東京工芸大学、『イマドキのキャンパスライフに関する調査』を発表

東京工芸大学(所在地:東京都中野区・神奈川県厚木市/学長:若尾 真一郎)は、2013年10月2日~8日の7日間、全国の4年制大学生を対象に「キャンパスライフに関する調査」をモバイルリサーチで実施、800名の有効サンプルを集計しました。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)

今回の調査と併行して、30~49歳の4年制大学の卒業生200名を対象とした比較調査を行なっています。卒業生を昔の学生として現役学生と対比することで、“イマドキのキャンパスライフ”の傾向を探りました。

■■調査結果■■
== 課外活動とアルバイト ==
◆ イマドキの学生は学外の課外活動に積極的な傾向 動機はシューカツ?
◆ 「ボランティア活動に注力」大学4年生で24.5%、「インターンシップに注力」は19.0%
◆ ボランティア活動を始めた動機 学生の3割が「就職活動に役立ちそう」

始めに、全国の4年制大学生(800名:以下、現役学生)と、30~49歳の4年制大学の卒業生(200名:以下、卒業生)に対し、課外活動についての質問を行いました。
現役学生(800名)が在学中に『注力した』(「とても」+「やや」、以下同様)と回答した課外活動をみると、《クラブ・サークル活動》が最も高く5割(47.7%)、次いで《学科以外の勉強(資格の取得やダブルスクール)》が4割(38.8%)、《大学のイベント(学園祭など)》が3割半(34.6%)、《ボランティア活動》が2割(19.7%)で続きました。また、4年生は《ボランティア活動》(24.5%)や《インターンシップ》(19.0%)に『注力した』と回答した割合が他の学年より高くなりました。
現役の大学4年生(200名)を“今の学生”※、卒業生(200名)を“昔の学生”と見たて、それぞれが課外活動に『注力した』割合を比較すると、今の学生が昔の学生よりも『注力した』割合が高い活動は、《インターンシップ》(4年生19.0%>卒業生8.5%)、《ボランティア活動》(4年生24.5%>卒業生14.5%)、《学科以外の勉強》(4年生41.5%>卒業生36.5%)でした。イマドキの学生は“大学の外で経験を積む”課外活動に積極的なようです。
※在学期間の違いが回答結果に与える影響を極力取り除いて現役学生と卒業生とを比較するため、現役学生からは1~3年生を除外して(在学期間4年目以上の対象者のみで)比較を行いました。

それでは、イマドキの学生が昔の学生よりも大学の外で経験を積む課外活動に積極的になったのには、どのような動機や背景があるのでしょうか。
現役学生のうち、各課外活動の経験者に対し、その活動を始めた際に抱いた気持ちを聞いたところ、《インターンシップ》では「就職活動でプラスになりそう」(42.3%)や「為になりそう・役立ちそう」(38.5%)、「視野が広まりそう」(29.5%)、「挑戦してみたい・体験しておきたい」(24.8%)が上位回答に挙がりました。《ボランティア活動》や《学科以外の勉強》においてもこれら4つの回答が上位になっており、《ボランティア活動》では、奉仕の気持ちが動機になったとする「役に立ちたい・貢献したい」(24.4%)よりも、「就職活動にプラスになりそう」(29.5%)や「視野が広まりそう」(31.4%)といった回答が上位となっています。
また、「就職活動でプラスになりそう」の割合を、現役学生と卒業生とで比較すると、《インターンシップ》(現役学生42.3%>卒業生15.9%)、《ボランティア活動》(現役学生29.5%>卒業生13.1%)、《学科以外の勉強》(現役学生50.6%>卒業生39.3%)と、10ポイント以上現役学生の割合が高くなっていることがわかります。これらの活動にイマドキの学生が積極的になった背景に、就職難や就職競争の激化の影響があったと考えられるのではないでしょうか。


== 大学生活における趣味と余暇 ==
◆ 学生の余暇は「コンパ」「ドライブ」「アウトドア」に代わり「ブラウジング」「動画サイト」「SNS」が台頭
◆ イマドキの学生の使えるお金は「友人との交流」「マンガ」「外食」「貯金」に
◆ イマドキの学生は「CDは買わずにライブに出費」「コンパやデートに行かずに貯金する」

それでは、イマドキの学生はどのような余暇を過ごし、どのような物事にお金を費やしているのでしょうか。
現役学生(800名)に対し、大学生活における自由な時間(余暇)にどのような事をして過ごすことが多いか聞いたところ、最多は「インターネット閲覧」(63.9%)、次いで、「TV・DVDの視聴」(53.0%)、「音楽鑑賞」(47.4%)、「マンガ」(40.0%)、「動画共有サイト閲覧」(36.3%)が続きました。また、卒業生(200名)に同様の質問をしたところ、「TV・DVDの視聴」(44.5%)が最も多く、次いで、「アルバイト」(40.0%)、「音楽鑑賞」(39.0%)、「友人と会話」(35.5%)、「飲み会・コンパ」(30.5%)が続きました。
現役学生と卒業生とを比較すると、主にインターネット関連の項目で現役学生の割合が卒業生より高く、「インターネット閲覧」(+42.4pt:現役学生-卒業生、以下同様)、「動画共有サイト閲覧」(+35.3pt)、「SNSやメールでの交流」(+31.1pt)などで30ポイント以上の差がみられました。反対に、現役学生の割合が低くなった項目は、「飲み会・コンパ」(-14.7pt)、「ドライブ・ツーリング」(-12.4pt)、「アウトドアレジャー」(-10.6pt)などでした。インターネットやSNSに時間を費やす方が増えた一方で、飲み会やドライブ、アウトドアのレジャーに余暇を充てる方が減少しているようです。

次に、大学生活で自由に使えるお金を費やしている物事を聞いたところ、現役学生(800名)で最も多かったのは「友人との交流」で7割(68.1%)となりました。以下、3割台で「マンガ」(35.3%)、「外食」(32.0%)、「貯金」(30.4%)、「ゲーム」(30.1%)が続きました。また、卒業生に同様の質問をしたところ、最も多かったのは、現役学生と同じく「友人との交流」(71.0%)でした。以下、「恋人・異性との交流」(38.5%)、「飲み会・コンパ」(33.0%)、「音楽鑑賞・オーディオ機器」(31.5%)、「旅行」(26.5%)が続きました。
現役学生と卒業生とを比較し、現役学生が卒業生よりも自由に使えるお金を費やしている割合が高かった項目は「マンガ」(+19.8pt)や「ゲーム」(+12.1pt)、「音楽イベント」(+7.8pt)などの娯楽関連や、「貯金」(+12.9pt)、「携帯・スマホ」(+9.0pt)などでした。反対に、現役学生の割合が低くなった項目は、「恋人・異性との交流」(-14.2pt)、「自動車・バイク関連」(-11.4pt)、「音楽鑑賞・オーディオ機器」(-6.2pt)、「飲み会・コンパ」(-6.2pt)となりました。昔と比べ、自由なお金をCDやオーディオ機器などの購入に費やす方が減少する一方で、ライブやフェスなどの音楽イベント関連に費やす方が増加している点や、コンパや異性との交流に費やす方が減少し、貯金をする方が増えている点など、イマドキの学生の特徴がみられました。


《その他のリサーチ結果抜粋》
== 課外活動とアルバイト ==
◆ 学生のバイト選び 最も重視するのは「時間の融通がきく仕事」
◆ “キツくなくて楽しめる”がポイント?昔と比べて“稼ぎ”よりも“仕事内容”を重視する傾向
◆ 学生のバイト経験 1位「コンビニ・量販店」 2位「飲食店」 3位「家庭教師・塾講師」

== 大学生活における趣味と余暇 ==
◆ “隠れ趣味”や“おひとりさま趣味”の学生が増加傾向
 「一人でする趣味がある」半数、「隠している趣味がある」2割半
◆ 広がる趣味のシェア意識
 「インターネット上で趣味発信」27.1%、「自分の趣味は友人と共有したい」19.0%
◆ 趣味への出費はメリハリ化の傾向
 イマドキの学生は「出費を惜しまない趣味」も「お金をかけずに楽しむ趣味」も持つ

== キャンパスライフで得たもの==
◆ キャンパスライフで得たもの 「友人」「広い視野」「コミュニケーション力」
卒業生は大学生活を振り返り「人格形成」や「恋愛」を評価する傾向
◆ 学生のうちにやらずに後悔 「勉強」「旅行」「恋愛」

※リサーチ結果は、下記URLでも公開しております。
http://www.t-kougei.ac.jp/guide/pr/


◆調査概要◆
◆調査タイトル:キャンパスライフに関する調査
◆調査対象:ネットエイジアリサーチのモバイルモニター会員を母集団とする、
      4年制大学生:800名 / 30~49歳の4年制大学卒業生:200名
◆調査期間:2013年10月2日~8日
◆調査方法:インターネット調査(モバイルリサーチ)
◆調査地域:全国
◆サンプル数:800サンプル/ 200サンプル
◆実施機関 :ネットエイジア株式会社

■■東京工芸大学 概要■■
東京工芸大学は、1923年(大正12年)、当時メディアの最先端であった我が国最初の写真の専門学校として設立されました。近年、工学部と芸術学部の2学部からなる特色ある4年制大学として、我が国初のアニメーション学科を創設し、更に2007年4月には東日本初となるマンガ学科を増設するなど、常にメディア芸術・コンテンツ芸術の発展に先導的役割を果たしてきました。
現在は、「工学×芸術=∞(無限の可能性)」という考え方のもとで工学部と芸術学部の様々な連携教育及び活動を進めており、創造性とオリジナリティーあふれる人材を育成しています。

企業情報

企業名 ネットエイジア株式会社
代表者名 三清慎一郎
業種 ネットサービス

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