リヴォルヴ学校教育研究所 理事長 小野村 哲 英語の苦手・読み書き困難を軽減! 「英単語カレンダー」を販売開始 http://rise.gr.jp/

不登校やLD等学習につまずきがちな子ども達の支援に取り組むNPO法人リヴォルヴ学校教育研究所(つくば市 代表 小野村哲)が、「2014年英単語カレンダー」を作成した。カレンダーは、苦手を軽減し、得意を伸ばすため工夫を加えたもの。販売収益は、市民活動を活性化し、街や子ども達を元気にする活動に生かす。

■概要
  不登校やLD等学習につまずきがちな子ども達の支援に取り組むNPO法人リヴォルヴ学校教育研究所(つくば市 代表 小野村哲)が、「2014年英単語カレンダー」を作成した。
  カレンダーは、苦手を軽減し、得意を伸ばすため工夫を加えたもの。販売収益は、市民活動を活性化し、街や子ども達を元気にする活動に生かす。

■背景
  ひらがなについては「発達性読み書き障害(ディスレクシア)」の出現率は1~2%程度とされるが、英語に関しては10%以上にも達すると言われる。困難の主原因としては、「音韻的な気づき」の不足、star + t = start / part - p = art などの「音の足し算、引き算(音韻操作)」への不慣れがあげられている。
  本研究所が2012年2月に茨城県内公立中学校の1年生(162名)を対象に行った調査では、9割以上の生徒が park:公園 を正しく読めているにも関わらず、dark:暗い、濃い を正しく読めた生徒は全体の6割程度に留まった。既習語である park に対して dark は教科書には載っていない語であるが、dark は park の p を d に替えただけに過ぎず、カタカナ語としても馴染みのある語である。
  にもかかわらず、これを「ダック」と理解した生徒が24.1%、「カード」と読んだ生徒も8.0%、無解答が10.5%にも達した。調査全体からは、対象校の生徒がよく努力していることが伺えた一方で、応用力に乏しいことが明らかとなり、今後、少なくとも10%以上の生徒が、英語の読み書きに深刻な困難を抱えることも予想された。

■カレンダーの特長
  本カレンダーは、入門編(英検5級~4級レベル)と初級編(英検4級~3級レベル)・中級編(英検3級~2級・大学入試レベル)の3種類から成り、「音韻的な気づき」を促すなど、毎日1語ずつ、わずかな時間を利用して練習することで、語い獲得ストラテジーそのものを伸長すべく以下の工夫が凝らされている。

 ○ tea - eat - meat - team - steam - stream - scream 等の語は、ea が原則的に「イー」に近く発音されることに気づき、音韻操作に慣れさえすれば、ほとんど練習などせずとも読み書きできるようになる。
   主に入門編、初級編では、これらに関する気づきを促し、いつのまにかに音韻操作に慣れるよう単語配列に工夫を凝らしている。

 ○ さらに、scream:金切り声をあげる の scr には、日本語の「カリコリ」に通じる意味合いがあり、scratch:ひっかく や scrub:ごしごしこする などカタカナ語としてもなじみのある語と関連づけることができれば、意味の習得も容易になる。その他、slip や slim の sl と「するっと滑る」「すらりとした」、glare の gl と「ぎらぎら光る、ぎろりとにらむ」など、日本語の擬音語、擬態語と英単語の間にも多分に類似性がある。
   主に初級編では、これらに関する気づきを促すべく単語配列に工夫を凝らしている。

 ※ このような類似は単なる偶然ではなく、音から受ける印象はすべての言語話者に通じるものがあることが海外の研究でも示唆されている。(ラマチャンドラン「日経サイエンス2007年2月号」他)

 ○ 私達は日常生活の中で、相当数のカタカナ語を使いこなしている。その数は、英語として活かせるものだけでも、軽く1,000語を超える。
   さらにカタカナ語として馴染みのある variation:変化すること、違い( vary + ation ) に対して vary:変わる やvariable:変わりやすい / various:さまざまな、tractor:牽引車( tract + or ) に対して attract:引きつける / attractive:魅力的な / attraction:魅力 などの語を関れづけられれば、5000語程度の語いの習得は容易である。
   主に中級編では、これらに関する気づきを促すべく単語配列に工夫を凝らしている。

 ○ 「峠」が「山 + 上 + 下」の組み合わせから成るように、英単語の多くもimportant:大切【 中に( im = in )運ぶ(port)ほどの(ant)】/ import:輸入【 中に( im )運ぶ( port )】/ export:輸出【 外に( ex )運ぶ( port )】/ exit:出口【 外に( ex )行く( it )】のようのパーツの組み合わせから成る。
   主に中級編では、これらに関する気づきを促すべく単語配列に工夫を凝らしている。

 ○ library のような語では、日本人英語学習者の多くは l と r の音を区別しているのではなく、「語頭の文字は英語罫線2段分の文字だった」というように視覚的な記憶によってこれを綴っている。カレンダーに準拠のアプリでは、このような視覚的記憶も活用しながら、音声を確認し、タイピング練習もできるよう工夫を凝らしている。(実用新案登録済み)

 ○ 準拠アプリには、「学びのヒント Tips !」を付記し、glare:ぎらぎら光る、ぎろりとにらむ の gl に対して、gravity:重力 や grand:壮大な など、l の音に比較して r の音からは「重さ、暗さ」がイメージされることに気づきをもたらすなどして単語の習得を容易にしている。

 ○ 上記を通じて、既得知識を生かしながら生活の中で自ら学び取る力(語い獲得ストラテジー)を養うことで、1日1単語×365日で1,000語以上の語彙習得を可能にしている。

■事業の詳細
  ○ カレンダーは、リヴォルヴ学校教育研究所のWebサイト(http://rise.gr.jp/)で販売するほか、いばらき未来基金事務局(水戸市)、友朋堂書店(つくば市)、くまざわ書店つくば店、つくばの良い品(TXつくば駅店)などでも取り扱う。

 ○ 印刷費等を差し引いた収益は、不登校児童生徒や学習につまずきがちな子ども達の支援活動に充てるとともに、街を、そして子ども達を元気にするための活動に生かす。

 ○ 入門編カレンダー600部を茨城県教育委員会に寄贈。1月初旬までに茨城県内の全小学校に配布する。 

 ○ カレンダー販売価格
  ・ 入門編       800円(税込:見開きA3判中綴じ7枚)  
  ・ 初・中級編セット 680円(税込:各編A3判1枚裏表 月ごとにミシン目入り)

  ※ 初・中級編セットには、これも独自の工夫を凝らした「リズムとパターンで覚える不規則動詞プリント」「RISE 英語罫線ノート」も添えられている。

【NPO法人リヴォルヴ学校教育研究所とは】
 不登校児童生徒のための「ライズ学園」の運営を通じて学校教育のあり方を模索するとともに、教育に関するセミナー・ワークショップの開催、実践と研究の成果をまとめた教材の開発、教材の地産地消を目指した教材販売に取り組んでいる。

企業情報

企業名 NPO法人リヴォルヴ学校教育研究所
代表者名 小野村哲
業種 教育

コラム

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