中国・日系企業向け「中国リスクレポート」 日系PR会社・DSPRが年内無料配信サービスを提供開始

中国で日系企業向けにPR支援を行う日系PR会社・DSPR（東方三盟公共関係顧問有限公司　所在：中国北京・上海）は、「尖閣諸島（中国名：釣魚島）領土問題」に関する中国主要メディア報道論調分析と中国主要メディア記者ヒアリング結果をまとめた「中国リスクレポート」の無料配信サービスの提供を開始。日中両国関係の緊張状態が継続する中、日系PR会社として初めて、中国に進出する日系企業向けにレポートを2012年末まで無料で提供する。

2012年8月下旬に日中両国間で発生した「尖閣諸島（中国名：釣魚島）領土問題」により、中国では大規模な反日デモ、日本製品不買運動、中国メディアによる日系企業関連情報の報道規制などが行われた。日中両国間の関係悪化を受け、中国に進出する多くの日系企業が予定していた中国国内でのPRイベントや展示会出展等を延期・中止するなど、日系企業の中国におけるPR・販促活動に大きな影響が出ており、この影響は日中両国関係の緊張状態の継続により現在まで続いている。

尖閣諸島領土問題の長期化を受けて、DSPRは、2012年11月16日より、希望する日系企業に同レポートを無料で配信するサービスの提供を開始。同レポートは11月16日～12月28日までの毎週金曜日（全7回）に配信され、希望する日系企業は、DSPRのホームページから配信登録を行うことによりレポートを購読することができる。

DSPRは尖閣諸島領土問題発生直後から、自社のクライアント企業に対し定期的に「中国リスクレポート」を発行している。同レポートは、中国主要メディアの報道論調分析に加えて、日系企業の中国PR活動環境に関する中国主要メディア記者へのヒアリング結果を掲載。さらに、日系企業のPR・販促活動の最新動向など、日系企業が中国におけるPR・販促活動の実施を判断する上で参考となる情報を掲載する。

同様のレポートは中国に進出する他の日系PR会社も発行しているが、顧客企業以外に対して無料で提供するのはDSPRが初めて。中国に進出する日系企業以外に、地方自治体の海外進出・観光関連部門や日本国内の観光関連企業などにも需要を見込んでおり、年内で200社へのレポート配信を想定する。

＜「中国リスクレポート」概要＞

発行元　：　DSPR・東方三盟公共関係顧問有限公司
内容　：　
1.日本語によるレポートサマリー
2.中国主要メディア報道論調分析
3.中国主要メディア記者ヒアリング結果
4.日系企業のPR・販促活動の最新動向
発行頻度　：　毎週金曜（11月16日～12月28日まで、全7回）
配信方法　：　Eメールによる配信（PDFデータ添付）
費用／対象　：　無料、DSPRホームページにて購読登録した全ての日系企業
登録URL　：　http://dspr.com.cn/risk_report2012.html

＜DSPR　会社概要＞

会社名　：　DSPR・東方三盟公共関係顧問有限公司
代表者　：　薛 北生（元新華通信社・中国環球公共関係公司）
設立　：　1998年7月
所在地　：　（北京本社）北京市建国門外大街19号　国際大厦1803室
（上海支社）上海市准海路887号　永新大厦1201室
従業員数　：　27名（北京14名／上海13名）
会社紹介　：　中国国営通信社である新華通信社と日本の大手広告会社アサツー ディ・ケイ（ADK）の共同出資により、1998年に設立された日系PR会社。日系PR会社としては最も早く中国に進出し、約15年間にわたり日系大手ブランドを中心に、多くの日系企業の中国におけるPR・広報活動およびリスク対応のサポートを行う。