日本初!赤ちゃんの月齢に合わせた携帯メールマガジン、「産後きずなメール」の配信が始まります。

産後うつ、乳幼児虐待を防ぐための「継続した、でも過度でない」新しい寄り添いの形

 携帯メルマガ「きずなメール」で“孤育て”(孤独な子育て)予防活動に取り組むNPO法人きずなメール・プロジェクト(東京・杉並区)は2012年6月6日、産後の母親とその家族に向けて「産後きずなメール」の配信を開始します。

「きずなメール」とは、産前の母親・そのパートナーに「お腹の赤ちゃんの成長」やマタニティアドバイスを毎日継続してメールで送ることで、妊娠中から親子や夫婦のきずなを深めようというもの。さらに地域の産院・自治体等と連携して、地域の妊産婦支援情報・メッセージを加えることで、孤立しがちな妊産婦と地域のきずなづくりをサポートし、孤育ての予防・解消を目指すものです。

今回の「産後版」は、産後の母親・パートナーが対象。赤ちゃんの誕生日を登録すると月齢に合わせて、その時期ごとに必要な情報が、誕生日から3日おきに1歳の誕生日まで届きます。配信原稿は、産後の母親の10人に1人がかかる可能性がある産後うつや、0歳児に最も多い虐待死を予防する観点から、「母親のメンタルヘルス」を重視したアドバイス・メッセージを中心に、赤ちゃんの健康や子育てアドバイスで構成。杉並区で産後のお母さん向け講座を開講している小児科医・佐山圭子医師、同区の大坪三保子助産師による監修、協力を得て作成されています。

 孤立しやすい、またすでに孤立している妊産婦さんに手を差しのべられるのは、地域の医療・保健関係者、子育てママなどの「直接支援」ですが、孤育てになったり、産後うつや乳幼児虐待に至りやすい妊産婦さんはそもそもが受け身だったり控えめだったりと、「直接支援」を求めることをためらう面があります。また「私は虐待しているかもしれない」と思う母親は、罪の意識で誰かに助けを求めにくいというジレンマがあります。一方で、こんな母親を助けたいと思う人は少なくないですが、アクセスが難しい。こんな時、「携帯メルマガ」という「継続した、でも過度でない寄り添いの形」が活きてきます。「メルマガ」という「ちょっとした読み物」であることが、孤育てに悩む母親への継続的なアクセスのカギとなります。

 0歳児に虐待死が最も多いことが明らとなり「妊娠期から始める子育て支援」の重要性が注目される中、産前・産後のきずなメールは、妊産婦さんに産前から産後1年間まで継続的にアクセスできる数少ないツールとなります。きずなメール・プロジェクトはこれを、地域の直接支援に結びつけるための「中間支援」のツール、セーフティネットとして展開します。
 
良質な配信原稿(コンテンツ)とメール配信システムというIT技術の組み合わせによる、新たな寄り添いの形。妊娠期から“孤育て”を予防することで、誰もが新たな生命を祝福する社会の実現を目指します。

※産後きずなメールの公開版は http://www.kizunamail.com/sango_mail をご覧ください。

企業情報

企業名 特定非営利活動法人きずなメール・プロジェクト
代表者名 大島由起雄
業種 医療・健康

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