1万人以上が待ち望む映画【 かば -西成を生きた教師と生徒ら- 】がクラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」上でプロジェクトを開始

1985年、大阪市立鶴見橋中学校に実在した教師と生徒の物語を実話に基づき描いた映画【 かば -西成を生きた教師と生徒ら- 】が本編制作資金を集めるためのプロジェクトを、クラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」上で2月22日から行っている。

共感する。対話する。そこに信頼が生まれ、絆は深まる。
未来へ伝えたい、人と向き合うことの大切さ。

1985年、大阪市立鶴見橋中学校に実在した教師と生徒の物語を実話に基づき描いた映画

【 かば -西成を生きた教師と生徒ら- 】が本編制作資金を集めるためのプロジェクトを、クラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」上で2月22日から行っています。現在パイロット(試作版)が完成、これを基に、本編制作への支援を求め、パイロット版の上映会を各地で行っています。

これまでに1万人以上の方々にパイロット版をご覧いただいており、これだけの人数の方々から是非ともこの映画「かば」の本編を観たい、完成させて欲しいと待ち望む声ををいただいています。

 

【プロジェクトのURL】https://camp-fire.jp/projects/view/119368

 

 

2010年5月、たくさんの人に惜しまれつつ亡くなった中学校教師がいた。蒲 益男(かば ますお)、享年58歳。

彼の葬儀には教え子だけでなく、世代や職業を超えた多くの人が集まり、参列者は皆、号泣して見送ったという。これほどまでに惜しまれる教師とは一体どのような人物だったのか?

 

【「かば」の制作を始めた思い 】

2014年1月、私、川本貴弘のもとへ「故 蒲先生の映画化」企画が持ち込まれました。

聞いたこともない人物で、故人であり、市井の人をどのように描くべきか、半ば断るつもりでいたのですが、取り敢えず蒲先生とやらを知るためと軽い気持ちで取材を始めたのが巡り合わせだったのでしょう。

 

映画【かば ー西成を生きた教師と生徒らー】は誕生してしまいました。

この時点では、制作に5年以上も掛かることになるとは想像もしていませんでした。

 

彼の教師としての原点である大阪、西成区の中学校で取材を進めたところ、1980年代を彼と共に過ごした同僚教師と卒業生から話を聞くことができました。

そこで目の当たりにした「人との距離感」に驚くと同時に、羨ましさに近いものを覚えました。三十年以上も前のことをまるで昨日の出来事のように話す教師と生徒のあいだには、「教育者と学び手」、「大人と子ども」を超越した「人として対等」な人間関係が築かれているのがはっきりと分かりました。

 

二年半をかけた取材を経て、当時の中学校でどのような学校生活が送られていたのか、何度もぶつかっては理解し合った姿を知るにつれ、現代を生きる人たちへの道しるべになるものが作れると確信しました。

 

映画に関わる人間だからこそ、その発信力を生かすことができる。

私は制作委員会を立ち上げ、どんな困難があろうとも映画にしようと決心したのです。

 

【 世に放つ必要性や意義があると信じて制作しています 】

映画「かば」は、1985年の大阪・西成区の中学校を舞台に、それぞれの事情を抱えながらもたくましく生きる人々の日常や交流を、実話に基づき描いた作品です。

 

私たちが描くのは、教育問題や差別への批判ではなく、人(教師)と人(生徒)との関わり方です。子ども、大人にかかわらず、しっかりと向き合えば信頼が生まれ、やがて絆となる。そうしてお互いが成長を遂げることができるのだと映像の力で訴えていきます。

 

映画「かば」に登場する人物たちは真正面からぶつかり合って、お互いの声に耳を傾けます。生きづらい環境にあっても一所懸命生きている子どもたち、また親たちの支えともなり、共に生きていくことで子どもたちの未来に道を開いた教師たち。

そして、そんな教師たちに出会った生徒たちの物語であり、子どもたちと向き合うことで大人たちも成長していく物語でもあるのです。

 

共感すること、対話することで、子どもも大人も共に成長していける。
こうした人間関係は未来を変える力になるのではないでしょうか。

 

私たちはこの映画を世に放つ必要性や意義があると信じて制作しています。

 

【 メディアに注目されています 】

2017年に新聞社〔朝日、毎日、読売など〕、共同通信社から取材を受け、記事化されました。 また、NHK大阪放送局においては「ウィークエンド関西(NHK総合)」にて放送(2017年10月14日 朝7:30〜)されました。 視聴者からの反響も大きく、本編完成までシリーズとして継続的に放送される可能性もあるようです。

 

本編製作前にこれほどのメディア取材が行われるインディペンデント映画は異例と言えるでしょう。


今日まで何度も制作中止の危機を迎えるなど紆余曲折を経ましたが、支援者の輪が広がり、2017年には趣旨に賛同したスタッフ、俳優が集まって、パイロット版を完成させることができました。現在は、本編制作までの準備金ならびに活動資金を1,304の個人、104の組織・団体(2019年1月時点)からのご支援とご協力で賄っています。

 

これまでに1万人以上の方々にパイロット版をご覧いただいており、これだけの人数の方々から是非ともこの映画「かば」の本編を観たい、完成させて欲しいと待ち望む声ををいただいています。

 

【 川本 貴弘(監督・プロデュース)プロフィール】

〈バイオグラフィ〉

1973年9月14日    京都市伏見区生まれ 映像制作を学びフリーのディレクターとして、吉本興業芸人(主に幼なじみであるブラックマヨネーズ 吉田 敬)の劇場用VTRやコントなどを制作する。 ブラックマヨネーズ 吉田 敬と共同制作した自主制作映画「ドラゴンマーケット」で初監督、第3回インディーズ・ムービー・フェスティバルで審査員特別賞を受賞する。 ロックバンド騒音寺のPVを手掛けるなど、関東で商業ディレクターとして活動した後、関西へ活動拠点を戻す。 2005年、劇場公開映画「秋桜残香」で商業監督デビュー。 2012年には長編映画「傘の下」を劇場公開、プロデューサー/監督を務めた。 西成に実在する中学校をモデルにした、現在制作中の「かば」は足掛け5年にわたっている。 2014年から2年間の取材活動ののち、制作中止の危機を迎えるなど紆余曲折を経るも、支援者の輪が広がり、2017年には趣旨に賛同したスタッフ、俳優が集まり、パイロット版が完成する。 前作「傘の下」同様、「人と人が向き合い理解する大切さ」を描くこの作品は、未来を変える力があると信じ、日本全国を周って上映会や講演を行なっている。 2019年10月のクランクインに向けて精力的に活動中。

 

〈フィルモグラフィ〉

97年 映画【ドラゴンマーケット】制作/監督/脚本(自主制作作品)

99年 映画【ぶっちぎりパラダイス】制作/監督/脚本(自主制作作品)

   映画【皆殺しのバラード】制作/監督/脚本(自主制作作品)

   騒音寺PV【裸の街】【下宿ハウスロック】監督(自主制作作品)

01年 騒音寺PV集【ビック・シット・カミン】監督(商業制作作品)

03年 映画【イメージの映画】監督/脚本(商業制作作品)

05年 映画【秋桜残香】監督(商業制作作品)

06年 映画【ハードレイン】制作/監督/脚本(自主制作作品)

08年 騒音寺PV【karasu on my shoulder】監督(商業制作作品)

11年 騒音寺PV【いい暮らし求ム】監督(商業制作作品)

   騒音寺PV【大阪ジョンガラ考】監督(商業制作作品)

12年 映画【傘の下】制作/監督/脚本(自主制作作品)

 

【 ものがたり 】

1985年⋯被差別部落が隣接する西成区北部の中学校。人々の差別と偏見、貧困など多くの問題を抱えた環境の中で、生徒たちは荒んだ学校生活を送っている。蒲先生(36)ら教師たちは手を焼いていた。

ある日、臨時教員として加藤 愛先生(24)が赴任してくるが、初日から生徒に受け入れてもらえず自信を喪失。先輩教師の蒲先生は「今、子どもらは加藤先生を試しとるんや、ただ教師と生徒の関係ではアカンねん」と、得意の野球で生徒と向き合うことを勧める。

案の定、反発する野球部員は勝負に勝てばコーチとして認めると豪語するもあっさり敗北。そのうち加藤先生はチャーコという愛称で呼ばれるように。

登校拒否になった転校生。家庭を顧みない母親、酒浸りで在日朝鮮人の父と暮らす女生徒。出身地を恋人に告白することができない卒業生。服役中の父親に代わって家庭を支える野球部主将。 蒲先生ら教師たちは、それぞれの事情を抱えた生徒たちと正面から向き合い、時には生徒の家庭へ強引に入り込んでまで、彼らの生き方を模索する。

 

【「かば」完成後のヴィジョン 】

地方を巡る長期的な上映活動

映画「かば」は、劇場での上映に加えて〈スローシネマ方式〉で全国各地を巡回する計画を立てています。ゆっくりと時間をかけて全国を巡り、各地のホールや公共施設で上映を行なっていく方法で、映画館がない土地にも映画を届けることができます。
 

上映地によっては、実行委員会などを立ち上げることで、その上映活動が「地域コミュニティの再生」に繋げられると期待しています。

 

収益の一部を慈善活動団体へ

私たちはパイロット版を携え、これまで60回を超える上映会を行ってまいりました。

( 映画「かば」公式サイト http://kaba-cinema.com/schedule/)川本監督個人としても各地の小・中学校、大学などの教育機関からご依頼をいただき、講演活動を行っています。

こうした場所での教育関係者の声や、取材で見えた、一生懸命に取り組んだ先生たちの後ろ姿から、「子供の未来を見つめると、人と人の心がつながる」ことを学びました。

 

そこで、私たちは作品を上映することだけでなく、映画「かば」の訴えたいことが実現することを願って、映画「かば」が得た収益の一部を社会に還元して行きたいと考えております。ご支援いただく皆さまのご賛同が得られれば、子供の明るい未来のために活動する慈善活動団体など(現時点で対象は未定です)へ寄付いたします。

映画「かば」の完成そして上映がその活動を支援することに繋がり、社会貢献を果たす存在になれると期待を募らせています。

 

*映画が完成・上映され、収益が生まれた場合、直ちに寄付先などを検討し、その活動は公式サイトやSNSで報告いたします。

 

 

 

映画「かば」-西成を生きた教師と生徒ら- 公式ウェブサイト

http://kaba-cinema.com

 

 

【映画「かば」制作委員会について】

 

所在地:〒556-0026 大阪市浪速区浪速西2-10-9

責任者:川本 貴弘

URL:http://kaba-cinema.com



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企業情報

企業名 映画「かば」制作委員会
代表者名 川本 貴弘
業種 エンタテインメント・音楽関連

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