才能発見をサポート

モンドAIの最大の特長である「AI通知表」は、子どもとAIとの対話内容をさらにAIが分析し、子どもの興味・関心の方向性、論理的思考力、創造性の傾向、潜在的な才能の兆候

などを保護者に提示します。これにより、子どもの隠れた才能を発見し、親子の会話をより豊かにするきっかけを得ることができます。

■ 高度なAIモデレーションによる安全性確保

従来のキーワードフィルタリングを超越した高度なAIモデレーション技術を採用。文全体の意味合いを解析し、教育的な対話と不適切な会話を的確に区別することで、子どもを有害なコンテンツから保護します。

■ 保護者向け包括的管理機能

ダッシュボード：学習状況・興味の方向性を発見、可視化

利用時間設定：一日の使用時間帯の管理

対話履歴確認：すべての会話内容の確認が可能

■ 健全なAI利用を促進する設計思想

文字ベース対話：AIを「人」として錯覚させないよう、基本的に文字での対話を採用

学習パートナーとしてのポジショニング：宿題代行ではなく、考えるプロセスをサポート

ツールとしての意識づけ：AIはあくまでツールであることを子どもに認識させる

 

【対象ユーザー・利用シーン】

対象年齢：小学5年生から中学校3年生

利用場面：

日常の「なぜ？」という疑問の探求

学校の勉強・受験対策のサポート

創造性や論理的思考力の育成

親子のコミュニケーション促進

 

【代表者コメント】

吉成雄一郎代表取締役社長は次のように述べています。

「65歳という年齢は多くの人にとって一区切りの時期かもしれませんが、私にとっては長年の教育研究の集大成として新たな挑戦を始める絶好の機会でした。『本当の学びとは、正解だけを求めることではなく、自分で考えることであり、それは楽しいこと』という信念のもと、AIが子どもの好奇心を膨らませ、思考力を育み、可能性を引き出すための『きっかけ』となる未来の学びを実現していきます。」

 

【市場への期待される影響】

モンドAIの登場により、以下の市場変化が期待されます：

教育AI市場の新たなスタンダード確立：思考力育成に特化したAIの普及

保護者の安心感向上：高度な安全機能と透明性の高い管理システム

個別最適化教育の実現：AIによる才能発見と個別支援の強化

 

【代表者プロフィール】

吉成雄一郎（よしなり ゆういちろう）
株式会社リンガポルタ代表取締役社長

年齢：65歳

経歴：東京電機大学、東海大学教授を歴任

専門分野：英語教育、ICT・AI活用教育工学

研究実績：eラーニング教材の研究・設計・教育に長年従事

経歴：2025年3月大学定年退職、同年4月起業

 

【会社概要】

会社名：株式会社リンガポルタ

代表取締役：吉成雄一郎

設立：2025年4月

事業内容：子ども向けAI教育サービス「モンドAI」の開発・提供

サービスサイト：https://mondo.linguaporta.jp