日本の伝統技法が詰まった9cmの小さな羽子板を製作。止まらない縮小化を支える職人の挑戦。
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羽子板や雛人形の製造販売を行う秀光人形工房（東京都）が全長9cmの羽子板を発表。売れ筋サイズの縮小を受け「どこまで小さな羽子板を作れるのか？」職人が製作した。
羽子板の売れ筋サイズは10年間で30cmほど縮小した。2012年は45～54cm程の羽子板が売れ筋だったが、2022年は18cm～24cm程の高品質な羽子板が人気となった。
核家族が定番となり、お正月飾りへの関心が薄れた事や、狭小住宅に住む家族が増え、羽子板を飾るスペースが小さくなった事、
大きくて見栄えのする羽子板よりも「小さくて高品質な羽子板」が人気となった事などからミニサイズの羽子板への需要が高まったのだ。
近年続く縮小化を受け、当工房の女性職人がより小さな羽子板製作へ挑み、縦9cm横6cmの羽子板が誕生した。
秀光人形工房では職人が店頭に立って販売を行う。
「本格的で小さな羽子板が欲しい」というお客様の声を職人らが聞き入れて開発を続けているが、サイズが縮小するにつれ職人はより細かな作業を求められる事となった。
伝統技法を守りつつ、どこまで小さなサイズが作れるのか？長年止まれないニーズの変化を受け、普段は18~40cm程の羽子板を製作する当工房の職人が限界サイズへ挑戦することとなった。
9cmの羽子板は、ピンクのぼかし染のちりめん布を用いて全て手作業で製作している。特製ガラスケースに入れても16cm程のサイズの羽子板ケースとなった。
秀光人形工房立川本店にて12月31日まで展示中。
左から22cm、9cm、22cmの羽子板。
それぞれ21780円、49000円、46200円（ケース込み税込価格）で販売中。
【秀光人形工房 立川本店】
東京都立川市砂川町2-41-8
TEL:042-534-6300
年内無休
【秀光人形工房 市川店】
千葉県市川市国分6-21-19
TEL:047-373-6700
年内無休
秀光人形工房HP
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企業情報
| 企業名 | 株式会社秀光人形 |
|---|---|
| 代表者名 | 金田正光 |
| 業種 | その他製造業 |
