?アサヒ商会がM&A

群馬県を代表する事務機ディーラーの?アサヒ商会が
東京千代田区神田神保町の株式会社ほたかを子会社化した。
社長の大沢氏が持つほたか株式を全株取得したもの。
大沢氏は社長のまま、従業員・得意先・仕入先も変わらない。
大沢社長は財務的な仕事の時間も営業活動に振り向け
更なる飛躍を目指す。

今回の買収は株式交換も行った。
これは1999年に新設された制度で?アサヒ商会が
新株を発行し買収先の株と交換する。
資金調達なしに機動的に行使できる制度。
取得した?アサヒ商会の株はグリーンシートで売却可能。

アサヒ商会の広瀬社長と大沢社長は
文具三田会で知合い10数年の親交が有った。
大沢氏の子息は学者肌で長男は慶応大学工学部の
博士課程後期で学んでいて、そのまま大学に残る。
長女・次男もそれぞれアカデミックな方面に進む予定。

広瀬氏は4人の息子がいて4男は慶応大学在学中だが
他の3人はそれぞれ別の会社に勤務中。しかし
?アサヒ商会の上場計画を推進する方向に助力しようと
3男が勤務先で優秀な実績をあげたのを期に
転進する事になった。
まずは大沢氏の後継として文具屋を修行する。

2社は連結決算となり?アサヒ商会の売上げは25%上昇。
仕入れ統合などのシナジーで利益も相当伸びる。
?アサヒ商会の東京方面の得意先を?ほたかに
移管。?ほたかの得意先で東京本社の群馬の出先
の営業を?アサヒ商会に移管。
共通する仕入先は統合した仕入れでボリュームディスカウント
が期待できる。
経理事務等は?アサヒ商会側に移管し効率を図る予定。

文具業界の販売店同士のこうした連携は初めて。
破綻した同業者の営業権を買収する事例はいくつか
過去に有ったが、このような戦略的な連携は初の事例。
後継者問題と低収益に悩む文具販売店は多く
今回のケースは大きな波紋を呼ぶものと思われる。

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よろしくお願いいたします。
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広瀬洋一 ?アサヒ商会社長 370-0006群馬県高崎市問屋町2-8-2
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