3日間のべ900名の音楽家たちが集結。圧倒的な迫力、歓喜と熱狂のコーラス

　クラシックコンサートの、こんな楽しみ方もあっていい。いや、年末だからこそ、一年の聴き納め、総決算をこのコンサートにしよう。
　毎年、クリスマスの恒例行事となった＜クリスマス・スペシャル・クラシックス＞が、今年も東京で開催される。クリスマス直前、そしてクリスマスイブを含めたわずか3日間の特別イベントだ。

　まずはその陣容が[スペシャル]だ。ステージに居並ぶのは、ロシアの芸術都市サンクトペテルブルクを代表する名門、レニングラード国立歌劇場管弦楽団を
中心とした大オーケストラ、それをとりかこむように壇上から溢れんばかりの大混声合唱団、さらに国際的に活躍を続けるソプラノ、メゾソプラノ、テノール、
バスの名歌手4人。目にしただけで、圧倒的な量感で迫ってくる。
　
　となれば、この季節、まずはベートーヴェンの＜交響曲第9番＞の第4楽章＜歓喜の歌＞を何としても聴きたい。そう、第4楽章だけの演奏。なぜなら、名曲の[聴きどころ]だけをギュッと押し込んだスペシャルコンサートだからで、ほかにも、あの名曲、このメロディーをできるだけ数多く聴きたいからだ。

　せっかくの大合唱団がいるのだから、オペラの合唱曲の名旋律も聴いてみたい。
そして、ヘンデルの＜メサイア＞の＜ハレルヤコーラス＞も、シューベルトのアヴェ マリアも、この時期には感動的でグッと胸に沁みる。
もちろん、大オーケストラならではの迫力満点、管弦楽曲もふんだんに入っている。

　そして、今年の＜クリスマス・スペシャル・クラシックス＞には、さらにビッグな企画も登場する。カナダ出身の美人ヴァイオリニスト、カトリーヌ マヌーキアンが特別参加するのだ。演奏曲は情熱的な名曲、ツィゴイネルワイゼン。大オーケストラを向こうに回し、彼女の熱く華麗な演奏を想像するだけで今から胸がときめいてしまう。

　会場を揺るがすほどの圧倒的な音量で、次から次へと繰り出される名曲の数々。これは、年期の入ったクラシック音楽ファンにも、これからいい曲をどんどん聴いてみたいという人にも、等しく楽しめる一大イベントだ。

【レニングラード国立歌劇場管弦楽団】
THE LENINGRAD STATE ORCHESTRA
ロシアの文化、芸術の中心地、サンクト ペテルブルグ＝旧レニングラード。
この地で愛され続けてきたレニングラード国立歌劇場管弦楽団は、176年の歴史を有し、偉大な歴代指揮者のもとで活動を行ってきた。同劇場はプロコフィエフの＜戦争と平和＞、ショスタコーヴィチの＜鼻＞＜ムツェンスク郡のマクベス夫人＞などを初演した劇場としても知られ、偉大なバス歌手シャリアピンも、この劇場で初演作品を多く残した。元来、ロシア人作曲家の演奏を得意とするが、近年はさまざまなレパートリーで、一層の好評を博している。

■出演
演奏：レニングラード国立歌劇場管弦楽団
　　　東京ニューシティ管弦楽団
　　　シエナ ウインド オーケストラのメンバー
指揮：アナトーリー リバルコ
合唱指揮：松下 耕
合唱：The Metropolitan Chorus of Tokyo
ソリスト：
リトケ(ソプラノ)、ミロノワ(ソプラノ)、ピンチューク(メゾ ソプラノ)、
カルポフ(テノール)、マトヴェーエフ(バス)、
マヌーキアン(ヴァイオリン ソロ)


■予定曲目
チャイコフスキー　大序曲＜1812年＞
ヴェルディ　　　　歌劇＜アイーダ＞より 凱旋行進曲
サラサーテ　　　　ツィゴイネルワイゼン
ヘンデル　　　　　オラトリオ＜メサイア＞より ハレルヤ・コーラス
シューベルト　　　アヴェ マリア
ベートーヴェン　　＜交響曲第9番＞より第4楽章 歓喜の歌


■日程
2009年12月22日 火　　19時開演Bunkamuraオーチャードホール
2009年12月23日 水祝　16時開演東京国際フォーラム ホールA
2009年12月24日 木　　19時開演Bunkamuraオーチャードホール

■チケット料金 税込
S席10,000円、A席8,000、B席6,000円

http://www.koransha.com/orch_chamber/Xmas_specla2009/index.html



【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社 光藍社（コウランシャ）
担当：鈴木由紀子
TEL：03-3943-7431　FAX：03-3943-7863
MAIL：y.suzuki@koransha.com

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