シニア世代の「利用したい施設」に関する日記調査、結果発表～「じっくり時間をかけて過ごしたい」…シニア世代の施設に対するウォンツを調査～

株式会社ドゥ・ハウス（東京都港区代表：稲垣佳伸）は50歳以上の女性6人を対象に、「利用したい施設」について日記調査（※1）を行い、48件のデータをまとめ、26件のウォンツ（生活者が感じた、製品に対する欲求）を導き出しました。
本リリースでは、26件のウォンツのうち5つをご紹介いたします。

■総括

子供が社会人となり、経済的に独立して時間とお金に余裕が出てきたシニア世代ですが、単に時間とお金を浪費するのではなく、シニアに配慮した施設でじっくり時間をかけ、納得できる買い物をしたり、文化的な娯楽施設で心豊かな時間を過ごしたいと願っているようです。
多くの商業施設では、商品内容の理解に時間がかかるシニアには気後れする場となっており、自分の意に反して店員に言われるままに買って後悔することも多く、シニア向けのアドバイザーやヘルパーの配置、シニア専用の相談ルームの設置を希望していることが調査で分かりました。また、購買に当っては、冠婚葬祭を初めとしたお付き合いの機会も多く、特に贈答品などは品質や包装紙にこだわり、店舗も選んで足を運んでいる様子も明らかとなりました。 夫婦２人暮らしとなった日常の食品選びでは、手作りだけでなく少し手抜きしながらも美味しさが確保できる冷凍食品などを使って、家事にメリハリをつけたいというウォンツもあるようです。

＜ウォンツ＞

●映画や発表会の鑑賞に出かける時は、終わった後のお楽しみに、
　展示物を見たり買物ができる商業施設で一日丸ごと贅沢感に浸りたい。

●ネットだけでは使い勝手や味などが分からないので、試運転や試食のできる
　お店に行って実物に触れ、納得して購入したい。

●子供が巣立ち家族構成が変化したので、１人前用の和牛や冷凍食品、
　少量の調味料などの品揃えが豊富な店で、自分や夫の食材を求めたい。

●化粧品や洋服などをじっくり選びたい時は、人目や店員の視線を気にせずに、
　あれこれ見比べ出来る広いフロアのあるデパートで購入したい。

●差し上げる品は、心遣いが相手に伝わる包装や袋の用意があるお店を選んで買いたい。
　特に儀礼の際には、格式ある包装をして貰えるお店がいい。

（※１）日記調査とは
日記調査とは、テーマに沿った、日々の行動を「日記」のように定性データを書き起こすものです。何気ない行動を客観的に見つめ、その行動を行った理由までをデータ化します。
シニア日記では、週に2データずつ、月合計8データを一人のＤＯさん（※2）が書きだし、全48データでテーマに沿ったまとめ（類型化）を行っています。

（※２）
ＤＯさんとは
ＤＯさんとは、半年に渡る研修を受け、多くの視点を持った観察力で、生き生きとした体感データを書くことができる、既婚女性の方々です。
本活動に参加しているＤＯさんは、登録年数が平均で20年以上かつ50代以上の女性となります。


＜調査概要＞
「利用したい施設」に関する日記調査
●調査期間： 2012年3月1日～2012年3月31日
●調査手法：ドゥ・ハウスに登録している、50歳以上のＤＯさん6名を対象に、1ヶ月間の日記調査を実施。
提出された48件のデータを類型化し、ウォンツ抽出を行いました。

■別添資料（調査概要、図表）（PDF形式）： http://www.dohouse.co.jp/news/files/2012/07/DH2012_0712.pdf


□株式会社ドゥ・ハウス 　
株式会社ドゥ・ハウスは、「Human Networking Industryの創造に貢献する」という事業理念のもと、リサーチ事業とプロモーション事業の二軸で、デジタル＆ネットワークをフル活用した新時代のマーケティングを展開しています。

設立：1980年7月7日
資本金：676百万円（資本準備金含む）
従業員数：146名（2012年4月）
お取引企業数：約500社／年間プロジェクト数　約2,500件
年間売上：1,795百万円（2011年9月期）

以上