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メタバースでのハラスメント実態が明らかに! 世界初の大規模調査レポート「メタバースでのハラスメント」無償公開

スイスの人類学者「ミラ (リュドミラ・ブレディキナ)」とメタバース文化エバンジェリスト「バーチャル美少女ねむ」は11月8日、急速なユーザー数の増加により注目が集まる仮想空間「メタバース」でのハラスメントの実態を明らかにするため、全世界のソーシャルVRユーザーを対象に行った大規模調査への回答約900件を分析したレポート「メタバースでのハラスメント」を公開した。VRならではのハラスメントの種類や強度・経験率・物理世界とメタバース双方の生活に与える影響、そして法律やプラットフォームへのユーザー要望等が克明にまとめられている。さらに、昨年同チームが実施した生活実態調査「ソーシャルVR国勢調査2021」と比較したこの一年間でのメタバースにおけるユーザー動向の変化もまとめられた、60ページを超える壮大な内容だ。よりよいメタバースに向けた議論を活性化するため無償での公開となった。

■調査:メタバースでのハラスメント

・目的:ソーシャルVRにおけるハラスメントの実態を調査するため
・対象:VRヘッドマウントディスプレイを用いて、ソーシャルVR (VRChat、Rec Room、Neos VRなど) を直近1年以内に5回以上使ったユーザーで、英語もしくは日本語話者の方(デスクトップ・スマホからのみの利用者は今回は対象外)
・方法:2022/9/5~9/24、Googleフォームによる公開アンケート
・募集:日英仏3カ国語でプレスリリースを発行し世界中のメディアに送付。各種メタバース関連団体の力を借りて拡散。
・公式サポーター:NPO法人バーチャルライツ、PANORA、メタカル最前線、株式会社ブイノス

■回答数:876件

6言語30件のメディアに募集が掲載され(英語14件、日本語10件、フランス語2件、イタリア語2件、スペイン語1件、ベトナム語1件)、日本・北米・ヨーロッパを始め、全世界のソーシャルVRユーザー876名からの回答が集まった。利用するソーシャルVRは、VRChat・Neos VR・バーチャルキャスト・clusterと多岐に渡った。

■結論

メタバースでのハラスメントは存在し、半数のユーザーが経験している。VRの没入性により、ユーザーはハラスメントを「リアル」に感じている。性的ハラスメントが最も多い。女性型アバターにより物理男性も被害に会いやすくなるなど、メタバース特有の特徴も見られる。程度としては「軽い」「中程度」がほとんどだが、状況やユーザーの特性(セクシャリティ・マイノリティなど)によっては「極めて重大」なものにもなりうる。物理現実世界と同様、お互いに思いやりを持ち、相手の立場に立って考え行動することが何より大事である。法律やプラットフォーマーに対しては、多くのユーザーがメタバースの自由に制限が加えられることに大きな懸念を持っていた。一方で、より柔軟な安全コントロールやガイドライン・モデレーションの充実を求める声も多かった。

■目次

Part 1. ハラスメントの経験率
地域・セクシャリティ・サービス別
Part 2. ハラスメントの実態
ハラスメントの種類・強度・理由
Part 3. ハラスメントの影響
物理世界とメタバース双方の生活に与える影響
Part 4. よりよいメタバースのために
安全を守るもの・法律やプラットフォームへの要望
Part 5. メタバースユーザープロファイル 2022
物理性別・年齢・アバターの性別・昨年からの変化

■レポート「メタバースでのハラスメント」

・レポート形式:pdf、日英バイリンガル、62ページ

・レポート公開ポータルサイト:

 (日本語版)  https://note.com/nemchan_nel/n/n60fd28b43b3a

 (英語版)  https://note.com/nemchan_nel/n/n06ae98801402

・読後アンケート:更なる分析と今後の調査活動の参考のため、アンケートでフィードバックを受け付けている

 

<※webメディアの方へ>

本プレスリリースの情報だけでなく、レポート内のスライドを「1記事あたり10枚まで」記事に直接掲載して自由に記事にして頂いて構いません。興味深い内容になっておりますので、ぜひ様々な観点で紹介頂きたいです。ただし、記事中に「レポート公開ポータルサイト」へのリンクを出典として明示的に貼り、スライドを加工せずそのまま掲載する事が条件になります。こちらからダウンロードしてご利用下さい:https://photos.app.goo.gl/5tqBeoaZG6inmbxt8

■YouTube LIVE 報告会

11月26日(土)22:00よりYouTube LIVE生配信で、研究ユニット「Nem x Mila」がメタバースから報告会を実施する。視聴者からの質問もリアルタイムで受け付ける。

■メタバース研究ユニット「Nem x Mila」

 「メタバースでのハラスメント」は、スイスの人類学者「ミラ (リュドミラ・ブレディキナ)」とメタバース文化エバンジェリスト「バーチャル美少女ねむ」による研究ユニット「Nem x Mila(ねむみら)」による調査プロジェクトである。上記YouTube配信のほか、各種学術イベントでの登壇発表を予定している。

 

●ミラ (リュドミラ・ブレディキナ)
スイス・ジュネーブ大学修士号を取得。現在はフリーの人類学者。2022年に「バ美肉」「VTuber」に関する修士論文でジュネーブ大学のジェンダー分野の学術賞「プリ・ジャンル」を受賞。
Twitter : https://twitter.com/BredikhinaL

※ミラ、「バ美肉」論文で学術賞「プリ・ジャンル」受賞 https://note.com/nemchan_nel/n/ne05416248557

 

●バーチャル美少女ねむ
日本のVTuberで、メタバース文化エバンジェリスト。HTC公式VIVEアンバサダー。2022年に解説書『メタバース進化論(技術評論社)』を出版。
Twitter : https://twitter.com/nemchan_nel

※『メタバース進化論』"原住民"が贈るメタバース解説書の決定版  https://note.com/nemchan_nel/n/n464c528e9b7a

■Nem x Mila : 最近の活動

●TBWA Worldwide “VTUBERS” (2022) 

国際VTuberドキュメンタリーに出演し、VTuberやメタバースにおいてアバターが与える個人のアイデンティティへの影響を解説した。
※国際メディア TBWA Worldwide「VTuber」ドキュメンタリー出演  https://note.com/nemchan_nel/n/nab3c4c2b568c

●ソーシャルVR国勢調査2021
全世界のユーザーを対象にした、ソーシャルVRにおける生活実態調査レポートを公開した。

※ソーシャルVR国勢調査2021 https://note.com/nemchan_nel/n/ne0ebf797984c

 

●バーチャル学会2021

VR空間内で実施された学術イベント。「ソーシャルVR国勢調査2021」を発表した。

※【メタバース×学術】バーチャル学会2021レポート https://note.com/nemchan_nel/n/nf070e986cfb1

 

●VRDays Europe 2021

オランダ・アムステルダムとVR空間で行われた国際VR技術会議。「メタバースとは何か」内で発表を行った。

※"メタバースとは何か" 国際VR技術会議「VRDAYS EUROPE 2021」でVR国勢調査を発表 https://note.com/nemchan_nel/n/nc0a187d3cc66

 

●ソーシャルVR国勢調査:韓国(2022)

韓国のユーザーを対象にした、ソーシャルVRにおける生活実態調査レポートを公開した。

※ソーシャルVR国勢調査:韓国(2022) note.com/nemchan_nel/n/n9719ada396a0



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企業情報

企業名 株式会社ブイノス
代表者名 安藤篤志
業種 エンタテインメント・音楽関連

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