緊急物資配布支援のため、東京を出発

3月11日「東北地方太平洋沖地震」による巨大地震と津波により、甚大な被害を被った被災者を支援するため、チーム6名が、緊急支援物資を搭載したトラックを含む3台の車両で、本日15時に東京を出発しました。

緊急物資配布支援のため、東京を出発
(2011年3月17 日、公益財団法人 ケア・インターナショナル ジャパン 理事長 数原孝憲)
3月11日に東北地方を中心に襲った「東北地方太平洋沖地震」による巨大地震と津波により、甚大な被害を被った被災者を支援するため、ケア・インターナショナル ジャパンの事業部緊急・復興支援課長 貝原塚二葉をはじめとするチーム6名が、緊急支援物資を搭載したトラックを含む3台の車両で、本日15時に東京を出発しました。

この後、岩手県釜石市の避難所を目指します。到着後は、約900人が避難しているとされる釜石第一中学校を中心に支援物資(食料品、水、マスク、紙オムツ、ウエットティッシュ、トイレットペーパー、生理用ナプキンなど)の配布を行います。支援物資には、食糧や水などの必要物資のみならず、年齢や性別などにも配慮した多種多様な物資が含まれています。

3月16日の時点での同県の情報によると、津波被害が最も深刻であった地域の一つ、岩手県釜石市では、避難者数はおよそ7,500人と報告されています。ただ行方不明者や負傷者に関してはいまだ確認が困難な状況で、その被害状況の全貌がつかめていません。またライフラインも電気、水道とも一部でしか使用ができず、電話に関しては不通状態です。栄養状況を左右する生鮮食品などの食料品不足も問題となっています。また、時折くすぶる火の気から火災が発生しており、自衛隊が消火活動に対応しています。

報道によると、支援物資の配布状況は、地域や避難所によってばらつきがあり、支援物資が全く届いていない陸の孤島となった地域も少なくありません。このような現状を少しでも把握し、「必要な支援」を本当にその支援を必要している人の元へ届けるために、今回、物資の配布とともに、最新の被災状況と被災者ニーズを収集するための調査も行います。そこで収集した情報やデータを元に、早急に緊急支援活動計画ならびに復興支援を視野に入れた中長期戦略などを検討する予定です。

地震と津波による過度なストレスや喪失感に加えて、雪が降り積もる被災地では、この厳しい寒さの中、暖を取る術もなく、頼れるものも無い状況で、ただ支援を待ち続けています。支援を届けることはこのような精神的ストレスの軽減にもつながりますので、その対応は一刻を争います。

65年に及ぶ緊急支援の実績に加えて、当財団としても2004年12月のスマトラ沖地震の際の緊急支援活動をはじめとするこれまでの災害緊急支援の経験と知見を最大限に活かして、着実に復興へとつながる道を模索していきたいと考えています。

【主な物資提供者】ケア・フレンズ岡山、ケア・フレンズ東京、三通国際商事株式会社、大王製紙株式会社、森永製菓株式会社 
【レンタカー提供】日産自動車株式会社

(上記リリースに関するお問い合わせ先)
公益財団法人ケア・インターナショナル ジャパン
マーケティング部 広報担当 玉水
〒171- 0032 東京都豊島区雑司ケ谷2-3-2
Tel: 03-5950-1335 Fax: 03-5950-1375 E-mail : info@careintjp.org

企業情報

企業名 公益財団法人ケア・インターナショナル ジャパン
代表者名 数原孝憲
業種 その他サービス

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