＜3月は自殺対策強化月間＞合同会社パラゴン、産業医先に限定提供してきた職場復帰支援資料を無償提供

医療・健康

メンタル産業医の命名者櫻澤博文が代表を務める合同会社パラゴン(本社：東京都港区)は、厚生労働省が主導で進めている3月の「自殺対策強化月間」に合わせて、これまで産業医先に限定提供してきた職場復帰支援資料を2021年3月1日～3月31日まで無償提供いたします。

例年3月は、月別自殺者数の最も多いことから「自殺対策基本法」によって「自殺対策強化月間」と定められ、「誰も自殺に追い込まれることのない社会」の実現に向け、相談事業及び啓発活動が実施されています。

メンタル産業医の命名者櫻澤博文が代表を務める合同会社パラゴン(本社：東京都港区)もその立法趣旨にのっとり、以下のような啓発情報を提供してきました。最近では、コロナ禍にて増加している自死(自殺)や孤独対策にと「メンタル産業医によるコロナうつ対策」シリーズの発信も行っています。

▼メンタル産業医が解説｜3月は「自殺対策強化月間」(2020年2月28日発信)

URL： https://pro-sangyoui.com/10045

▼メンタル産業医によるコロナうつ対策

URL： https://u.xsm.jp/k5mw

しかしながら警察庁統計によると2020年、年間の累計自殺者数(20,919人：速報値)は対前年比750人(約3.7％)増で、同期間におけるコロナ死(3,451人)の6倍を数えました。更に年末の12月の自殺者数(1,694人：速報値)は、対前年同月比200人(約13.4％)増と悪化していました。

自殺者の増加と失業率は比例していることが知られています。実際同12月の有効求人倍率(季節調整値)は1.06倍で、前年度1.56倍と比すると67.9％となり、3割以上低下していました。

1月8日からの緊急事態宣言が2か月も続いていることに伴う事業継続困難や、解除されたとしても雇用調整助成金が支払われなくなる分の売上が、すぐに回復することは期待できず、今後も有効求人倍率の低下と、それに比しての自殺者増が懸念されます。

そこで健康経営に長けたプロフェッショナル産業医で知られる合同会社パラゴン(東京都港区)は、自殺対策を強化するために、「自殺に追い込まれる」ことを防止するために、以下2点の対策を執ることにしました。

■1点目「職場復帰支援ノウハウ提供プラン」契約者限定資料の無償提供開始

これまで産業医契約先に提供してきた「職場復帰支援ノウハウ提供プラン(URL： https://pro-sangyoui.com/eap#trial )」で使ってきた休職者の職場復帰支援用書類を、2021年3月1日から3月31日まで、以下のURLにて無償提供することにしました。

▼「職場復帰支援ノウハウ提供プラン」契約者限定資料の無償提供サイト

URL： https://pro-sangyoui.com/page_id13855

メンタルヘルス不調にて休職を余儀なくされた社員に対して、安定して職場に復帰するために活用されてきた資料です。これまでは、その一部は以下の当社代表の著書でも紹介されていたものの、全体は当社との契約がなければ目に触れる機会はありませんでした。それを当社との契約がない企業でも、そして休職者でも、そのご家族やご友人といった支援者でも、無償でダウンロードできるようにすることにしました。

▼メンタル不調者のための　復職・セルフケアガイドブック

URL　　　　　： https://www.kongoshuppan.co.jp/book/b514872.html

発行　　　　　：金剛出版

発行日　　　　： 2016年11月4日

ISBN　　　　　： 9784772415200

判型・ページ数： A5・200ページ

定価　　　　　：本体1,800円＋税

復職・セルフケアガイドブックの表紙

■2点目「メタボうつ」防止に健康診断結果の電子化と自動判定システムを構築

「メタボうつ」とは、メタボリック症候群の基準を満たす人は、そうではない方より2.2倍、うつ病になりやすいことから命名された概念です。うつ病は放置されると自殺の原因となります。コロナ禍でのリモートワークにて運動不足が重なり、メタボリック症候群になるのみならず、紙での定期健診結果の判定だと時間を要します。気が付かれないうちに取り返しのつかないことになってしまってはコロナで殺されるようなものです。

そこで当社代表櫻澤博文が実施者を務める株式会社職業性ストレスチェック実施センター(以下センター)に健康診断結果の電子化と「自動判定システム」を構築していただきました。

また、これまでセンターでのストレスチェック実施依頼がない企業に対しても、このサービスを提供してもらえることになりました。

URL： https://tinyurl.com/yxk2u9ng

なお「自動判定システム」は以下の当社代表による著書の18～20ページに記載しているように、多くの産業医が、その就労判定をする際に、判定基準として使っている検査項目ごとの数値を産業医大が集計し、それをデルフィー法を使うことで導き出さした、いわば“業界標準”といえる数値を判断基準として使用しています。

仔細や疑問点は以下を貴社の産業医に確認してもらうことで解決できることでしょう。

▼ストレスチェック面接医のための「メンタル産業医」入門＜改訂第2版＞

URL　　　　　： https://www.jmedj.co.jp/book/search/detail.php?id=1833

発行　　　　　：日本医事新報社

発行日　　　　：2018年10月11日

ISBN　　　　　： 978-4-7849-4557-3

類型・ページ数： B5・296ページ

元より自殺者数の多い3月、このプレスリリースで紹介した以上の2つの支援策が、新たな自殺の発生防止に寄与することを願ってやみません。