10月1日、安心安全なWi-Fi ローミングトライアルに長野県から初参加。トライアル参加事業社のアカウントによって参加都市の公衆無線LANが無償利用可能に!

長野県を本拠とする会社が、セキュア公衆無線LANローミング研究会を通して、トライアルに初参加しました。長野・松本市内等のアクセスポイントから利用できます。

Wi-Fiシステムの開発、通信機器の販売を行う株式会社ライフシード(本社:長野県長野市、代表取締役:篠田光宏)は10月1日(月)、Wireless Broadband Alliance(WBA)による「City Wi-Fi Roamingトライアル」に長野県から初めて参加しました。

 

「セキュア公衆無線LANローミング研究会(NGHSIG)」を通した参加であり、同トライアルに参加する携帯電話会社やISP、公衆無線LAN事業社と契約している利用者は、期間中(11月30日まで)、同トライアルに参加している都市の公衆無線LANを無償で利用することができます。当社管轄においては、長野、松本市内、Hakuba47 Winter Sports Parkのアクセスポイントからの利用が可能です。

 

▼株式会社ライフシード|公式サイト:https://life-seed.co.jp

 

 

■1つのアカウントでローミング利用できる環境の構築を目指す実証実験

 

「City Wi-Fi Roamingトライアル」は、Wireless Broadband Alliance(WBA)が主催している、世界の各都市で提供される公衆無線LANを次世代ホットスポット(NGH)基盤で結び、1つのアカウントで相互利用(ローミング利用)できる環境を構築しようとする世界規模の実証実験です。

 

▼WBA City Wi-Fi Roaming | https://www.worldwifiday.com/city-wi-fi-roaming/

 

面倒な現地でのサインアップ(利用者登録)や、煩雑なログイン操作は不要。スマホやパソコンが新技術のPasspointに対応していれば、SSIDを手動で選ばなくても自動で接続されます。

 

このNGHではIEEE802.1Xを使用したユーザーごとに異なる暗号キーを使用。盗聴などがしにくい、安全な公衆無線LANサービスを提供しています。IEEE802.1Xは不正なLAN接続を規制する機能です。バックエンドに認証サーバーがあり、認証サーバーによる端末の認証が通過した上で接続を許可。

例えば、無線LANでは統一されたパスコードでの接続ではなく、ユーザーごとにID・パスワードで接続します。これによってユーザー単位での管理が可能となります。企業の場合は、退職者等のユーザーを削除することで、そのユーザーだけが会社の無線LANに接続することができなくなります。

 

このトライアル期間中は、当社が提供する無線LANシステムを、NGHSIGが進めてきた次世代公衆無線LAN実験システムに接続することで、世界のローミング基盤にアクセス。外国人観光客等が高いセキュリティーで公衆無線LANを使えるようになります。

 

 

■学術無線LANローミング基盤サービス「eduroam」と連携を図る

 

「City Wi-Fi Roamingトライアル」は2016 年にニューヨーク、サンフランシスコ、サンノゼ、シンガポールを結ぶ第1回が開催され、第2回目となる2017年には世界18都市を結んで開催されました。

 

NGHSIG(幹事:東北大学サイバーサイエンスセンター)は、第2回の2017年からトライアルに参加。世界の通信事業者との共同作業で次世代ホットスポットの導入・普及を促進するための課題整理、技術開発、実証実験等に取り組んでいます。ライフシードは、そのNGHSIGのメンバーです。

 

ライフシードでは、先に発表した学術無線LANローミング基盤サービスの「eduroam(エデュローム)」と連携し、導入者、利用者の価値が高い無線LANサービスを提案してまいります。

 

「eduroam(エデュローム)」は、大学などの高等教育機関や研究機関において、キャンパス・研究所の無線LAN環境の相互提供・利用を実現する、欧州のGÉANTで開発された学術無線LANローミング基盤サービスです。日本国内においては国立情報学研究所(NII)が主体となって展開されています。

 

無線LAN環境は前述の安全なIEEE802.1Xに基づいて提供。加盟している機関の構成員は、自身が所属する機関のアカウントで、他加盟機関でも無線LANを使用することができます。

 

現在、大学・研究機関等で国内232機関、世界約90ヵ国と地域で利用されるキャンパス無線LANのデファクト・スタンダードです。キャンパス外でのeduroam接続は、空港や主要駅、市街地、博物館などになります。国内では関東地域のカフェ、会議場、大型店舗等、約130アクセスポイントが設置済みです。

これまで試験的に、長野中央通りのライフシード前にて、今年の8月から運用を開始しており、10月1日時点で世界各国の大学・研究機関等のアカウントで約1000以上の接続がありました。

 

当社では今後、「eduroam(エデュローム)」によるサービスと連携しながら今回の実証実験に取り組むことで、より安全で利便性の高い公衆無線LANを地域に提供できるようにしていく所存です。

 

 

【株式会社ライフシードについて】

本社:〒380-0833 長野県長野市権堂町2313

代表者:代表取締役 篠田光宏

設立:2009年6月

電話番号:050-5830-3956

URL:https://life-seed.co.jp

事業内容:

・Router Board

・ネットワーク構築

・各種クラウドサービス

・IoT&ロボット

 

 



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企業情報

企業名 株式会社ライフシード
代表者名 篠田 光宏
業種 コンピュータ・通信機器

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