連合、『人と人とのつながり(絆)に関する調査』を発表
連合(日本労働組合総連合会)では、人と人とのつながり(絆)に関する調査を実施しました。 本調査は、モバイルリサーチにより、2012年4月1日~4月4日の4日間において実施し、1,000名(調査対象者:20歳以上のアルバイト・パートを含む有職者)の有効サンプルを集計しました。
連合(日本労働組合総連合会)( http://www.jtuc-rengo.or.jp )(所在地:東京都千代田区、会長:古賀 伸明)では、人と人とのつながり(絆)に関する調査を実施しました。
本調査は、モバイルリサーチ(携帯電話によるインターネットリサーチ)により、2012年4月1日~4月4日の4日間において実施し、1,000名(調査対象者:20歳以上のアルバイト・パートを含む有職者)の有効サンプルを集計しました。
◆“子ども”とのつながりを「大切だと思う」割合 9割超、“配偶者”は9割弱、“両親”は8割強
◆“近所の人”とのつながりを「大切だと思う」割合 約4人に1人
◆“SNS上でのつながり”を「大切だと思う」は約1割
◆“職場の人”とのつながりを「大切だと思う」 「上司」約3割、「同僚」4割強
20歳以上のアルバイト・パートを含む有職者1,000名(男性500名、女性500名)に、身近な存在である家族や親戚とのつながり、友人や仲間とのつながり、SNS上でのつながりや近所の人とのつながり、職場の上司・同僚とのつながりについて、どの程度大切だと思うかを聞きました。
《家族や親戚とのつながり》について「大切だと思う」と回答した割合をみると、【配偶者】とのつながりは87.9%、【子ども】とのつながりは92.3%、【両親】とのつながりは82.8%、【兄弟姉妹】とのつながりは69.2%、【親戚】とのつながりでは32.3%となりました。身近な人とのつながりを大切だと思う人の割合は高く、特に【子ども】や【配偶者】とのつながりについて「大切だと思う」割合は9割前後と、家族や親戚の中でも特に高い割合を示しました。
また、《友人や仲間とのつながり・SNS上でのつながり・近所の人とのつながり》について「大切だと思う」と回答した割合をみると、【友人】とのつながりは71.9%、【(スポーツや趣味などの)サークルやグループの仲間】とのつながりは27.0%となりました。
【近所の人】とのつながりについて「大切だと思う」と回答した割合は23.9%となり、友人や、サークルやグループの仲間とのつながりを「大切だと思う」とした割合よりも低い結果となりました。また、近年、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービスの略。インターネット上の社会的ネットワークサービス。)が注目を集めていますが、【SNS上でのつながり】について「大切だと思う」と回答した割合は9.9%となりました。
次に、《職場の上司、同僚とのつながり》について「大切だと思う」と回答した割合をみると、【職場の上司】とのつながりは29.7%、【職場の同僚】とのつながりは43.3%となりました。職場の上司や同僚とのつながりを「大切だと思う」とした割合は、家族や友人とのつながりを「大切だと思う」とした割合と比べると低いですが、「大切だと思う」に「どちらかといえば大切だと思う」を加えると、【職場の上司】とのつながりを『大切だと思う』と回答した割合は83.7%、【職場の同僚】は90.1%と、職場における人間関係は親戚とのつながりを『大切だと思う』とした割合(87.7%)と同程度に大切であるとの結果となりました。
年代別にみると、【職場の上司】とのつながりを「大切だと思う」とした割合は、20代では36.8%となり、30代(28.4%)、40代(27.2%)、50代(26.4%)に比べ10ポイント前後高くなりました。また、【職場の同僚】とのつながりを「大切だと思う」割合では、20代48.4%、30代38.8%、40代38.4%、50代47.6%と20代と50代では半数近くとなり、20代では職場の上司や同僚とのつながりを、50代では職場の同僚とのつながりを他の年代よりも大切だと思っていることがわかりました。
◆子どもとコミュニケーションを「頻繁にとっている」男性4割
◆近所の人とコミュニケーションを『とっている』20代では1割半ば、50代で4割半ば
◆職場で上司とコミュニケーションを『とっている』約3人に2人
それでは、回答者の方は、実際にどれくらいコミュニケーションをとっているのでしょうか。
家族とのコミュニケーションについて、コミュニケーションを『とっている』(「頻繁にとっている」と「ある程度とっている」の合計)と回答した割合(各項目において「該当する人はいない」との回答者を除いた数を基数とした割合)をみていくと、配偶者がいる476名では【配偶者】とは87.4%、子どもがいる447名では【子ども】とは89.1%と9割近くとなりましたが、両親がいる933名では【両親】とは71.2%と配偶者や子どもより10ポイント以上低く、兄弟姉妹がいる885名では【兄弟姉妹】とは52.5%にとどまりました。
男女別にみると、【子ども】とコミュニケーションを『とっている』とした割合は男性83.6%、女性94.6%と女性が10ポイント以上高くなり、「頻繁にとっている」との割合は、男性40.0%、女性65.3%と男女間の差はさらに大きく女性が25ポイント以上高くなりました。両親や兄弟姉妹についてもみていくと、コミュニケーションを『とっている』とした割合は、【両親】とは男性63.3%、女性79.3%と女性が16.0ポイント高く、さらに【兄弟姉妹】とは男性39.9%、女性64.9%と女性が25.0ポイント高くなり、女性のほうが男性よりも家族とコミュニケーションをとっている割合が高い結果となりました。
次に、《友人や仲間・SNSに参加する人・近所の人とのコミュニケーション》について、コミュニケーションを『とっている』(「頻繁にとっている」と「ある程度とっている」の合計)と回答した割合(「該当する人はいない」との回答者も基数に含めた割合)をみていくと、全体では、【友人】とは70.6%となり、【(スポーツや趣味などの)サークルやグループの仲間】とは33.0%となりました。さらに【近所の人】とは30.4%、【SNSに参加する人】とは24.8%となりました。
近所の人やSNSに参加する人とコミュニケーションを『とっている』とした割合では年代による違いが見られ、【近所の人】とのコミュニケーションでは、20代は14.8%と1割半ばにとどまり、30代25.6%、40代36.8%、50代44.4%と年代が上がるにつれてコミュニケーションを『とっている』とした割合は高くなりましたが、逆に【SNSに参加する人】とのコミュニケーションでは、20代34.4%、30代28.8%、40代19.2%、50代16.8%と、年代が上がるにつれてコミュニケーションを『とっている』とした割合は低く、特に20代では近所の人とコミュニケーションを『とっている』とした割合よりもSNSに参加する人とコミュニケーションを『とっている』とした割合のほうが高くなりました。
さらに、《職場の上司、同僚とのコミュニケーション》については、コミュニケーションを『とっている』と回答した割合(各項目において「該当する人はいない」との回答者を除いた数を基数とした割合)をみていくと、職場に上司がいる941名では【職場の上司】とコミュニケーションを『とっている』とした割合は64.5%となりました。また、職場に同僚がいる938名では【職場の同僚】とコミュニケーションを『とっている』とした割合は78.6%と、調査項目の中で比較的高い割合となりました。しかし、職場の上司や同僚とのつながりを「大切だと思う」割合が他の年代よりも高い傾向がみられた20代が職場の上司とコミュニケーションを『とっている』とした割合は60.7%と、40代(66.0%)、50代(71.8%)に比べて低くなりました。
◆家族とのコミュニケーションをとっていない理由
“時間が合わない”、“仕事が忙しい”が上位2項目に
それではコミュニケーションを『とっていない』(「あまりとっていない」または「全くとっていない」)と回答した方は、どうしてコミュニケーションを『とっていない』のでしょうか。
《家族とのコミュニケーション》を『とっていない』理由をみると、“時間が合わない”、“仕事が忙しい”が上位2項目となり忙しさが理由として多く挙げられました。
それぞれの理由をみていくと、【配偶者】とコミュニケーションを『とっていない』と回答した60名の挙げた理由は、「お互いの行動・活動の時間が合わない」40.0%、「仕事が忙しく、時間がとれない」30.0%となり、また【子ども】とコミュニケーションを『とっていない』と回答した49名の挙げた理由は、「お互いの行動・活動の時間が合わない」57.1%、「仕事が忙しく、時間がとれない」42.9%となりました。
■■報道関係の皆様へ■■
本ニュースレターの内容の転載にあたりましては、「連合調べ」と付記のうえご使用くださいますよう、お願い申し上げます。
■■連合(日本労働組合総連合会) 概要■■
組織名:連合(日本労働組合総連合会)
代表者名:会長 古賀 伸明
発足:1989年11月
所在地:東京都千代田区神田駿河台3-2-11総評会館内 3F-8F
業務内容:すべての働く人たちのために希望と安心の社会をつくる
本調査は、モバイルリサーチ(携帯電話によるインターネットリサーチ)により、2012年4月1日~4月4日の4日間において実施し、1,000名(調査対象者:20歳以上のアルバイト・パートを含む有職者)の有効サンプルを集計しました。
◆“子ども”とのつながりを「大切だと思う」割合 9割超、“配偶者”は9割弱、“両親”は8割強
◆“近所の人”とのつながりを「大切だと思う」割合 約4人に1人
◆“SNS上でのつながり”を「大切だと思う」は約1割
◆“職場の人”とのつながりを「大切だと思う」 「上司」約3割、「同僚」4割強
20歳以上のアルバイト・パートを含む有職者1,000名(男性500名、女性500名)に、身近な存在である家族や親戚とのつながり、友人や仲間とのつながり、SNS上でのつながりや近所の人とのつながり、職場の上司・同僚とのつながりについて、どの程度大切だと思うかを聞きました。
《家族や親戚とのつながり》について「大切だと思う」と回答した割合をみると、【配偶者】とのつながりは87.9%、【子ども】とのつながりは92.3%、【両親】とのつながりは82.8%、【兄弟姉妹】とのつながりは69.2%、【親戚】とのつながりでは32.3%となりました。身近な人とのつながりを大切だと思う人の割合は高く、特に【子ども】や【配偶者】とのつながりについて「大切だと思う」割合は9割前後と、家族や親戚の中でも特に高い割合を示しました。
また、《友人や仲間とのつながり・SNS上でのつながり・近所の人とのつながり》について「大切だと思う」と回答した割合をみると、【友人】とのつながりは71.9%、【(スポーツや趣味などの)サークルやグループの仲間】とのつながりは27.0%となりました。
【近所の人】とのつながりについて「大切だと思う」と回答した割合は23.9%となり、友人や、サークルやグループの仲間とのつながりを「大切だと思う」とした割合よりも低い結果となりました。また、近年、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービスの略。インターネット上の社会的ネットワークサービス。)が注目を集めていますが、【SNS上でのつながり】について「大切だと思う」と回答した割合は9.9%となりました。
次に、《職場の上司、同僚とのつながり》について「大切だと思う」と回答した割合をみると、【職場の上司】とのつながりは29.7%、【職場の同僚】とのつながりは43.3%となりました。職場の上司や同僚とのつながりを「大切だと思う」とした割合は、家族や友人とのつながりを「大切だと思う」とした割合と比べると低いですが、「大切だと思う」に「どちらかといえば大切だと思う」を加えると、【職場の上司】とのつながりを『大切だと思う』と回答した割合は83.7%、【職場の同僚】は90.1%と、職場における人間関係は親戚とのつながりを『大切だと思う』とした割合(87.7%)と同程度に大切であるとの結果となりました。
年代別にみると、【職場の上司】とのつながりを「大切だと思う」とした割合は、20代では36.8%となり、30代(28.4%)、40代(27.2%)、50代(26.4%)に比べ10ポイント前後高くなりました。また、【職場の同僚】とのつながりを「大切だと思う」割合では、20代48.4%、30代38.8%、40代38.4%、50代47.6%と20代と50代では半数近くとなり、20代では職場の上司や同僚とのつながりを、50代では職場の同僚とのつながりを他の年代よりも大切だと思っていることがわかりました。
◆子どもとコミュニケーションを「頻繁にとっている」男性4割
◆近所の人とコミュニケーションを『とっている』20代では1割半ば、50代で4割半ば
◆職場で上司とコミュニケーションを『とっている』約3人に2人
それでは、回答者の方は、実際にどれくらいコミュニケーションをとっているのでしょうか。
家族とのコミュニケーションについて、コミュニケーションを『とっている』(「頻繁にとっている」と「ある程度とっている」の合計)と回答した割合(各項目において「該当する人はいない」との回答者を除いた数を基数とした割合)をみていくと、配偶者がいる476名では【配偶者】とは87.4%、子どもがいる447名では【子ども】とは89.1%と9割近くとなりましたが、両親がいる933名では【両親】とは71.2%と配偶者や子どもより10ポイント以上低く、兄弟姉妹がいる885名では【兄弟姉妹】とは52.5%にとどまりました。
男女別にみると、【子ども】とコミュニケーションを『とっている』とした割合は男性83.6%、女性94.6%と女性が10ポイント以上高くなり、「頻繁にとっている」との割合は、男性40.0%、女性65.3%と男女間の差はさらに大きく女性が25ポイント以上高くなりました。両親や兄弟姉妹についてもみていくと、コミュニケーションを『とっている』とした割合は、【両親】とは男性63.3%、女性79.3%と女性が16.0ポイント高く、さらに【兄弟姉妹】とは男性39.9%、女性64.9%と女性が25.0ポイント高くなり、女性のほうが男性よりも家族とコミュニケーションをとっている割合が高い結果となりました。
次に、《友人や仲間・SNSに参加する人・近所の人とのコミュニケーション》について、コミュニケーションを『とっている』(「頻繁にとっている」と「ある程度とっている」の合計)と回答した割合(「該当する人はいない」との回答者も基数に含めた割合)をみていくと、全体では、【友人】とは70.6%となり、【(スポーツや趣味などの)サークルやグループの仲間】とは33.0%となりました。さらに【近所の人】とは30.4%、【SNSに参加する人】とは24.8%となりました。
近所の人やSNSに参加する人とコミュニケーションを『とっている』とした割合では年代による違いが見られ、【近所の人】とのコミュニケーションでは、20代は14.8%と1割半ばにとどまり、30代25.6%、40代36.8%、50代44.4%と年代が上がるにつれてコミュニケーションを『とっている』とした割合は高くなりましたが、逆に【SNSに参加する人】とのコミュニケーションでは、20代34.4%、30代28.8%、40代19.2%、50代16.8%と、年代が上がるにつれてコミュニケーションを『とっている』とした割合は低く、特に20代では近所の人とコミュニケーションを『とっている』とした割合よりもSNSに参加する人とコミュニケーションを『とっている』とした割合のほうが高くなりました。
さらに、《職場の上司、同僚とのコミュニケーション》については、コミュニケーションを『とっている』と回答した割合(各項目において「該当する人はいない」との回答者を除いた数を基数とした割合)をみていくと、職場に上司がいる941名では【職場の上司】とコミュニケーションを『とっている』とした割合は64.5%となりました。また、職場に同僚がいる938名では【職場の同僚】とコミュニケーションを『とっている』とした割合は78.6%と、調査項目の中で比較的高い割合となりました。しかし、職場の上司や同僚とのつながりを「大切だと思う」割合が他の年代よりも高い傾向がみられた20代が職場の上司とコミュニケーションを『とっている』とした割合は60.7%と、40代(66.0%)、50代(71.8%)に比べて低くなりました。
◆家族とのコミュニケーションをとっていない理由
“時間が合わない”、“仕事が忙しい”が上位2項目に
それではコミュニケーションを『とっていない』(「あまりとっていない」または「全くとっていない」)と回答した方は、どうしてコミュニケーションを『とっていない』のでしょうか。
《家族とのコミュニケーション》を『とっていない』理由をみると、“時間が合わない”、“仕事が忙しい”が上位2項目となり忙しさが理由として多く挙げられました。
それぞれの理由をみていくと、【配偶者】とコミュニケーションを『とっていない』と回答した60名の挙げた理由は、「お互いの行動・活動の時間が合わない」40.0%、「仕事が忙しく、時間がとれない」30.0%となり、また【子ども】とコミュニケーションを『とっていない』と回答した49名の挙げた理由は、「お互いの行動・活動の時間が合わない」57.1%、「仕事が忙しく、時間がとれない」42.9%となりました。
■■報道関係の皆様へ■■
本ニュースレターの内容の転載にあたりましては、「連合調べ」と付記のうえご使用くださいますよう、お願い申し上げます。
■■連合(日本労働組合総連合会) 概要■■
組織名:連合(日本労働組合総連合会)
代表者名:会長 古賀 伸明
発足:1989年11月
所在地:東京都千代田区神田駿河台3-2-11総評会館内 3F-8F
業務内容:すべての働く人たちのために希望と安心の社会をつくる
企業情報
| 企業名 | ネットエイジア株式会社 |
|---|---|
| 代表者名 | 三清慎一郎 |
| 業種 | ネットサービス |
コラム
ネットエイジア株式会社の
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